1. タパスのメニューとは
タパスとは、スペインのバルと呼ばれる、バーなどで味わえる小皿料理のことをいう。ワインにもよく合い、スペインで酒を飲む際の定番にもなっている。最近はバルと呼ばれる店も増え、日本でもタパスをメニューとして扱う店も増えている。タパスは主に3種類に分かれており、乾きものと呼ばれるオリーブやチーズハム、サラダやマリネなどの冷菜、揚げ物や焼き物などの温菜に分かれている。この3種類を組み合わせて注文することで、バランスよくタパスを楽しめるだろう。
2. 野菜を使ったタパスメニュー
ガーリックオイルポテト
酒のつまみとして定番なのがポテトを使ったメニューだ。タパスの中にもポテトを使ったメニューはいくつかある。ここではガーリックオイルポテトの作り方を紹介しよう。じゃがいもを洗い、一口大にカットし、レンジで2~3分ほど加熱しておく。耐熱皿にオリーブオイルを1cmほど入れ、潰したにんにく、塩こしょう、加熱したじゃがいもを入れトースターで15分ほど温め、じゃがいもに焦げ目が付いたら完成だ。好みでアンチョビをプラスするとさらにおしゃれなタパスに変身する。じゃがいもの表面のカリカリと中のホクホクがクセになる定番のタパスメニューだ。
かぼちゃのマリネ
かぼちゃを使った簡単なタパスメニューが、かぼちゃのマリネだ。かぼちゃを1cmほどの厚さにスライスし、150~160℃の油で素揚げする。素揚げしたかぼちゃに、塩をふり、好みでタイムやオレガノを適量ちらし、仕上げに白ワインビネガーを適量かける。ラップをして1日マリネしておけば完成だ。作り置きができるので、事前に作っておけば、すぐに出せるのもうれしいタパスメニューだ。
3. 魚介を使ったタパスメニュー
白身魚のエスカベッシュ
エスカベッシュとは、油で揚げた魚の酢漬けで洋風南蛮漬けのことだ。白身魚のエスカベッシュは、たらなど旬の白身魚で作ることが可能だ。作り方は、セロリとにんじんを千切りにし、玉ねぎは薄切りにし水にさらしておく。白身の魚は食べやすい大きさにカットし、両面に塩こしょうをして10分ほど置き、水気を拭いたら小麦粉をまぶして揚げる。揚げた白身魚の油をよくきったら、カットした野菜と合わせる。小鍋でオリーブオイル、ワインビネガー、塩こしょうなどを入れて温め、火からおろしてからレモン汁を加え、白身魚と野菜にかけて完成だ。粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やすと、さらに味がなじむのでおすすめだ。
タコとじゃがいものガルシア風
スペインのガルシア地方ではタコが有名だ。そのタコを使った定番のタパスで、タコを湯通しして一口大にカットしておく。じゃがいももよく洗い一口大にカットする。蒸し器でじゃがいもに竹串が通るくらいまで蒸し、粗熱を取る。ボウルにタコとじゃがいもに岩塩をふりかけ、混ぜたらオリーブオイルを回しかけて完成だ。シンプルながらタコとじゃがいもの食感が楽しめる、スペインでは欠かせないタパスメニューの1つだ。
4. 肉を使ったタパスメニュー
生ハムとチーズのタパス
手軽なタパスといえば、やはり生ハムとチーズが定番だろう。プロセスチーズを棒状にカットしたら生ハムで巻き、黒こしょうをふりかければ、立派なタパスの完成だ。生ハムの塩気とチーズの旨みがマッチしてワインにも合う最高のタパスになる。生ハムやチーズをそのまま出すのではなく、ひと手間加えるだけで見ためもおしゃれになるのだ。さらに仕上げの黒こしょうがアクセントになり、ついつい止まらないタパスになる。
スペアリブのオーブン焼き
ボリュームのあるタパスメニューを探している場合におすすめなのが、スペアリブのオーブン焼きだ。作り方も簡単で、スペアリブにフォークで何ヶ所か穴を開け、ビニール袋に入れる。その中に酒、しょうゆ、砂糖、みりん、ウスターソース、ケチャップ、おろしにんにく、おろししょうがを加え、よくもみ込み一晩漬けておく。200℃に温めたオーブンで30分ほど焼いたら完成だ。漬け込みをしっかりしておくことで、失敗なく作れるタパスだ。ボリュームもあるので、食事の際の一品としてもおすすめだ。
結論
タパスはさまざまな食材を使って作れるので、種類も豊富だ。いろいろなタパスメニューを知ることで実際に店で注文したり、自宅で作ってみることもできるだろう。手軽に作れるタパスも多いので、晩酌のおつまみやおかずに作ってみてはいかがだろうか。
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