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白砂糖と三温糖ときび砂糖の違いは?それぞれの特徴も解説

白砂糖と三温糖ときび砂糖の違いは?それぞれの特徴も解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

2020年2月18日

料理の世界には、似て非なる食材が多く存在する。砂糖もそのひとつだ。なかでも今回お届けするのは、白砂糖と三温糖ときび砂糖について。毎日の暮らしに欠かすことのできない砂糖。それぞれに違いはあるのか?また特徴などを解説していこう。

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1. もっとも知られる白砂糖

多くの家庭にあるといわれている白砂糖。では白砂糖とは一体何か?まずは、砂糖の原材料を読み解いていこう。砂糖には、原料がさとうきびのものと、砂糖大根(甜菜)のものがある。さとうきび、砂糖大根、どちらも光合成を利用して体内にショ糖と呼ばれる砂糖の主成分である糖分を蓄える。
今回紹介する白砂糖、三温糖、きび砂糖は、すべてさとうきびを原料としている。

白の理由は精製にあり!

さとうきびは収穫後、小さく切られ、中から湧き出る汁を抽出。石灰乳を加えて加熱し、不純物を沈殿させて取り除く。さらに上澄みを煮詰めて結晶化させ、遠心分離機にかけると原料糖になる。その原料糖に煮る、濾過などの手順をさらに繰り返し、不純物を除いて真っ白に仕上げたものが白砂糖である。

消化の速さと色が自慢

白砂糖は精製されているため、よくも悪くも消化が速い。また、色が白いので、料理やお菓子の見た目をきれいに仕上げることができる。ただ、精製されているので、ミネラルなどはほとんど含まれていない。

2. 白砂糖の代わりになるもの

白砂糖はくせや雑味がなく使いやすいのが特徴だ。その白砂糖の代用品となる調味料があるのでそれらを紹介しよう。

はちみつ

白砂糖とはちみつの大きな違いはカロリーだ。白砂糖のカロリーは100gで約384kcal。それに対しはちみつは100gで約303kcalだ。同じ量でもはちみつのほうが低カロリーなのだ。そして、はちみつの主な成分のひとつであるブドウ糖は、すぐにエネルギーに変わるため体内に蓄積されにくい。

さらに甘みは、種類などにより異なるが、はちみつのほうが白砂糖よりも強いといわれている。はちみつ大さじ1杯が砂糖大さじ3杯に相当するため、少量で同じ甘みを出せる。つまりダイエットをしている人にもおすすめの甘味料なのだ。
また、白砂糖と違い、はちみつには虫歯の元となるショ糖が数%しか含まれていないため虫歯になりにくいともいわれている。

はちみつは果糖によるコクのある甘みが特徴なので、白砂糖の代用品にするなら、お菓子・コーヒー・紅茶に使うのがおすすめだ。

メープルシロップ

メープルシロップも白砂糖の代わりに使える甘味料だ。カロリーは100gあたり約257kcal、糖質約70gで白砂糖と比較するとやや低い。そのうえ、ミネラルは白砂糖よりも豊富に含まれている。さらに白砂糖と比べると果糖の割合が大きいため、血糖値の上昇はゆるやかで、血糖値のコントロールに役立つのだ。使い方は、パンケーキやクッキーなどの焼き菓子はもちろん、コーヒー・紅茶・ハーブティーといった飲み物や、煮魚・肉料理・白和えなどの料理など、さまざまな料理に適しているのだ。

3. 三温糖の秘密

三温糖を砂糖本来の色だと思っている人がいるようだが、じつはこれは間違い。三温糖は、白砂糖を作るときに残る糖液を煮詰めて作るもの。煮詰める過程で加熱によって色がつくのだ。そのため、サトウキビ本来の色というわけではない。

ザラメと三温糖

ザラメも三温糖と同様、糖液から作られたものなので、砂糖本来の色ではなく、加熱によってカラメル色になる。栄養素などについてもじつは白砂糖と大きな差はないのだ。色がついている分、煮豚や角煮など、こっくりとした色合いに仕上げたい料理に向いている。

