1. 食に関するサブスクリプションとは?コーヒーやサラダなど

サブスクリプションは通称サブスクと呼ばれている。かつては雑誌やネットサービスなどの定額制サービスとして知られていたが、2019年は飲食店のサブスクが話題になることが多かった。飲食店のサブスクには、ランチ定額や串カツ食べ放題、焼肉食べ放題などが挙げられる。なかでもコーヒーやサラダなどの単価の安いサービスは消費者としても入りやすく、利用者が多いようだ。
食のサブスクリプションは月額制が多い
飲食店のサブスクリプションの期間設定は月額のものが多い。商品によって値段設定はさまざまで、月6,000円前後で毎日のランチが可能だったり、3,500円前後でドリンクが可能だったりする。焼肉チェーンが月1万1,000円で焼肉定額制を導入したところ、話題になりすぎたとの理由で早々に販売終了してしまったというニュースもあった。
食のサブスクリプションは試行錯誤段階
飲食店におけるサブスクリプションの浸透はまだまだこれからといったところで、店舗側も値段設定や回数制限など試行錯誤の段階といえるだろう。いずれにしても、店舗側に利益が出ないと成り立たないサービスである。
2. 食のサブスクリプションのコスパはよい?使うメリットとは

それではまず、サブスクリプションを使うメリットを見ていこう。
回数制限がない
サブスクリプションとは定額制という意味。期間内であれば何回でも利用できるサービスだ。たとえば焼き肉チェーンの例を挙げると、月に3回通えば元が取れるとのことだ。通えば通うほど1回の単価が安くなる。
外食費を安く済ませられる
外食をよく利用する人であれば、月6,000円ほどの金額であればお得になる場合も多い。毎日外食する人であれば、1回のランチ代が1,000円とすると1週間で7,000円にもなってしまう。こう考えると、外食する回数が多い人ほどお得に利用できるサービスである。
食事を考える手間が不要
「サブスクを利用する」と決めていれば、今日のランチは何にしようか、弁当を作ろうか......と悩まずに済む。考える時間を浮かせられるという時間的なメリットもサブスクのメリットといえる。
3. 店は損しない?食のサブスクリプションを提供する側のメリット

ここまでお得感があると、サブスクを提供する店側にはどんなメリットがあるのか疑問をもってしまう。次は店側のメリットについて考えてみたい。
固定客を確保できる
飲食店は新規の顧客を確保するのが難しい。一度来店してもらうことと、リピーターになってもらうことの間には大きなハードルがあるようだ。サブスクリプションを導入すれば、継続的に利用してもらえる固定客の確保が可能となる。
客との信頼関係を構築できる
一度きりの来店だと顔を覚えられない、話ができないなどなかなか客とコミュニケーションを取るのは難しい。何度も来店があれば、自然とコミュニケーションが取れるようになり、信頼関係を構築しやすいと考えられる。
他店との差別化が図れる
サブスクリプションはまだ新しいサービスなので、一店も導入されていない地域も多い。いち早く導入すれば、話題性も高く注目されるに違いないだろう。ただし、見込みよりも多くの客がサービスを利用することで、サブスクサービスが提供できなくなるケースも少なくない。問題が発生したときのリスクも考えるべきではある。
結論
飲食店のサブスクは、2019年頃から関東地方を中心に人気の出た定額制のサービスである。ランチやドリンク、焼き肉など店によって取扱いは異なるが、外食を利用する機会の多い人にとってはお得なサービスといえるだろう。今後、日本での外食サブスクが定着するのかしないのか、動向に注目していこう。
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