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ブロッコリーの下処理を洗い方から紹介!虫や農薬を除去しよう!

ブロッコリーの下処理を洗い方から紹介!虫や農薬を除去しよう!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 岩切千晃(いわきりちあき)

鉛筆アイコン 2021年6月14日

メイン料理やサイド料理、弁当にも活躍するブロッコリー。茹でても、炒めても美味しいブロッコリーは、食卓を豊かにしてくれる食材だ。スーパーなどで、そのままの状態で売られていることが多いブロッコリーだが、その独特な形状から、虫やホコリがつきやすい。今回は、そんなブロッコリーの正しい洗い方や下処理方法、美味しく食べる保存方法などを紹介する。ぜひ、参考にして美味しいブロッコリー料理を作ってみてほしい。

  

1. ブロッコリーの正しい洗い方

まずは、ブロッコリーの正しい洗い方から説明する。通常どのようにブロッコリーを洗っているのか思い起こしてほしい。おそらく、多くの人が「ブロッコリーは洗いにくい」と感じたことがあるのではないだろうか。それもそのはず、ブロッコリーはいくつもの小房がギュっとくっついており、さらにその小房ひとつひとつのつぼみの密度が高く、しっかりと洗おうと思っても水や手が入り込むスペースがないのだ。しかも、ブロッコリー自体の分泌油によって水をはじいてしまう。では、どのように洗えばよいのだろうか?

水に浸ける方法

  • ボールに水をたっぷり入れる
  • 下向きのままボールに入れて浸しておき、10~20分ほど待つ
  • ブロッコリーの茎を持ってボールに下向きに入れ、ふる

ポリ袋に入れて洗う方法

  • ポリ袋に水を入れる
  • 小房に切り分けたブロッコリーをポリ袋に入れ、20分ほど放置
  • ポリ袋を持って1分ほどふる
どちらの方法でも、ブロッコリーを「水に浸すこと」と「振ること」がポイントだ。ブロッコリーの密度の高いつぼみの中には埃や土のほか、小さな虫などがたくさん入り込んでいて、それらは流水で洗い流すだけでは落としきることはできない。水に浸すことで自然とつぼみが開き、埃や土、そして虫までもが出やすくなる。そして最後にふることで、つぼみの中にしつこく残っていた虫なども出し切ることができる。

2. 待ち時間なくブロッコリーを洗う方法

独特な形状で洗いにくいブロッコリー。ここでは、そんなブロッコリーを待ち時間なく洗う方法について紹介する。

50℃での洗い方

50℃洗いという言葉を聞いたことがあるだろうか。ブロッコリーを50℃のお湯で洗うことにより、虫や汚れが落ちるほか、色が鮮やかになるのもうれしいポイントだ。まずは、ボウルや鍋に50℃程度のぬるま湯を張る。そこにブロッコリーを入れ、2〜3分ほど放置しよう。時間がないときは、50℃のお湯でふり洗うだけでも十分だ。

湯通しでの洗い方

水だと、20分ほど浸けておかなければならないところ、熱いお湯なら30秒ほどで汚れが落ちる。時間がないときには湯通しを試してみよう。まずは、鍋でお湯を沸かし、沸騰したら火を止めてブロッコリーを30秒ほど浸たす。軽くお湯の中で揺すり、水でよく洗えば完了だ。

遠心力での洗い方

水洗いをしたいが浸して置く時間がないという場合には、遠心力を使ってブロッコリーの汚れを落とそう。まずは、鍋に水を張りブロッコリーを逆さに持ち水に浸ける。その状態でグルグルと回転させよう。水を張り替え、2〜3回繰り返せば蕾の部分に隠れた虫や汚れも取ることができる。

3. もっとキレイにブロッコリーを洗うには?

ブロッコリーに付着した汚れや虫はもちろん、農薬が気になるという人もいるだろう。ここでは、ブロッコリーをさらいキレイに洗う方法を紹介する。

重曹での洗い方

掃除や洗濯で使う重曹は、食材を洗うときにも使える。重曹は、虫や汚れだけでなく農薬を落とすことができるのもうれしいポイントだ。まずは、ボウルや鍋に水と、小さじ1杯ほどの重曹を入れよく混ぜる。ブロッコリーを入れ20分ほど放置。ふり洗いをして、最後に水でよく洗い流そう。

酢での洗い方

ブロッコリーは身近にある酢でもキレイに洗うことができる。ボウルに房の部分が浸るくらい水を張り、酢を大さじ1程度加えよう。20分くらい酢の入った水に浸し、ふり洗いをする。ブロッコリーには、酢の香りが残っているため、取り出したあとは、さっと軽く水で洗うとよいだろう。