4. 三温糖と白砂糖の違い

三温糖はきび砂糖のような茶色い色をしているため、白砂糖よりもヘルシーに思われがちだが、実際は白砂糖よりほんの少しミネラルが多いだけで栄養価に違いはない。白砂糖やグラニュー糖を作る際に精製し、何度も加熱してカラメル化したものが三温糖である。つまり、三温糖の色はカラメル化して茶色くなったものなので、黒糖・きび砂糖・てんさい糖のようなミネラル豊富な砂糖ではないのだ。三温糖を選ぶ場合は健康のためでなく、甘みや風味、味わいの違いで選ぶことをおすすめする。

白砂糖と三温糖の違いは、甘みの強さと香りとコクだ。風味にクセのない白砂糖は、和食・洋食・お菓子など、どんな料理にも使える。一方、甘みが強くて香ばしくコクがある三温糖は、それらを活かせる煮物や佃煮、照り焼きといった和食に使われることが多い。煮詰めるとコクが生まれ、甘みが強くなるのが特徴だ。また三温糖は、きな粉とも相性がいいので和菓子にも適している。わらび餅やきな粉餅などに使うと美味しく仕上がるのだ。

5. 優しい甘みのきび砂糖

きび砂糖は、粗糖やきび糖などと呼ばれることもある。最低限の不純物を取り除き、結晶化させたもので精製途中のものともいえる。ミネラルやカルシウムなどのさとうきび本来の栄養素が豊富に含まれたままの状態だ。色は茶色、味わいもまろやかでコクがある。沖縄や奄美大島など、国産のものが多く出回っている。

ゆるやかな吸収

きび砂糖は、そのゆるやかな吸収率で注目されている。白砂糖に比べると、精製されていない分、消化吸収の速度がゆるやかになるのだ。

6. きび砂糖と砂糖の違い

きび砂糖の原料はさとうきびである。さとうきびは茎に大量の糖分を含んだイネ科サトウキビ属の農作物だ。熱帯地域や亜熱帯地域で栽培され、日本では沖縄・奄美群島・種子島・徳之島で多く栽培されている。きび砂糖は、さとうきびを煮詰めて作られた砂糖だ。白砂糖や三温糖などほかの砂糖と同じように、きび砂糖の成分も97%以上の炭水化物でできている。

白砂糖との違いは栄養価や風味・色である。きび砂糖は白砂糖と比較するとカリウムが多く含まれている。100gあたりのカリウムの量が、きび砂糖が142mgであるのに対し、白砂糖は2mgだ。そのほかにも、マグネシウムや鉄分も白砂糖よりも多く含まれている。

また、クセのない白砂糖に対し、きび砂糖の味はさとうきびの風味が効いたまろやかな甘さとコクがある。
見た目は薄茶色で白砂糖よりきめが少し粗いのが特徴だ。さらに、旨み成分が多く、調理したとき色や照りがつきやすい。

甘みとカロリーに関しては白砂糖との差はあまりないので、色や風味が気にならないならば、白砂糖の代わりに使うことは可能だ。なかでもとくにおすすめなのが煮物や焼き菓子だ。ただし、ホイップクリームのように素材の色を活かした料理やお菓子作りをする場合は、きび砂糖の色がついてしまうので不向きかもしれない。

7. 砂糖の選び方を考える

血糖値と砂糖は深い関係にある。というのも砂糖に代表される糖類を摂取すると、血糖値があがる。その速度は、健康に関連するといわれているのだ。体調を考慮し、その観点から選ぶのもひとつの手だ。

色による使いわけ

前述のように白砂糖の色は白、三温糖ときび砂糖などは茶色と、色が異なる。この色は、料理の仕上がりはもちろん、味わいにも影響する。さっぱりした甘さを目指す時は白、コクを深めたいときは茶色と使い分けてもいいだろう。

代用可能?

それぞれ色や味わいが気にならなければ、代用は可能。自宅に何種類もいらないという場合は、粗糖やきび砂糖の白砂糖にはない独特の香りを楽しむのもいいし、逆に白砂糖だけでもいい。好みで選ぼう。

結論

白砂糖、三温糖、きび砂糖の味は、それぞれ異なる。ヨーグルトや飲み物など、シンプルなものにそれぞれを加えて食べ比べて、味の違いを実感してみるといいかもしれない。また、目的をもった使い方をするといいだろう。

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