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かぼちゃの魅力を探ろう。旬や種類、特徴を生かした食べ方まで紹介

かぼちゃの魅力を探ろう。旬や種類、特徴を生かした食べ方まで紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 出口美輪子(でぐちみわこ)

2020年3月21日

秋にはハロウィンで、冬には冬至でかぼちゃを食べる。かぼちゃの旬はいつなのだろうか。ハロウィンのときにはオレンジ色の皮のかぼちゃを目にするが、武者小路実篤の「南瓜 馬鈴薯図」には緑色のかぼちゃが描かれている。かぼちゃはよく食べる食材でありながら、まだ知らない側面もありそうだ。かぼちゃの旬や種類について、詳しく解説する。

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1. かぼちゃの旬はいつ?

ハロウィンは、経済界のみならず食業界も盛り上げてくれるイベントとしてすっかり定着した。そのため、秋になると雑誌やテレビで「いも・くり・かぼちゃ」特集が組まれる。しかしかぼちゃの旬は秋ではない。また冬至にはかぼちゃを食べるが、かぼちゃの旬は冬でもない。実はかぼちゃの旬は夏である。かぼちゃは熱帯原産の高温多湿を好む野菜なのだ。この高温多湿を好むかぼちゃは「日本かぼちゃ」と呼ばれる種類で、ゴツゴツとした皮が特徴。しかし、今ではあまり生産されていない種類のかぼちゃである。
現在私たちが食べているかぼちゃの多くは「西洋かぼちゃ」という種類のかぼちゃである。標高の高い冷涼乾燥な気候に適したかぼちゃである。これは北海道の開拓地を中心に栽培され、明治時代以降に「西洋かぼちゃ」が日本におけるかぼちゃの主流となった。国産・輸入含め通年出回っているため、もはやかぼちゃの旬はよくわからなくなってしまった。
ちなみに旬ではない冬至に、なぜかぼちゃを食べるのか。今と違い野菜の種類も少なく、鮮度保持も難しかった昔には、貯蔵性の高いかぼちゃはありがたい存在であった。ビタミン類が不足しがちな季節にビタミンの補給に適したかぼちゃが、厳しい冬を乗り切る知恵として冬至に食べることが習慣化されたということである。

2. こんな品種も!幅広いかぼちゃの種類

今ではあまり生産されていない「日本かぼちゃ」と、現在の主流である「西洋かぼちゃ」があるとご紹介したが、ほかにも「ペポかぼちゃ」という種類がある。

日本かぼちゃ

「黒皮かぼちゃ」が有名。果肉がねっとりしているのが特徴で、和食の煮物に向いている。武者小路実篤が描いたかぼちゃである。現在は、ごつごつした見た目をした日本かぼちゃが主流ではないため、実篤が描いた絵を見てもかぼちゃと認識できない子どももいるという。

西洋かぼちゃ

「えびすかぼちゃ」が主流品種。果肉がホクホクとした粉質で、甘いのが特徴。食感が栗に例えられることもあり、「黒皮栗」ともいう。かぼちゃサラダのようにマヨネーズと和える場合やプリンやパイといったスイーツにも向いている。

ペポかぼちゃ

本来は観賞用であったが現在ではズッキーニのように食べられているものもある。「そうめんかぼちゃ」と呼ばれる金糸瓜もペポかぼちゃの一種で、ゆでると実がそうめんのように糸状にほぐれるという、かわった性質を持つ。

その他

でんぷん質のかぼちゃは一般的に加熱してから食べるが、最近では「コリンキー」のように皮ごと生食できる品種も出てきた。かぼちゃがウリ科であったことを思い出させるような、水分が多くクセのない味わい。特徴を生かして、スライスしてサラダや漬物にすると良い。

3. かぼちゃの特徴を活かした食べ方とは

かぼちゃの料理を考えるときには2つの特徴を生かしたい。1つ目はかぼちゃのでんぷん質をじっくり加熱して糖化させ、甘みを引き出す調理。2つ目はかぼちゃの栄養価の高さを損なわない調理である。

かぼちゃをじっくり加熱する

かぼちゃの皮はかたいので、長時間加熱が必要という印象かもしれないが、中の実はやわらかく煮崩れしやすい。また水分も思いのほか多いので、煮る場合、煮汁は少量でかまわない。少量の煮汁で水からじっくり加熱していくと、煮崩れしにくくホクホクとした食感に仕上がる。さらに出来上がりの形をきれいにしたいと思ったら、面取りをするのも効果的だ。

かぼちゃの栄養価を損なわない調理

かぼちゃには、脂溶性ビタミンであるβ-カロテンやビタミンEが豊富に含まれている。したがって脂質とあわせた調理をすると栄養素の吸収が良くなる。しかし炭水化物が多いだけに野菜の中ではエネルギーが高めであるため、あまり油脂をたくさん使ってしまうとエネルギー過多となってしまう。少量のバターでホイル焼きにしたり、薄いスライスをソテーしてマリネにしたりといった食べ方が良いだろう。またあらかじめ電子レンジで加熱しやわらかくしてから調理をすると、油を吸いにくくなる。

結論

かぼちゃはβ-カロテンが豊富で皮膚や粘膜を保護してくれる。体調を崩しやすい冬にも役立つ存在であるため、「冬至にかぼちゃを食べると長生きできる」などと言われてきた。ホクホクとした味わいは寒い季節にピッタリで、野菜の収穫が少なくなる季節にも貯蔵性の良さでビタミンを供給してくれるありがたい存在である。なじみ深い品種のほかにも新たな魅力を持った品種が数多く出回っているので、煮物・ポタージュ・サラダと幅広い料理で楽しもう。

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