野菜用洗剤での洗い方

野菜を洗うことに特化した野菜用洗剤は、虫や汚れを落とすとともに、殺菌もできる。まずは、ボウルに水を入れ、野菜用洗剤を溶かそう。ブロッコリーを下にして浸水させ3~4分放置する。虫や汚れが浮いてきたら水を捨て、最後に水でよく洗剤を洗い流そう。野菜用洗剤を使う場合は、5分以上放置しないよう注意しよう。

4. ブロッコリーの下処理方法

ブロッコリーの洗い方の次は、下処理について説明する。普段、なんとなく小房に分けて、なんとなく茹でていないだろうか。ブロッコリーの正しい下処理を覚えると、料理は簡単に、そして美味しくなる。自分のスタイルで問題ないという人も、ぜひ一度試してもらいたい。

ブロッコリーの切り方

ブロッコリーの小房の根元に包丁を入れて茎を切り落とす。ひと房ずつに切り分けるが、ひとつひとつの房が大きい場合には茎の部分から半分に切る。残った茎は外側を少し厚めにむき、料理によって短冊切りや乱切りにする。ブロッコリーの房のみを調理して茎を捨ててしまう人が多いようだが、茎部分もしっかりと栄養を含んでおり味も美味しいので房と一緒に調理してほしい。

切ってから洗う方法も!

ブロッコリーには、小房に切り分けてから洗う方法もある。小房に切り分けることで、蕾の細かい汚れまで落とせる点がメリットだ。ブロッコリーを切ってから洗う場合は、まず茎と房の部分を切り分け、料理で使いたいサイズに切り分けよう。そうすることで、洗ったあとに、そのまま使えるのでラクである。小房に切り分けて洗う場合は、房部分がバラバラになるため、ビニール袋やジッパー付き保存袋などに入れて洗うのがおすすめだ。

ブロッコリーの茹で方

ブロッコリーを加熱する際によく使うのが鍋と電子レンジだ。それぞれの調理法を見てみよう。さらにフライパンを使って茹でることもできるので試してみてもよいだろう。

鍋で茹でる

鍋にたっぷりの湯と塩(1~2%が理想)を入れ、ブロッコリーを投入。1Lのお湯に対し塩10~20g、つまり小さじ2~4が目安だ。ブロッコリーの大きさにもよるが、3Lほどのお湯を入れる場合は、30~60gの塩を入れよう。ブロッコリーの色を鮮やかにするためには、塩分濃度は2%より少し多いとよいだろう。
ブロッコリーが浮いてきたら、箸で混ぜるか落しふたをしよう。2~3分茹でてザルに取り自然に冷まそう。この時のポイントは水にさらさないことだ。水につけてしまうとブロッコリーのつぼみが水を含んで、食べる時に水っぽくなってしまうのである。

電子レンジで茹でる

ブロッコリーに少量の水をかけ、水分を拭き取らずにふんわりラップをかけよう。電子レンジに入れて、500Wで3分ほど加熱すればできあがりだ。電子レンジで加熱した場合、余熱で火が通りやすいため、少し硬めに仕上げるのがコツだ。食感がよいブロッコリーになるだろう。

フライパンで蒸し焼きに

あまり知られていない茹で方だが、フライパンで蒸し焼きにするとブロッコリーがふっくらした仕上がりになる。フライパンにブロッコリーを入れて塩を少々ふり、そこに水を約100ml注ぐ。
軽量カップがない場合はブロッコリーが少し浸るくらいの水でよい。あとはふたをして中火で約4分蒸し焼きにするだけだ。水に流出しやすいブロッコリーの豊富な栄養素を逃さないためにも、蒸し焼きはよい方法だといえよう。

5. ブロッコリーの保存方法

最後に、ブロッコリーの保存方法と簡単で美味しい食べ方を紹介する。一度でブロッコリーを食べきらず捨ててしまう家庭や料理がワンパターンになりがちな人は、ぜひ参考にしてほしい。

冷蔵保存

冷蔵庫で保存可能な期間は2~3日だ。生のまま保存する場合は葉を切り落とし、新聞紙を軽く湿らせてブロッコリー全体を包む。さらにポリ袋に入れ、0~5℃で冷蔵保存する。茹でてから冷蔵保存する場合には、水気を切ってから密閉容器に入れる。

冷凍保存

冷凍庫で保存可能な期間は1ヶ月ほどである。塩を加えた熱湯で軽く茹で、ザルに上げて水気を切ったあと、さらにキッチンペーパーなどで拭いて水気を切る。密閉容器やジッパー付きビニール袋などに入れて冷凍庫で保存する。使う時には軽く茹でて解凍する。

結論

ブロッコリーの正しい洗い方や下処理方法、美味しく食べる保存方法などを紹介した。形状が独特なブロッコリーは、調理前にキレイに洗うことが大切だ。また、下処理を丁寧にすることで料理も美味しく仕上がる。ぜひ、今回紹介した方法を試して、美味しいブロッコリー料理を作ってみよう。
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  • 公開日:

    2020年2月24日

  • 更新日:

    2021年6月14日

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