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まずはおさえておきたい【蜂蜜(ハチミツ)】の種類と選び方・食べ方

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 出口美輪子(でぐちみわこ)

2018年8月28日

古代より人類と共にあった甘味料「蜂蜜」。ご存じのようにミツバチが蓄えた植物の蜜を採取したものだが、その種類たるや1000種類を超えるといわれるほど膨大だ。ビタミンもミネラルも豊富な蜂蜜の奥深い世界を覗いてみよう。

1. 蜂蜜の種類

世界最古にして、自然界で最も甘い甘味料といわれる蜂蜜。エジプトやギリシアなどの古代文明時代からすでに食物としてだけでなく、薬や神への供物、さらにミイラの防腐処理材にも用いられていたという。

日本においても、古くは「日本書紀」に蜂蜜の記述があり、「源氏物語」や「今昔物語」、「今鏡」にも蜂蜜が登場している。その後、江戸時代にニホンミツバチによる本格的な養蜂が盛んになり、「熊野蜜」というブランド名で流通していた。その後、明治時代にセイヨウミツバチが導入されるなど、数々の時代の変遷を経て今に至っている。

このように古くから人類の歴史と共にあり続ける蜂蜜は、種類が実に様々で多岐にわたる。その理由は、ミツバチが蜜を集める花の種類によって、味、色、香りに違いが現れるから。一般に色が薄いものほど味も香りも軽やかで、色が濃いものほど風味が強くなる。いくつか代表的な蜂蜜をあげてみよう。
  • 単花蜜
    1種類の花の蜜でできたもの。蜜源となる花はいろいろあり、その花の特徴によって味わいが異なる。マイルドで優しいひまわりやクローバーなどの草花系、さっぱりしたアカシアや菩提樹などの樹木の花系、果実の酸味や爽やかな香りが魅力のフルーツの花系などがあげられる。栗やアーモンド、コーヒーなどのナッツの花系は、個性的で濃厚な味が特徴。色が黒っぽいものは、白っぽいものに比べ鉄分が多い。
  • 百花蜜(マルチフラワー)
    数種類以上の花々の蜜をミツバチが集めてきたもの。味わいは比較的クセがなくマイルド。
  • 甘露蜜
    樅や樫の樹液を吸った昆虫から出される糖分を含んだ分泌液をミツバチが集めたもの。濃度が高く色も褐色のものが多く、ミネラルたっぷり。
  • マヌカハニー
    ニュージーランドに自生するマヌカの花の蜂蜜。マヌカには抗菌成分が含まれており、先住民は薬草として利用していた。現在、マヌカハニーはUMF(ユニークマヌカファクター)という国際基準数値で抗菌成分の値が示されている。
  • 結晶蜂蜜
    自然のままの蜂蜜の場合、温度などにより成分中のブドウ糖が結晶化しているものも。ブドウ糖が多いものほど結晶化しやすい。品質に変わりないので、ジャリジャリした食感をそのまま楽しんでも美味だ。

2. 蜂蜜の旬と特産地

中国産をはじめ世界各国からの輸入品が多い蜂蜜だが、国産の蜂蜜も繊細な味わいで人気が高い。国内での生産量が多い主な産地は、北海道をはじめ長野県、秋田県、熊本県などがあげられる。

日本には四季があり、また南北に長いこともあって、花の種類も咲く時期も広範。蜂蜜の旬があるとすれば、アカシアやリンゴ、クローバーなど蜜の原料となる花が開花する春だろうか。ミツバチが季節の花の蜜を採取した後に、巣の全体を遠心分離するか圧搾して採取し、濾過して製品となり、出回るのは初夏頃から。見つけたらぜひ手に取って、ぜひ今シーズンの味覚を味わってみてほしい。

3. 【蜂蜜】の選び方

スーパーやデパートの蜂蜜売り場へ行くと、国産も輸入品も共に種類がたくさんあって、選ぶのに迷ってしまうことも多いと思う。選ぶ際は、ラベルをチェック。「純粋蜂蜜」のほか「精製蜂蜜」「加糖蜂蜜」と記されている場合がある。人工的に手を加えていない純粋蜂蜜以外は、加熱したり、甘味を加えたりした加工品であるということ。蜂蜜本来の栄養価と味、香りを満喫したいなら、純粋蜂蜜を選ぶことをおすすめする。

4. 【蜂蜜】の美味しい食べ方

トーストに塗ったり、フルーツやヨーグルトに入れたりする以外にも、蜂蜜は様々な料理やドリンク、チーズなどと好相性。また、何の花から採った蜜なのかによって味わいが違うので、それぞれのテイストに合った組み合わせを見つけて、多彩なマッチングを楽しんでみたい。

コーヒーや紅茶の甘味に。コンテやブルーチーズ、シェーブルに合わせて。煮魚や卵焼き、煮込み料理などに調味料として加えれば、コクと照りが増し、味に奥行きが生まれる。また、肉料理の下味に使えば、肉を柔らかくすることもできる。甘味と風味をプラスしたい時、食卓に華やぎを演出したい時など、1瓶あればきっと大活躍するはずだ。

結論

ミツバチたちが集めた自然の甘味、蜂蜜。膨大な種類の中からお気に入りを見つけ、いつもの定番料理に加えてみるのも一興。旅へ出た時は、その土地で採れた蜂蜜をもとめれば、その地ならではの豊かな風味が味わえることだろう。

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