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【管理栄養士監修】金平糖のカロリーと糖質|栄養図鑑

【管理栄養士監修】金平糖のカロリーと糖質|栄養図鑑

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 佐々木倫美(ささきともみ)

鉛筆アイコン 2020年3月23日

金平糖のカロリーはどのくらいか、ふと気になることがあるかもしれない。食感が軽いためついたくさん食べてしまいがちだが、問題ないのだろうか。甘いため糖質が多いようにも思え、不安になるかもしれない。一度はっきり認識して、不安なく食べられるようにしたい。そこで本記事では、金平糖のカロリーや栄養について紹介する。

  

1. 金平糖はほぼ100%砂糖、相応のカロリーを含む!

金平糖の原材料はほぼ100%砂糖だ。そのため、栄養成分は砂糖にほぼ等しい。カロリーは、金平糖100gあたり約400kcalとなる。金平糖を食べる場合、砂糖の塊を食べているというイメージを持てばほぼ間違いないだろう。軽い食感から油断してたくさん食べがちではあるが、その分カロリーを多く摂っていることになる。金平糖はあくまでお菓子という意識を持って、少しずつ食べていくのがおすすめだ。

2. 金平糖には炭水化物以外もわずかに含まれるが、無視してよい程度

金平糖は砂糖であるため、炭水化物以外はすべてゼロ、といいたいところだが、厳密には違う。理由は主に2つある。1つは、金平糖の製造技術が向上し、砂糖以外の混ぜものを入れても金平糖の結晶を作れるようになったことだ。たとえば、フレーバー付き、あるいは色付きの金平糖が該当する。その混ぜものの分だけ、炭水化物以外の成分がわずかに入ることになる。2つめは、金平糖の核によるものだ。核とは、金平糖の中心にあり、結晶を作るための起点となる粒だ。現在はザラメが使われることが多いものの、芥子の実やゴマ、あられなど、さまざまな粒が核として使われる場合がある。中にはフレーバー付きの粒を使い、金平糖を噛み潰した際に風味を感じさせる場合もある。このように砂糖以外の食品が核として使われうるため、同様に炭水化物以外の成分がわずかながら含まれる場合がある。ただし、ほかの栄養が含まれるといっても、金平糖100gあたりにたんぱく質や脂質あたりがせいぜい0.1g程度だ。そのため、ゼロではないということこそできるが、実質的には無視して問題ない程度の値だといえる。基本的には金平糖はほぼ100%砂糖、という認識でよいだろう。

3. 金平糖を食べた分だけ、糖質を摂取している!

金平糖が100%砂糖からできているとすれば、金平糖100gの糖質は100gとなる。先述のように砂糖以外の物質も含まれうることから、実際は0.2~3gほど少なくなる可能性もある。だが、ほかの栄養成分と同じく無視できる程度の値だ。金平糖がすべて砂糖だということは、食べた金平糖の重さ分だけ糖質を摂っていることになる。もし勢いづいて金平糖の袋50g分を空ければ、当然ながら糖質を50g摂った計算だ。30代男性が運動強度中程度の場合、1日あたりの糖質摂取量の目安は331~430g程度だ。この値から考えると、一見軽そうな金平糖の袋を平らげるだけで、1日あたり糖質摂取目安量の15%前後を摂ってしまう計算になる。3食の食事から摂る糖質量を考えれば、金平糖を食べたせいで糖質過多になる可能性は十分にある。金平糖は、食感が軽いことが食べ過ぎを誘発するため、なおさらよくない。繰り返しになるが、金平糖を食べるなら、何日かに分けて少しずつ食べるのがおすすめだ。そうすれば、糖質過多を防げる可能性があがる。美味しいのはやまやまなのだが、我慢が必要だ。

結論

金平糖は、ほぼ100%砂糖からできている。製造技術の向上などが理由でほかの成分もわずかながら含まれる場合があるが、実質的には無視できる値だ。したがって、カロリーは重さ分だけあるうえ、糖質については金平糖を食べた重さ分をまるごと摂取することになるので要注意だ。食感が軽いからとたくさん食べてしまえば、糖質過多になる可能性が高い。美味しいのはわかるが、少しずつ何日かに分けて食べるように心がけ、食生活を健康に保つよう注意したい。
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  • 更新日:

    2020年3月23日

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