【アンチョビ】とパスタの相性はバツグン！おすすめの具材も紹介！

パスタと一言でいってもその種類は非常に多いのだが、日本でパスタといえばスパゲッティが一般的だ。スパゲッティと聞くと長い棒状のパスタ（ロングパスタ）を思い浮かべるだろうが、実は太さによって名称が異なるのだ。たとえばスパゲッティという名称は太さが約1.9mmのパスタに使われ、それより細いパスタはスパゲッティーニと呼ばれる。また、マカロニのような短いものもパスタの一種で、ショートパスタと呼ばれる。ショートパスタの場合は形が大きく異なるので見分けが付きやすい。パスタの長さや太さによってソースとの絡み具合が異なるため、より美味しいパスタを食べたいならばきちんと選ぶ必要がある。

ではアンチョビと相性のよいパスタはどれかというと、少し細めのスパゲッティーニがおすすめだ。トマト系やクリーム系など濃厚な味わいのソースならば太めのスパゲッティでもしっかりと絡むのだが、アンチョビソースはオリーブオイルとアンチョビを混ぜ合わせて作るためサラサラしており絡みにくい。そのため、細めのスパゲッティーニを選ぶとよい。

パスタにアンチョビソースをかけるだけでも十分に美味しいのだが、それだけではボリュームも少なく見ためもさみしい。そこでキャベツを加えてみよう。アンチョビとキャベツの相性は非常によく、炒め物なども人気だ。今回はパスタの具材として活用する。

まずはアンチョビのソースを作ろう。アンチョビとオリーブオイルがあればソースを作れるが、にんにくと赤唐辛子を加えるとより美味しくなる。アンチョビはフィレタイプとペーストタイプの2種類があり、ソース作りに適しているのはペーストタイプだ。フィレタイプを購入してしまった場合は、刻めば問題なく使用できる。まずはオリーブオイルで刻んだにんにくと赤唐辛子を炒めて香りを出す。十分に香りが出たらアンチョビを加えて炒める。これでソースは完成だ。次にパスタを茹でる。パスタの茹で終わりに適当な大きさに切ったキャベツを加えて一緒に茹でる。キャベツに火を通し過ぎるとせっかくのシャキシャキ感が損なわれるので、最後にサッと湯通しするくらいでも大丈夫だ。茹であがったパスタとキャベツ、そしてアンチョビソースを混ぜ合わせればアンチョビとキャベツのパスタは完成だ。

玉ねぎは使用頻度が高い食材であるため、買い置きしていることも多いだろう。冷蔵庫の掃除がてらアンチョビと玉ねぎのパスタを作ってみるのはどうだろう。アンチョビソース作りに必要な材料はキャベツのパスタのときの材料に玉ねぎだ。玉ねぎは加熱することで甘みが増す食材だ。弱火でじっくりと炒めるとより美味しいパスタソースになる。オリーブオイルで刻んだにんにくと赤唐辛子、アンチョビを加えてソースを作る。そこに炒めた玉ねぎを加え、パスタと絡みやすくなるようにパスタの茹で汁を加えておく。茹であがったパスタとソースを混ぜ合わせればアンチョビと玉ねぎのパスタは完成だ。ちなみに、玉ねぎを炒めるのが面倒であればアンチョビソースに生の玉ねぎと水を加えて煮るという方法でも作ることができる。

アンチョビとキャベツや玉ねぎといった組み合わせが定番だが、ほかにもブロッコリーやきのこ類などとの組み合わせもおすすめだ。具材が変わってもアンチョビソースの作り方は変わらないため、いろいろな食材で応用することができる。ただし、アンチョビ自体にクセがあるため、同じようにクセの強い食材と組み合わせるのは難しい。そのため最初は淡白な味わいの野菜と組み合わせていくようにしよう。

また、トッピングをしてみるのも面白い。トマト系のパスタでは粉チーズをトッピングすることが多いのだが、アンチョビソースに粉チーズをトッピングするのもおすすめだ。ただし、にんにくや赤唐辛子をたっぷり使っている場合は粉チーズの風味が消されてしまうので全体のバランスを考えて味付けする必要が出てくる。

にんにくと赤唐辛子と一緒にオリーブオイルでアンチョビを炒めれば美味しいアンチョビソースができあがる。アンチョビソースはサラッとしているため細めのスパゲッティーニと組み合わせるのがおすすめだ。また、キャベツや玉ねぎなどアンチョビと相性のよい食材を組み合わせてパスタを作ればより美味しいパスタができあがる。