1. あご出汁とは?

出汁には沢山の種類があるが、その中でも最高級品の呼び声が高い「あご出汁」。「あご」とはトビウオの九州地方の呼び名で、昔から九州では焼いて乾燥させたものを出汁として使用している。
あご出汁は煮干しや鰹節の出汁に比べて、上品なコクと味わいが特徴的だ。一説では「あごが外れるほど美味しい」ということからその名がつけられたともいわれている。
そんなエピソードに相応しく、引き締まったトビウオの体から出る出汁は青臭さが少なく、繊細な日本料理にも実によく合う。また、味だけでなく香りも超一流で、調理中から食欲をそそられる。
あご出汁は関東や東北地方の人にはあまり馴染みはないが、実に美味しいので、まだ口にしたことがないという人はぜひ一度試してみてほしい。あご出汁は自宅でとれるので、作り方を紹介する。
あご出汁は煮干しや鰹節の出汁に比べて、上品なコクと味わいが特徴的だ。一説では「あごが外れるほど美味しい」ということからその名がつけられたともいわれている。
そんなエピソードに相応しく、引き締まったトビウオの体から出る出汁は青臭さが少なく、繊細な日本料理にも実によく合う。また、味だけでなく香りも超一流で、調理中から食欲をそそられる。
あご出汁は関東や東北地方の人にはあまり馴染みはないが、実に美味しいので、まだ口にしたことがないという人はぜひ一度試してみてほしい。あご出汁は自宅でとれるので、作り方を紹介する。
2. あご出汁の作り方

あご出汁は基本的に水出しで作る。乾燥させた焼きあごを長時間水に入れて旨みを引き出す。前の晩に仕込んでおけば、翌日の朝には調理に使える。出汁をとる容器は麦茶を作る瓶や、大きな鍋などを使うと便利だ。あご出汁の取り方は以下の通り。
用意する材料
焼きあご(30g)、水(1000cc)
あご出汁の取り方
焼きあごを2つか3つに折って、水の入った鍋に焼きあごを入れて半日おく。翌日水が黄金色になったら火にかける。沸騰する前に火を止めて5分おき、焼きあごを取り出したらできあがり。
出汁を作る際は、沸騰する前に火を止めるのがポイント。焼きあごを入れた状態で火にかけて、長い時間煮立たせると苦みが出てしまうからだ。
ただし、ラーメンのようにしっかりした味のものは、長時間煮出して強い出汁を取る必要がある。どの程度火にかけるかは、好みや料理によって決めるとよい。
焼きあごはそのままでも出汁は取れるが、頭やはらわたを取ってから水に入れると、よりスッキリとした上品な味の出汁が取れる。
夏場は気温が高いため、常温で水出しをすると傷んでしまう可能性がある。出汁を寝かすときは容器ごと冷蔵保存することをおすすめする。
出汁を作る際は、沸騰する前に火を止めるのがポイント。焼きあごを入れた状態で火にかけて、長い時間煮立たせると苦みが出てしまうからだ。
ただし、ラーメンのようにしっかりした味のものは、長時間煮出して強い出汁を取る必要がある。どの程度火にかけるかは、好みや料理によって決めるとよい。
焼きあごはそのままでも出汁は取れるが、頭やはらわたを取ってから水に入れると、よりスッキリとした上品な味の出汁が取れる。
夏場は気温が高いため、常温で水出しをすると傷んでしまう可能性がある。出汁を寝かすときは容器ごと冷蔵保存することをおすすめする。
3. あご出汁を使ったおすすめ料理

あご出汁はいろいろな料理に使えるので、作り置きしておくと便利だ。ここでは自家製のあご出汁を使ったメニューを紹介する。
■うどんやそばのつゆ
あご出汁はうどんやそばのつゆによく合う。あご出汁を使った料理の中でも、とりわけ相性がよく、あごの香りと風味を存分に堪能できる。出汁をたっぷり利かせると塩分や醤油を減らすことができるので、健康を気にする人には特におすすめしたい。
■あご出汁のお茶漬け
あご出汁はお茶漬けにしても美味しい。普通のお茶漬けもあごだしを使うことで料亭の味のようになる。具材は鮭や明太子などがよく合う。好みで刻み海苔や三つ葉、わさびを載せても美味しい。
■あご出汁の味噌汁
あご出汁は味噌汁にも使える。鰹節や煮干しの出汁に慣れている人は、きっと新鮮な味に感じるだろう。あご出汁の味噌汁は香りも味も素晴らしく、いろいろな具材にマッチする。毎日食べても飽きない味だ。
■あご出汁のだし巻き卵
あご出汁でだし巻き卵を作ると、風味豊かな美味しいだし巻き卵が作れる。作り置きしておいた出汁を使えば、卵に混ぜて焼くだけなので簡単だ。時間がない人にもおすすめしたい。
結論
あご出汁はトビウオから取った出汁で、古くから九州地方で愛用されている。自宅でも簡単に作ることができ、一晩水出しすれば翌朝には料理に使える。味わいは上品で香りも豊かなので、ぜひいろいろな料理に活用して欲しい。