1. 関東と関西のマクドナルドの略称とは?

マクドナルドは日常会話の中では略称で呼ばれることが多い。その略し方は、地域によって異なっている。関東では、マクドナルドのことを「マック」と略して呼ぶことが一般的だ。対して、関西では「マクド」と略すことが多い。マクドナルド側が店側が呼称を指定しているわけでもないが、このように呼び方が分かれるのが面白い現象だ。マクドナルドのメニューにはビッグマックやマックシェイクなど、マックと名の付くものが複数あるため、関東のマックは由来がわかりやすい。一方のマクドは、関西の方言に馴染みのあるアクセントからそう呼ばれるようになった、という説がある。
2. 全国のマック・マクドの略称分布とは?

マクドナルドをマクドと呼ぶのは、実は関西だけではない。マクドナルドが調査したデータによると、マクドという呼び方を使っている都道府県は、大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県で、四国・滋賀県・三重県は、マック・マクドの両方が使用されている。つまり、マクドと呼ぶのは全国でも11府県のみのようだ。一方、マックと呼ぶエリアは広く、関東のほか、東北や北海道、中国、九州もマックを使う地域に分類される。
3. 単純にエリアで区切れないマック・マクドの略称

関東と関西でマクドナルドの呼び方が異なると説明したが、それはあくまでおおまかな分類で、実際はそう単純ではない。関西、とくに大阪は大都市で、人の出入りが多い。他県から移り住む人もいれば、大阪から他県に移る人もいる。そんな中で、マクドナルドをマックと呼ぶ人が関西に住む場合も当然ある。すると、関東だからマック、関西だからマクド、という傾向が崩れてくる。関西の中でマックという呼び方が広まってもおかしくないし、逆もありうるのだ。両方の呼び方を尊重しつつ、個人では好きな呼び方で呼ぶことをおすすめしたい。
結論
マクドナルドの呼び方である、マックとマクドの由来(説)や、全国の呼称分布を紹介した。マクドと呼ぶエリアは意外と少ないことに驚いた人もいるかもしれない。いずれにしても、方言などの地域特有の文化から名称が生まれるのは実に面白い現象だ。
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