1. 和名インドセンダン。神様が授けた最初の木

インドの街路樹などでよく見かけるというニーム(neem tree)という樹木をご存じだろうか。東南アジアから中近東、インド、アフリカ、中南米に広く自生する樹木で、高さは20mほどになる。和名はインドセンダン。神より授かった神秘の樹木として、古代より崇められてきた。
その理由の1つは、さまざまな害虫に対する抑制効果がある点。ニームの木陰には爽やかな香りが漂い、虫を寄せ付けない清潔感に満ちている。樹木全体に苦みをもつニームの研究は欧米でも進み、天然由来の虫除け効果が世界中の農業関係者に期待されている。
その理由の1つは、さまざまな害虫に対する抑制効果がある点。ニームの木陰には爽やかな香りが漂い、虫を寄せ付けない清潔感に満ちている。樹木全体に苦みをもつニームの研究は欧米でも進み、天然由来の虫除け効果が世界中の農業関係者に期待されている。
2. ミラクルニームは村の薬局

ニームは、インドではハーブの1種として、数千年も昔からアーユルヴェーダといわれる伝承医学で用いられてきた。害虫を寄せ付けないほか、人や農作物、益虫には害がないのも特長。樹皮をはじめ種、実や葉などすべてに薬効があるとされ、「ミラクルニーム」と呼ばれているのだ。
生の葉を食用にしたり、葉を乾燥させた粉末をお茶にしたり、小枝を噛み樹液を歯磨きに使ったり。インドの農村地方では今でも「村の薬局」として役立っているという。米国ではすでにさまざまなサプリメントにも用いられ、オーガニックコスメとしても人気。世界に広まりつつある。
生の葉を食用にしたり、葉を乾燥させた粉末をお茶にしたり、小枝を噛み樹液を歯磨きに使ったり。インドの農村地方では今でも「村の薬局」として役立っているという。米国ではすでにさまざまなサプリメントにも用いられ、オーガニックコスメとしても人気。世界に広まりつつある。
結論
日本でもニームのお茶やハチミツ、ニームオイル由来の防虫剤などを入手できるので、ぜひ1度お試しを。ただ、お茶を飲む場合は、とにかく苦いので、あらかじめ心の準備をしてからいただこう。