1. 魚系No.1はもちろん「シュールストレミング」

「魚+発酵」は臭い食べ物の定番。中でも筆頭は、やはりスウェーデンの「シュールストレミング」だろう。塩漬けニシンを発酵させたこの缶詰は、開けたときに噴出するにおいで失神する人もいるという強者。
また隣国ノルウェーには、塩抜きした干し鱈を、日本では劇物に指定されている水酸化ナトリウム水溶液に漬け込んでゼリー状にする「ルーテフィスク/ルタフィスク」という、なかなか危険な香りのする食べ物が。さらにその西のアイスランドには、サメの肉を数ヶ月間常温発酵させたアンモニア臭の権化「ハウカットル/ハウカール/ハカール」がある。
アンモニア臭といえば、ガンギエイを発酵させた韓国の高級食材「ホンオ・フェ」が有名だ。また、アラスカの先住民族ユピックには、魚の頭と内臓を袋に入れ土に埋めて発酵させる、その名も「スティンクヘッド(臭い頭)」という伝統料理がある。
また隣国ノルウェーには、塩抜きした干し鱈を、日本では劇物に指定されている水酸化ナトリウム水溶液に漬け込んでゼリー状にする「ルーテフィスク/ルタフィスク」という、なかなか危険な香りのする食べ物が。さらにその西のアイスランドには、サメの肉を数ヶ月間常温発酵させたアンモニア臭の権化「ハウカットル/ハウカール/ハカール」がある。
アンモニア臭といえば、ガンギエイを発酵させた韓国の高級食材「ホンオ・フェ」が有名だ。また、アラスカの先住民族ユピックには、魚の頭と内臓を袋に入れ土に埋めて発酵させる、その名も「スティンクヘッド(臭い頭)」という伝統料理がある。
2. 衝撃的な見た目系&チーズ系も強者揃い

見た目のインパクトNo.1は、グリーンランド、カナダ、アラスカなど北極圏の先住民族に伝わる「キビヤック」だろう。アザラシの腹を割いてウミスズメの1種を大量に詰め込み、地中に埋めて3カ月~
1年以上熟成させる。キビヤックの画像やにおいに関する記述を見てしまうと、同じ鳥系でにおい強めの「ピータン」(アヒルの卵を灰や塩と共に粘土で包み、発酵させたもの)や、「バロット」(孵化直前のアヒルの卵を茹でたもの)が少し可愛く思えるほどだ。
一方、チーズ界で最強との呼び声が高いのは「カス・マルツ」。イタリア・サルデーニャで羊の乳から作られるチーズで、なんというか、ある種の虫が湧いている。安全性の面で問題があるとされ、今ではかなり入手困難だ。そのほか普通に入手できるチーズの中では「ビュー・ブローニュ」「エポワス」「リヴァロ」といったウォッシュチーズが、「足」や「雑巾」など、食べ物からはほど遠いたとえで表現されるにおいを持っている。
1年以上熟成させる。キビヤックの画像やにおいに関する記述を見てしまうと、同じ鳥系でにおい強めの「ピータン」(アヒルの卵を灰や塩と共に粘土で包み、発酵させたもの)や、「バロット」(孵化直前のアヒルの卵を茹でたもの)が少し可愛く思えるほどだ。
一方、チーズ界で最強との呼び声が高いのは「カス・マルツ」。イタリア・サルデーニャで羊の乳から作られるチーズで、なんというか、ある種の虫が湧いている。安全性の面で問題があるとされ、今ではかなり入手困難だ。そのほか普通に入手できるチーズの中では「ビュー・ブローニュ」「エポワス」「リヴァロ」といったウォッシュチーズが、「足」や「雑巾」など、食べ物からはほど遠いたとえで表現されるにおいを持っている。
結論
冷蔵庫などなかった時代、貴重なタンパク源、ビタミン源を長く保存し、美味しく食べるために利用された「発酵」の力。日本にも、納豆やクサヤ、熟れ鮨など、世界に誇る(?)臭旨い発酵食品がある。ちなみに今回紹介したのはすべて、現地で長く愛される伝統食で、中には専門店やネットショップ等で手に入るものもあるが、チャンレンジする際はくれぐれも自己責任で。