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希少糖とはいったい何か?砂糖とは何が違うのか?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

2019年4月 9日

「希少糖」は、最近名前を見聞きする機会が増えた言葉のひとつである。文字からすると、希少なものだろうということが分かるが、一体どんなものなのだろうか?まずは希少糖の特徴を見てみよう。そのうえで、希少糖を使うことでどんなメリット、デメリットがあるのかに触れていく。それらを通して、ほかの砂糖との違いを学んでいこう。

1. 希少糖とは何か?

希少糖とは、自然界に存在する数が希少な糖類の総称である。「自然界にその存在量が少ない単糖とその誘導体」と定義され、レアシュガーとも呼ばれている。希少糖に分類できる糖類の数は50種類を超えているといわれている。じつは虫歯予防でガムに使われることが知られるキシリトールや、低カロリーのエリスリトールも希少糖の一種と聞けば、ぐっと身近に感じるだろうか。

希少糖とは逆に、自然界でメジャーな糖類とは、ブドウ糖(グルコース)や果糖(フラクトース)であり、エネルギー源として利用されてきた。
近頃、希少糖の研究が進み、健康機能を持つために現代人に役立つことが分かった。また果糖を希少糖に変える酵素を持つ微生物が発見されるなどしたため、一部の希少糖が大量生産されるようになった。それにより、消費者がその名前を知るようになったというわけである。

2. 希少糖のメリット・デメリットと、砂糖との違い

エリスリトールのほか、ダイエットに効果があるといわれる希少糖が「プシコース」である。プシコースはエネルギーがないためカロリーがとても低いほか、小腸の壁に入ってブドウ糖の吸収をブロックするという機能を持つ。ほかにも食後の血糖値の上昇を抑える、脂肪が溜まるのを防ぐ、動脈硬化予防、血圧上昇抑制など、さまざまな効果が見つかっている。そのため、希少糖を用いることで、糖尿病患者等も、身体への心配を軽減して甘みを楽しむことができるというわけである。

希少糖のデメリットは、大量生産ができない。以前と比べたら進んだものの、まだ生産が追いついておらず、一般的に使用するには高価である。そのため100%希少糖からできた商品は販売がとても難しい。そこで、一般向けとして希少糖含有のシロップが開発された。これは、希少糖100%の製造とは違う技術で製造されているが、シロップにする際に、複数の希少糖が発生するため、相乗効果で健康効果も確認されているのだ。

希少糖のメリット・デメリットを通して、一般的な砂糖との違いを見てみよう。まず、一般的な砂糖には、ダイエット効果がないことが挙げられる。さらに、血糖値上昇を抑えるとか、脂肪を抑制するとか、そういった健康効果は砂糖には見当たらない。また希少糖と砂糖では摂取カロリーも大きく違う。なお、一般の砂糖は珍しくなく、入手が困難ではないので価格がかなり安い。これらの点が希少糖と一般の砂糖との違いである。

3. 希少糖はどこで生産されているのか?

希少糖の大量生産に関する発見をしたのは、香川大学の何森健(いずもりけん)教授である。この発見はもちろん世界初だ。香川大学は、国内の希少糖研究の最先端であり、学内には希少糖研究センター、国際希少糖学会などが置かれている。

また、産官学連携の研究開発支援事業が進んでおり、希少糖のシロップの生産も香川県にある工場によるものである。
これらは消費にも繋がっていて、香川大学付属病院や、香川県の小学校の給食などで希少糖が使われているという。
ちなみに香川県にはもともと和三盆などの生産地であるという素地があったということである。

結論

希少糖が、一般の砂糖にはない健康機能をもった特別な糖類だということを今回学んだ。また日本の香川県で大量生産の方法が発見されたという経緯も知ることができた。なお、大量生産といっても、まだ生産が追いついておらず、流通量も少ない。今後「夢の糖」「奇跡の糖」と考えられている希少糖が希少でなくなり、手に入りやすくなるという科学の発展を祈ろう。

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