1. 日本で人気の定番点心とそのカロリーについて
点心といえば、餃子やしゅうまいなどのように「皮に包まれた料理」、というイメージを持つ人も多いのではないだろうか。しかし、実は点心は中華料理の軽食の総称で、我々が想像するよりもその種類は幅広い。主菜とスープ以外の料理をすべて点心と呼ぶこともあるため、皮に包まれたもの以外に麺類やごはんものの点心も存在するのである。
このように点心の本当の意味から考えると、非常に料理の種類が多くなってしまう。そのため、ここでは日本で定番料理として扱われている点心のみにスポットをあて、そのカロリーについて見ていくことにする。
このように点心の本当の意味から考えると、非常に料理の種類が多くなってしまう。そのため、ここでは日本で定番料理として扱われている点心のみにスポットをあて、そのカロリーについて見ていくことにする。
・小籠包
包子(パオズ)と呼ばれる万頭の中に、ひき肉や野菜とスープが入っている小ぶりの点心である。日本でも人気が高い。一般的な小籠包のカロリーは、1個あたり約50kcalくらいだ。
・餃子
豚肉やエビ、魚介など、皮の中に包む具材が幅広い。日本の主流は焼き餃子だが、中国では水餃子が定番である。餃子のカロリーは、サイズも様々なため一概には言えないが、1個当たり50~60kcal程度が一般的だ。
・しゅうまい
餃子に比べると薄い皮に、肉を詰めて蒸したもの。日本ではチルドや冷凍などの簡便品が流通しており、弁当のおかずとしても定番である。しゅうまいのカロリーは、日本では一般的な小ぶりなもので1個あたり30kcalくらいだ。
2. 完全栄養食?点心に含まれている栄養成分とその働き
上記に挙げた点心の3種類は具材のアレンジは幅広いものの、基本的なものにはどれも皮や肉、野菜が含まれる。皮は主に小麦粉を使用するため炭水化物が、肉からはたんぱく質、野菜からはビタミンやミネラル、食物繊維などを摂ることが可能だ。
- 炭水化物 ... 体を動かすエネルギーを作る栄養素。脳の唯一のエネルギー源でもある。
- たんぱく質 ... 筋肉や皮膚、臓器などの身体の組織を作る栄養素。
- ビタミンとミネラル ... 生体内のさまざまな反応に関わり、健康維持に欠かせない。
- 食物繊維 ... 便通を整える。そのほかに、生活習慣病を予防するなどの働きがある。
それぞれの量は、材料をどのくらいの使うのかによって大きく変わるが、複数の栄養素が摂取できるという点ではバランスのよい料理だといえるだろう。
3. 点心は皮に注意!?糖質の摂りすぎに気をつけよう
数あるダイエット法の一つとして、糖質制限を行う人が増えている。糖質制限は比較的早く効果を得られると、人気を確立したダイエット法である。そもそも糖質とは、炭水化物から食物繊維を引いたものである。そのため、炭水化物と糖質が完全に一致するものではない、ということをまず知っておこう。
点心には、皮の部分に多くの糖質が含まれる。とくに、水餃子は皮が厚めに作られているため、糖質量も多くなる。だが、中国では基本的にはごはんを食べずに点心のみを食べるため、糖質オーバーの心配はそれほどではない。一方、日本で独自に発達した文化では、ごはんと餃子、ごはんとしゅうまい、というようにおかずとして点心を食べてしまう。この食べ方を絶対にやめた方がよいというわけではないが、糖質オーバーになりやすいため、なるべくごはんは少なく盛るように気をつけたほうがよいだろう。
点心には、皮の部分に多くの糖質が含まれる。とくに、水餃子は皮が厚めに作られているため、糖質量も多くなる。だが、中国では基本的にはごはんを食べずに点心のみを食べるため、糖質オーバーの心配はそれほどではない。一方、日本で独自に発達した文化では、ごはんと餃子、ごはんとしゅうまい、というようにおかずとして点心を食べてしまう。この食べ方を絶対にやめた方がよいというわけではないが、糖質オーバーになりやすいため、なるべくごはんは少なく盛るように気をつけたほうがよいだろう。
4. 点心をカロリーカットして食べる方法とは?
点心は軽食として扱われてはいるが、食べ過ぎるとカロリーは高くなるので注意しよう。一つ一つが小さいものが多く、一気に口に運べるという点にも注意だ。
点心を食べてもカロリーを摂りすぎないためのコツは、基本的には点心そのものの量を多く摂らないようにすることと、一緒に食べるごはんなどの量に気をつけることだ。
また、点心を家庭で手作りする場合には次のような工夫もできる。点心をヘルシーに食べたいときは、手作りがおすすめだ。
点心を食べてもカロリーを摂りすぎないためのコツは、基本的には点心そのものの量を多く摂らないようにすることと、一緒に食べるごはんなどの量に気をつけることだ。
また、点心を家庭で手作りする場合には次のような工夫もできる。点心をヘルシーに食べたいときは、手作りがおすすめだ。
・肉の種類を代える
一般的に点心に使われる肉は豚のひき肉であるが、これを鶏のひき肉に代えるとカロリーをダウンすることが可能だ。100gあたりのカロリーは、豚のひき肉が236kcal、鶏ひき肉が186kcalとなっている。鶏ひき肉はあっさりとした口当たりで、クセがなく食べられる。子どもから高齢者まで家族全員で楽しめるのでおすすめだ。
・肉の量を減らす
肉には脂質が多く含まれるので、そもそも使う肉の量を減らすという方法も大きなカロリーダウンになる。たとえば、豚のひき肉を30gから15gの半分に変えるだけでも35kcalのカットへ繋がる。その分、野菜を多く使ってボリュームアップをしてみよう。
・豆腐やおからでボリュームアップ
口当たりは少し変わるが、豆腐やおからなどの食材は低カロリーでボリュームアップに繋がる。植物性の食品なので、脂質が少なくベジタリアンやヴィーガンの人でも安心して食べられる。
結論
点心の種類は、日本での定番の中華料理以外にもさまざまなものがある。基本的には、蒸しているものが多いのでカロリーは低めだが、カロリーが気になる場合は野菜や大豆製品を上手に代用し、カロリーカットをしながら楽しんでいこう。