1. ハニートーストのカロリーは高い?

ハニートーストの形にはいろいろある。パーティー料理で見かけるハニートーストは食パン1斤の中をくり抜き、中にくり抜いたパンやアイスなどを入れはちみつをかけている。ほかには、スライスされた食パンをトーストし、バターとはちみつをのせたタイプだ。このようにハニートーストといっても大きさやトッピングがそれぞれで違うので、カロリーも異なる。ここではトーストしたスライス食パンにバターとはちみつをのせた場合のカロリーを考えていく。
まずは食パンのカロリーだが、6枚切りの場合だとメーカーによって変動するが1枚あたり約160~170kcalとなる。次にバターとはちみつのカロリーだが、この2つの使用量は好みによって大きく変わる。バターを10g、はちみつを20g使うと考えてカロリー計算してみると、合わせて137kcalであり、食パンと合わせると約200kcalとなる。ごはん100gのカロリーが168kcalであるため、比較すると40kcalも高い。もしアイスなどをトッピングするならカロリーはさらに高くなるため、やはりハニートーストのカロリーは高めといってよいだろう。
2. ハニートーストの栄養

カロリーが高いことに気づくと食べることを躊躇してしまうかもしれないが、何も悪いことばかりではない。ハニートーストの要であるはちみつは栄養価が高い食品といわれている。
人間が健康に生きていくためにはさまざまな栄養素を摂取する必要があるが、食品によって含まれる栄養素に偏りがあるため、複数の食品を食べなくてはならない。とくにビタミン類やミネラル類をまったく含まない食品もあるため、すべての栄養素をバランスよく摂取するのは難しい。ハニートーストに使うはちみつにはさまざまなビタミン類、ミネラル類が含まれている。その理由は、はちみつには花の蜜だけでなく花粉も含まれているからだ。意外にも花粉には栄養素が多く含まれているため、花の蜜を混ぜることでさまざまな栄養素を含んだはちみつとなるのだ。ただし、これほど栄養価が高いのは「純粋はちみつ」だけだ。そのため栄養たっぷりのハニートーストにしたいならば、純粋はちみつを使うようにしよう。
3. ハニートーストの糖質

最近では、カロリーだけでなく糖質も気にされるようになってきた。食品には、カロリーも糖質も高いもの、カロリーは高いが糖質は低いものなどさまざまあるが、残念ながらハニートーストはカロリーも糖質も高い食品に分類される。ハニートーストのメインである食パンは、糖質含量の多い小麦粉をたっぷり使っているからだ。食パンの糖質量がメーカーによって異なるが、日本食品標準成分表によると食パン100gあたりの糖質量は44.3gとなっている。
また、ハニートーストに欠かせないはちみつも高糖質の食品だ。はちみつ20gの糖質量は16.4gであり、これに食パンと合わせると非常に高くなるのが分かる。そのため糖質を控えたいときにはハニートーストはおすすめできない。もし食べたくなったとしても食べる量を減らすなど工夫が必要だ。
4. ハニートーストをカロリーオフする方法

ハニートーストをカロリーオフしたいなら、バターを使わずはちみつの量を減らすだけでもカロリーを大きく減らすことができる。バターを使用したほうがはちみつの甘さが引き立つが、バターがなくても十分に美味しいハニートーストが作れる。はちみつは、量を減らすとせっかくのハニートーストらしさがなくなってしまうように感じるかもしれないが、はちみつは砂糖よりも甘みが強い食品であるため少量でもしっかりと甘みを感じることができる。
さらにカロリーオフしたい場合は食パンの厚さを変えてみよう。たとえばいつも6枚切りの食パンを食べているならば8枚切に変えてみよう。厚みが薄くなった分、食べごたえは減ってしまうがカロリーを減らすには十分な効果がある。8枚切より薄い食パンとなるとサンドイッチ用のパンになってしまうため、ハニートーストらしさはなくなってしまうかもしれないが、食べ過ぎを防ぐためにはちょうどよい大きさだともいえる。
結論
はちみつをたっぷりかけたハニートーストはやはり高カロリーな傾向にある。アイスなどをトッピングした場合はさらにカロリーが高くなってしまうため、カロリーを抑えたいときはトッピングを控えよう。ハニートーストは糖質も多いためデメリットが多いように感じるが、純粋はちみつでハニートーストを作ればさまざまなビタミン類やミネラル類を一度に摂ることができるというメリットもある。
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