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希少糖とは?希少糖の種類やおすすめ希少糖含有シロップなどを紹介!

希少糖とは?希少糖の種類やおすすめ希少糖含有シロップなどを紹介!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

鉛筆アイコン 2021年6月 8日

ブドウ糖や果糖などと異なり自然界に少量しか存在しない「希少糖(レアシュガー)」。従来は大量生産が難しいとされていたが、近年、量産が可能になり「希少糖含有シロップ」のような希少糖を含んでいる商品を見かける機会が増えている。今回はそんな希少糖について詳しく解説する。また、市販の希少糖含有シロップについても確認しておこう。

  

1. 希少糖とは?

希少糖(レアシュガー)とは、「プシコース(アルロース)」などのような糖の中でも希少性が高い糖の総称である。また、香川県にある一般社団法人希少糖普及協会の登録商標でもある(※1)。従来、希少糖は大量生産が難しく、商業化が難しいとされていた。しかし、1999年より香川県で産学官での研究が開始されて量産化に成功。2011年には希少糖入りのシロップが商品化されている。

香川大学での希少糖の歴史とは?

希少糖の研究を盛んに行っている研究機関の一つに、国際希少糖学会などを置いている香川大学がある。同大学では1991年に農学部教授の何森健氏が、果糖を希少糖に変換する酵素を発見。また、希少糖を作れる微生物も発見する。その後、1999年より希少糖の有用性に関する産学官共同の研究開発が開始。2002年にはプリコースの生産基盤が確立し、2011年に希少糖含有シロップが誕生した。

2. 希少糖の主な種類を紹介

希少糖は自然界には50種類以上あるとされており、有名なものでいえばキシリトールやエリスリトールなどがある。ここでは特に注目を集めているプシコースとアロースについて紹介する(※2)。

その1.プシコース(アルロース)

プシコース(国際的にはアルロースと呼ばれている)とは、果糖を含む食品に多く含まれている単糖の一種である。ショ糖(砂糖)よりも7割程度の甘みであり、清涼感を伴うキレのよい甘みとなっている。また、ゼロカロリーの糖であることも特徴だ。希少糖の中では最も開発が盛んであり、一般的な「希少糖含有シロップ」などにも含有されている。

その2.アロース

アロースは、プシコースと共に研究開発が進んでいる単糖の一種である。プシコースと同じくゼロカロリーの希少糖であり、甘みはショ糖(砂糖)の8割程度といわれている。こちらのアロースも希少糖含有シロップなどに含まれていることが多い。

3. 希少糖を含むおすすめ商品2選

希少糖を使った主な商品には「希少糖含有シロップ」というものがある。市販の希少糖含有シロップはいくつかあるが、ここでは特におすすめの商品をいくつか紹介しておこう。

おすすめ1.レアスウィート「レアシュガースウィート」

「レアシュガースウィート」は、松谷化学工業の傍系会社であるレアスウィートが製造している希少糖含有シロップである。希少糖であるプシコース・アロース・タガトースなどのほか、ブドウ糖や果糖なども使われている甘みのバランスがいいシロップだ。「機能性表示食品」であり、砂糖よりも血糖値の上昇を緩やかにすることができるとされている。1ボトルあたり440gとなっている。

おすすめ2.太田胃散「希少糖Gold」

「希少糖Gold」は、医薬品メーカーである太田胃散が製造・販売している希少糖含有シロップである。希少糖であるプシコースとアロースのほかに、オリゴ糖・アガベシロップ・ビタミンCを配合しているシロップとなっている。1ボトルあたり440gとなっている。なお、こちらは「レアシュガースウィート」と異なり、「機能性表示食品」ではないので注意しよう。

4. 希少糖含有シロップの基本的な使い方

希少糖含有シロップは、普通の砂糖と同じように料理やデザートなどに使うことが可能である。ただし、砂糖に比べると甘みが優しい。そのため、例えば「レアシュガースウィート」を使用する場合には1日に砂糖6gをシロップ10gに置き換えて使うのがおすすめである。なお、希少糖含有シロップには糖類(ブドウ糖や果糖など)が使われているため、カロリーオーバーにならないよう過剰摂取には気を付ける必要がある。

5. 将来的に希少糖に期待されること

現在の希少糖は、主に食用として使われている。しかし、ブドウ糖や果糖などの糖は食品としてだけでなく、医療・コスメ・農業・生活関連事業などさまざまな分野で使われている。そのため、希少糖もこのような分野で活躍できる可能性を秘めているといわれている。

結論

希少糖とは、プシコースやアロースなどの自然界には少数しか存在しない天然の糖のことである。これまでこうした希少糖は、人のエネルギー源とならないためあまり注目を集めてこなかったが、近年はその機能性に注目が集まっている。また、大量生産が可能になったことから、希少糖含有シロップなども入手可能になった。もし興味があるならAmazonや楽天市場などで探してみるとよいだろう。
【参考文献】
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  • 公開日:

    2019年4月 7日

  • 更新日:

    2021年6月 8日

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