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【かぼちゃ】の簡単な切り方。わたの利用法についても紹介

【かぼちゃ】の簡単な切り方。わたの利用法についても紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2020年3月13日

かぼちゃは皮がかたいため、調理に苦労しそうだと敬遠している人も多いかもしれないが、実はコツさえわかればそれほど難しくはない。処理済みの冷凍食品もあるが、かぼちゃは比較的貯蔵性に優れている。そのため、まるごと購入しても最後まで無駄なく使える食材である。ここではかぼちゃの切り方のコツや、皮・わた・種の扱い方を紹介していく。

  

1. かぼちゃはこう切る!かたい皮の扱い方

かぼちゃの皮はかたいが、コツをつかめば難なく切ることができる。包丁の切れ味も、もちろん重要であるが、大切なのは包丁を刺す部分を意識することと、一気に切ろうとしないことである。

生のまま、まるごと切りたい場合

かぼちゃのヘタの手前に包丁を入れて、そのまま側面に沿わせるように底まで包丁をまわしていく。反対側も同じようにヘタの手前から側面、底と包丁をまわして切る。ここまでやっておけば、今度はヘタを下にして、切れ目に沿って切っていけば良い。かぼちゃはヘタが特にかたいため、はじめにヘタを落としてしまうのも手である。底面も少し切り落とすと安定して切りやすくなる。

生のまま、半分や1/4になっているものを切りたい場合

安定するように、切り口が広い方を下にしてまな板に置く。包丁の刃を立てて、中心あたりに刺す。その後刺したところを支点にして刃を下ろしていく。
いったん切ったかぼちゃは冷蔵庫で保存するようにする。使うまでに時間が空いてしまうようであれば固ゆでにして冷凍した方が良い。

少し熱を入れてもOKな場合

丸のままでも、すでに切ってあるものでも、もし加熱しても良いのであれば、電子レンジにかけてから切ると切りやすい。目安はかぼちゃ100gにつき、30秒くらい。包丁の刃が刺しやすいだけでなく、断面の切り口がきれいに仕上がるという利点もある。

かぼちゃの皮は火が入りにくくむかれることが多いが、皮の側は栄養が高いため、ところどころむく程度にとどめ、皮まで楽しむようにしよう。

2. かぼちゃのわたを捨てるのはもったいない!わたの利用法

かぼちゃは丸のままであれば常温保存で2~3カ月保つことができるが、いったん切ると劣化が早い。すでに切ってあるかぼちゃを買う場合は、わたの部分が乾いていなければ鮮度が落ちていない証拠なのでチェックしてほしい。特に傷みやすいのはわたと種の部分であるため、切ったかぼちゃはわたと種を取り除いて、表面にラップを密着させて冷蔵庫で保存すると良い。
日頃わたを捨ててしまっているかもしれないが、甘みがありβ-カロテンもしっかり含んでいるため、利用してほしい。また繊維質な見た目通り、食物繊維の摂取にもつながる。かぼちゃを切ったら、大きめのスプーンなどを使ってかき出すようにするときれいにはがすことができる。
β-カロテンが多いため色味が濃く、スープなどに入れると、きれいな黄色が出る。繊維が口に残るのが気になるようであれば、細かく刻んで卵焼きに焼き込んだり、ハンバーグのタネに混ぜたりすると良いだろう。また、かぼちゃの煮物を作るような場合は、大きめのスプーンで種だけをはじくように取り除き、実にわたがついているような状態で煮ても良い。

3. かぼちゃの種でおつまみを作ろう

かぼちゃの種は、ナッツ類として食べたことがあるのではないだろうか。しかしかぼちゃを切って詰まっている種は捨ててしまうことが多い。かぼちゃの種は「南瓜子(ナンカシ)」と呼ばれ、生薬として使われることもある。手足のむくみを改善したり、亜鉛や鉄分を補給して貧血改善や成長ホルモン分泌に役立ったりするものと考えられている。そのような種を捨ててしまうのは、もったいないだろう。
しかしナッツ類で購入してくるかぼちゃの種が緑色をしていて小粒で食べやすいかたさであるのに対し、かぼちゃを切ったときに取り除く種は白くてかたい。この白い種の内部にある柔らかい部分だけをナッツ類として食べているのだ。
種を取り出したら、きれいに水洗いをしたあと天日にさらすなどして乾燥させる。その後フライパンで乾煎りすると、種がはじけてまわりのかたい部分を取り除くことができる。塩をふって食べるだけで香ばしく、おつまみになる。サラダのトッピングなどにしても良いだろう。
天日に干すのが手間であれば、電子レンジを使う方法もある。洗った種を耐熱容器に重ならないように並べて、4~5分加熱する。水分が飛べばOK。亀裂が入れば手でむくこともできるが、無理な場合は、キッチンバサミで簡単に中身を取り出すことができる。

結論

まれにかぼちゃの皮が苦く感じることがあるかもしれないが、これはウリ科の植物に含まれている「ククルビタシン」という成分によるもの。ゴーヤやキュウリなどにも多い成分である。苦みを感じたら皮は剥かなければいけないが、それが無ければ丸のままを買ってきても、ほとんど捨てるところなく楽しめる野菜である。
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  • 公開日:

    2018年5月20日

  • 更新日:

    2020年3月13日

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