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セイコーマートは懐が深い!北海道限定コンビニの地元愛を感じよう!

セイコーマートは懐が深い!北海道限定コンビニの地元愛を感じよう!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

鉛筆アイコン 2020年3月11日

全国チェーンのコンビニはどこへ行っても、海外旅行でも目にすることが出来る安心感が魅力だ。そんな中、地域密着型のご当地コンビニも独自の路線で頑張っている。今回はそんなご当地コンビニの中でも、道民に愛されている北海道中心のコンビニ「セイコーマート」についてご紹介しよう。

  

1. セイコーマートとは

セイコーマートは主に北海道で展開しており、愛称は「セコマ」や「セイコマ」。地元の酒類販売関係者の集まりからスタートした企業で、全国展開や合併・吸収を繰り返しているコンビニ業界の中では異色の存在である。

日本初のコンビニ

創業者は西尾長光氏だ。この西・光の二文字及びチェーン全体の「成功」を願って「セイコー」と名付けられた。初出店は昭和46年とセブンイレブンより早く、コンビニ形態では日本初である。「このままでは個人店が生き残れない」と時代の変化を感じ、地元の酒屋一軒一軒に「アメリカに『コンビニ』というものがあるんだけど、そういうものにしてみないか」と頭を下げるところからスタートしたそうだ。他県では埼玉や茨城に存在するが、基本的に北海道だけの超限定出店である。

北海道への愛

セイコーマート全店の80%で導入されている店内調理システム「ホットシェフ」。あれは北海道の僻地や離島へ温かい調理品を並べてあげたい!という、セイコーマートの愛から始まったシステムだ。会社の方針は「郷土愛ならどこのコンビニにも負けない!」である。

2. 広大すぎる北海道事情

北海道ではガソリンスタンドがあれば例えガソリンが残っていても常に満タンにする人が多い。それは、土地が広大過ぎるのが理由だ。セイコーマートはそういった北海道特有の事情に寄り添っている。

94%の出店率

北海道179市町村中、175市町村に出店。他の食料品店が撤退した地域、離島にまで出店し、売り上げが少ない店舗の分は人口密集地域分の売り上げでカバーするのだと言う。また、土地柄に合わせて24時間経営にこだわらない。売り上げが悪い店舗を切り捨てず、北海道全土のセイコーマート同士で助け合うシステムだ。

採算度外視で「お客様の為に」

セイコーマート代表取締役・丸谷智保さんは「お客様のリクエストがあれば採算度外視で全力で応える」と言い切っている。自社生産、地場産業にこだわり、地元の小売で培った人脈を生かし、とにかく新鮮で原価を抑えることに尽力。スタッフ全員のモチベーションが高く、地元の為に頑張れる職場として就職希望や社員の満足度が高いことでも有名なのだ。

3. セイコーマートの魅力

それでは具体的にセコマの魅力をご紹介しよう。道民以外の人が羨ましくなる魅力がたっぷりだ。

総菜がとにかく豊富で安い

チルドの棚の総菜、その数常時60種以上。しかもほとんどが100円程度で買えてしまう。見たことのない充実ぶりは圧巻の一言だ。
豊富な中から客に自ら選んでもらうスタイルである。

ホットシェフの存在感

ホットシェフは一部の揚げ物コーナー、というレベルではない。弁当を一から店内で作り、惣菜もパンも本格的に手作り販売している。トレーニングを受けた店員が店内厨房で作るこのシステムは、20年以上前から行われている。

おでんやドーナツがない

大手コンビニなら確実にあるおでんやドーナツ等がセコマには存在しない。「他の大手がやっているからお客様の需要はないので」が理由だそうだ。そのかわり、地元で作られた特産品や野菜等の生鮮食材があったりする。元々酒販売店なので、常時置いてある酒の種類も半端ではない。

結論

コンビニという概念が無かったころから、「北海道のために」という理念を掲げて小売店が頑張ってきたセイコーマート。客側だけでなく社員側からも支持を得て成長し、今や北海道の食を支えるコンビニになった。他県民からするとちょっと羨ましいコンビニだが、セコマが成長した背景には、社員の努力と北海道ならではの事情があったのである。旅行の際はぜひ一度店内を覗いてみよう。

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  • 更新日:

    2020年3月11日

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