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【カニクリームコロッケ】の作り方のコツ。気を付けるべきポイントは?

【カニクリームコロッケ】の作り方のコツ。気を付けるべきポイントは?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 出口美輪子(でぐちみわこ)

鉛筆アイコン 2020年3月18日

サクサクの衣をそっと噛むと、とろとろクリーミーなベシャメルソースにカニの旨みが広がるカニクリームコロッケ。家庭で作ってみたい洋食のひとつである。ここではカニクリームコロッケを作る際のポイントを紹介する。

  

1. ベシャメルソースをつくる

カニクリームコロッケに限らず、グラタンなどベシャメルソースを使う料理は、失敗を恐れてなかなか取り組めないということはないだろうか。市販のベシャメルソースを使ってもいいが、ここはやはり味の決め手となる部分。ぜひチャレンジしてみたい。

●小麦粉を加えるタイミング
バターを弱火で溶かし、小さい気泡が出てきたら小麦粉を加える。小麦粉はバターなどの油脂で炒ってから牛乳やスープで溶き伸ばすと、粘り気がでないのである。

●牛乳は冷たいまま加える
牛乳は冷たいまま加える。よくあるレシピでは牛乳を人肌くらいに温めてから加えると書いてあるが、それはダマのもとを作っているようなものである。温めた牛乳は水分と熱でできている。それを小麦粉に加えると小麦粉のでんぷんがところどころアルファ化してダマになってしまうのである。小麦粉をいったん火からおろし、熱を加えないよう冷たいまま加え、溶きのばして滑らかになったら加熱する。

2. 具材の調理

具材の主役、カニ缶はざるに入れて身と汁に分ける。カニの汁の旨みは生かしたいが、カニの身の旨味は炒めて凝縮したほうがたっぷり感じられるのである。無塩バターを鍋に溶かしたら、まず玉ねぎのスライスを炒める。炒めている途中で塩をひとつまみ加えると玉ねぎの水分が出て甘みが増す。

また、鍋に蓋をして蒸らすように炒めると、時間短縮して炒めることができる。マッシュルームも加え、水分を飛ばすように炒めたら、カニの身も加えて炒める。カニの身も水分をしっかり飛ばすことがポイントだ。余計な水分が残っていると、コロッケを揚げている時に割れる原因になるのである。カニの香りが立ってきたら白ワインを加え、チキンブイヨン、カニの缶汁を加えてひと煮立ちさせる。

次にベシャメルソースを加え、弱火で煮溶かしてから塩コショウ、生クリームで味を整える。カニクリームコロッケの場合は成形しないといけないのだが、クリームが沸いて、ボコボコと大きな泡を立つくらいになったら、成形しやすい硬さになった目安である。

3. 成形して揚げる

●成形する
成形も重要なポイントである。まずクリームをバットに広げて冷まして寝かせる。できたらクリームを落ち着かせるため、一晩寝かせるのが理想である。表面が乾かないようにバターを薄く塗ると良い。ラップもクリームの表面に密着させるように被せる。冷えて"プルン"とした感触になったクリームをヘラで等分に分けて成形する。

この時、シワにならないように注意する。シワがあると、そこから割けて、揚げている時に割れてしまう可能性がある。キャッチボールをするように左右の手で整形すると、空気が抜けて割れにくくなる。小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつけるが、この時パン粉はバットを揺するような感じにするとつけやすい。

●揚げる
加熱した油の中に菜箸を入れて、全体から細かい泡がシュワシュワ立ってきたら、コロッケを揚げていく。箸先から泡が出るようでは、まだ温度が低い。確認してから揚げるようにしよう。あまりたくさん一度に入れると油の温度が下がってしまうので、2個ずつくらい揚げていく。

結論

ベシャメルソースは温めずに冷えたまま加える。そして成形する時は、空気を抜きながらシワにならないように成形。油の温度を確認したら、温度が下がらないよう注意して揚げる。以上を意識して作れば、仕上がりがぐっと変わってくるはずだ。

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  • 更新日:

    2020年3月18日

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