1. 上野と浅草に隣接するレトロな味わいの商店街

「かっぱ橋道具街」はJR「上野」「鶯谷」駅から徒歩15分、つくばエクスプレス「浅草」駅から徒歩5分。銀座線「田原町」徒歩5分。上野と浅草の中間にある南北800mの商店街。観光スポットとして人気のあるアメ横や浅草に隣接する商店街は、外国人観光客の姿も多くみうけられる。インパクトのあるオブジェがそびえ立つ「ニイミ洋食器店」のビルが、商店街の入口付近だ。かっぱ橋道具街の歴史は古く、大正時代の初めに古道具店が商いを始めたのが発祥とされている。今でも商店街自体の雰囲気は、どこかレトロで懐かしい味わいがある。
2. 毎年恒例、10月9日「道具の日」イベントが見逃せない

かっぱ橋道具街では10月9日を「道具の日」と名付け、毎年10月9日を含む1週間の期間、謝恩イベントが開催される。朝10時から夕方5時まで様々な催しや露店が並び、例年35万人もの人出で賑わいをみせる。過去のイベントを見ると、スタンプラリーやお菓子作り体験など、親子で楽しめそうな企画も盛りだくさんだ。イベントの内容や企画は毎年変わるので常連者も毎年楽しめる。しかし、何といっても見逃せないのは、各店舗が破格の目玉商品を販売することだ。有名ブランドの調理器具などが50%オフなどというのも珍しくない光景なのだ。500円、300円の均一セールで鍋や食器が買える驚きの安さには、多少の混雑にも耐える気力が湧いてくる。
3. 欲しいものがきっと見つかる圧巻の品揃え

近年、一般の買い物客が増えた「かっぱ橋道具街」だが、元々はプロの飲食業者向けの商店街だった。それだけに、普段ホームセンターや雑貨店では入手できないマニアックな道具類もきっと見つかるだろう。しかし、現地へ行ってから目的の物を探すのは至難の業。前もって「かっぱ橋道具街」の公式ホームページでチェックすることをお薦めする。ホームページ内に、欲しい商品を取り扱っている店舗が簡単に検索できるシステムがあるので、ぜひ活用してほしい。また、営業日や営業時間は店舗によって異なるが、日曜日は多くの店舗がシャッターを閉めている。目的の店舗の営業日や営業時間も確認してから出かけよう。
■かっぱ橋道具街公式HP
www.kappabashi.or.jp/index.html
■かっぱ橋に行くならぜひここへ「おすすめの店舗5選」
- 人気ブランド商品が安く購入できる(Dr.Goods)
世界各国のキッチン用品を取り扱っている。お洒落なデザインのキッチンツールが並び、IWAKI、ロッジ、ORIGEN、柳宗理などの人気ブランド商品が定価よりも安く販売されている。 - 本格的な包丁が揃えられる(釜浅商店)
プロ仕様の包丁約90種類や鍋、南部鉄器を取り扱う創業90年の老舗。包丁に精通したスタッフが、用途に応じた包丁選びや、使い方などアドバイスをしてくれる。 - 品数の豊富さが決め手(キッチンワールドTDI)
キッチンの道具なら何でも取り揃えている品数豊富な店舗。1階は家庭用品、2階はプロ向けの調理器具。店舗の広さは商店街の中でも1、2を争う。海外のブランドも多数取り揃えており、レアな商品も多い。 - お菓子づくりが好きならまずここへ(吉田菓子道具店)
製菓道具、製菓材料の専門店。珍しい海外の製菓道具も取り揃えている。抜型やケーキ型の種類も豊富。 - かっぱ橋ならではの食品サンプル店(食品サンプルまいづる本店)
飲食店用の食品サンプルや、遊び心満点のミニチュア食品サンプル、食品サンプルモチーフの時計やスマホスタンドなど、見ているだけで楽しい商品で溢れている。50年の歴史がある店舗。
結論
「かっぱ橋道具街」は、商店街をブラブラ歩くだけでもかなり楽しめる。お店が混みあっていなければ、お店のスタッフに調理道具の選び方や使い方のコツなど、アドバイスを受けることもできる。料理好きなら、ぜひ足を運んでほしいスポットだ。新しい料理の世界が広がるかもしれない。