1. アジの南蛮漬けに使う食材の選び方

アジの南蛮漬けに必要な材料は、アジ・野菜・南蛮酢の材料・アジにまぶす粉類・油だ。メイン食材であるアジをはじめ、食材の選び方をまずはチェックしよう。
■食材の選び方・アジ
一般的にはマアジを三枚おろしにしたものを使うが、豆アジという小さなアジを使ってもよい。マアジを使う場合はスーパーや鮮魚店で三枚おろしにされたものを購入すると作りやすい。または、アジフライ用に開かれたものを購入し、尾を取り除いて半分に切れば三枚おろしと同じ状態になる。魚をさばくのが苦手な人は、これらのように下処理の済んだものを購入するとよいだろう。
■食材の選び方・野菜
アジの南蛮漬けにはアジだけでなく野菜も使う。にんじん・たまねぎ・ピーマンを使うのが一般的である。にんじんを入れる場合は、彩りを考えてピーマンは赤ではなく緑を選ぶのがおすすめだ。また、好みでパプリカなどを加えてもよい。
■食材の選び方・調味料
味の決め手となる南蛮酢は、酢・砂糖・しょうゆを水で薄めて作る。水の代わりに出汁を使っても美味しい。小さな子どもや辛いのが苦手な人がいない場合は鷹の爪を加えてピリッとさせると味が引き締まる。
2. アジの南蛮漬け作りに欠かせない下処理のコツ

アジの南蛮漬けの下処理は、アジ・野菜・南蛮酢に分けて考えるとよい。順番としては、野菜→南蛮酢→アジという流れで下処理を行うのがポイントだ。では順を追って見ていこう。
■野菜の下処理のコツ
たまねぎは皮をむいて半分に切ってから薄切りにする。にんじんは4~5cmほどの長さに切ったものを細切りに、ピーマンは半分に切って種を取り除いてから細切りにする。ただしピーマンは種に栄養があるため、気にならない人は種ごと使ってもよい。
■南蛮酢の下処理のコツ
野菜を切ったら南蛮酢を用意する。調味料と水(もしくは出汁)を合わせればOKだ。南蛮酢を加熱しておくとまろやかになるが、加熱せずに使っても問題はない。南蛮酢ができたら切った野菜を入れておこう。
■アジの下処理のコツ
アジをまるごと購入する場合は三枚おろしにする必要がある。また、豆アジを使う場合でも大きめのものは内臓やぜいごと呼ばれる固いうろこなどを取り除かなければならない。腹を切り裂くと身崩れしやすくなるため、切込みを入れたら内臓だけを包丁の先でかき出し、残留物を優しく水で洗い流そう。
3. 簡単なアジの南蛮漬けの作り方

下処理が済んだら、あとは衣をつけたアジを油で揚げて南蛮酢に漬けるだけだ。簡単な作り方を紹介する。
■アジを揚げ焼きにする
アジに小麦粉と片栗粉を混ぜたものをまぶしたら水気が出ないうちにすぐに油で揚げよう。揚げる際は、フライパンで揚げ焼きにするのがおすすめだ。アジは厚みもあまりなく火が通りやすいため、少ない油でも十分火が通る。身を下にして揚げ焼きすると反り返らない。カラッと揚がったら油をきろう。
■南蛮酢にアジを入れて冷やす
アジが揚げ焼きできたら、冷めないうちに南蛮酢に入れてよい。熱いうちのほうが味もなじみやすいのだ。粗熱がとれたら冷蔵庫で一晩寝かすと全体的に味がなじんで美味しくなる。
4. 時短なアジの南蛮漬けの作り方

元々そこまで難しくないアジの南蛮漬けだが、時短な作り方を求めるなら、次の2点は外せない。
■アジは下処理済か小さな豆アジを使おう
アジの下処理が必要か否かで、難易度も所要時間もかなり違ってくる。時短な作り方としては、アジは三枚おろしされたものか内臓まで食べられる小さな豆アジを使うのが必須だ。これなら面倒な下処理を飛ばせるのでハードルも下がる。
■衣付けはポリ袋で
そして意外と面倒なのがアジを揚げる前の衣付け。これも、ポリ袋に粉とアジを入れてシャカシャカふれば簡単である。このときポリ袋の上のほうを持つと、袋の中に空気が入り粉とアジが絡みやすくなる。揚げ物の時短な作り方としてほかでも応用できる。
結論
下処理の済んだアジを使えば、誰でもアジの南蛮漬けを簡単に作ることができる。材料も特別なものはないし、難しい工程もとくにない。少量の油で揚げ焼きにしたりポリ袋を使って衣付けしたりといった、簡単な作り方をおさえて気軽に作ってみよう。
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