1. レンジで滑らかなカスタードクリームを作るコツ

カスタードクリームを作るとき、失敗してしまった経験はないだろうか。火加減が難しいカスタードクリームはちょっとしたことで失敗しやすい。とくにレンジで加熱する場合は常に状態をチェックできるわけではないため、失敗には注意が必要だ。まずは失敗する原因と対策を見てみよう。
・焦げる
まず失敗で多いのは、焦げてしまうことだ。レンジで作るときは焦げる心配はほとんどないが、加熱のしすぎに注意しながら短時間ずつ加熱するとよいだろう。
・ダマができてしまう
次に失敗で多いのは、ダマができてしまうことだ。原因は加熱不足や材料がしっかり混ざっていないこと。まずはしっかり材料を混ぜ合わせ、粉類や卵に火が入るまで加熱しよう。加熱しながらこまめに様子をチェックし、混ぜ合わせるのも大きなポイントだ。
2. レンジでカスタードクリームを作る方法

レンジでカスタードクリームを作るときは、材料を混ぜ合わせてから少しずつレンジで加熱するのが基本である。まずは耐熱ボウルに砂糖と卵黄、小麦粉を加えてしっかり混ぜる。滑らかに混ざったら少しずつ牛乳を加えながらダマにならないように混ぜ合わせよう。牛乳を全量加えたらラップをして1分~1分半ほど加熱する。一度取り出して泡立て器などで混ぜ合わせ、再度レンジで加熱する。加熱が終わったらまた取り出して混ぜ、さらに加熱する。3回ほどレンジにかけるとトロっとしたカスタードクリームが完成する。完成したカスタードクリームは氷水など冷やし、乾燥しないように表面にピッタリとラップをして冷蔵庫で保存しよう。バニラビーンズやバニラエッセンスを加えて作ると、より本格的なカスタードクリームが作れる。滑らかに仕上がらないときは、一度こしてみるとよいだろう。
3. 全卵を使ったレンジで作るカスタードクリーム

カスタードクリームといえば卵黄を使って濃厚に仕上げるのが基本だが、余った卵白をもて余してしまう人も多いだろう。フィナンシェやラングドシャなどを作って消費するのもひとつの手だが、面倒な人は全卵を使ってカスタードクリームを作ってみよう。濃厚さはやや劣ってしまうが、全卵でも十分美味しいカスタードクリームが作れる。卵黄の部分の分量を全卵に換算すればよいので、卵黄2個なら全卵1個にするなどして工夫してみよう。卵白はコシがなくなるまでしっかりと混ぜ合わせると滑らかに仕上がりやすくなる。
4. カスタードクリームのアレンジレシピ

カスタードクリームはシュークリームやケーキの材料としてよく使われるが、じつはほかにもいろいろな使い道がある。ここでは、おすすめのアレンジをいくつか紹介するのでぜひ試してみてほしい。
・クレープ
クレープには生クリームを使うことが多いが、カスタードクリームを使うと濃厚な味わいが楽しめる。かんきつ類やいちごなど酸味のあるフルーツを合わせると、さっぱりと食べられるだろう。甘いものが好きな人は、バナナと合わせるのもおすすめだ。
・ミニパフェ
小さなグラスやココットなどを使い、自宅でパフェを作ってみてはいかがだろうか。好きなお菓子やフルーツをのせて、親子で楽しんでみるのもいいだろう。レンジで作るカスタードクリームなら小さな子どもでも一緒に作れておすすめ。
・クリームパン
ちょっとハードルは高いが、自家製パン生地でクリームパンを作ってみるのもおすすめ。たっぷりとクリームを詰めて贅沢なクリームパンを作ってみよう。
結論
レンジで作るカスタードクリームは鍋で作るよりも失敗が少なく、お菓子作りや料理が苦手な人にもおすすめ。たくさん作っておけばいろいろなお菓子にアレンジできるのも嬉しいポイント。これまでカスタードクリームを作ったことがない人も、ぜひチャレンジしてみてはいかがだろうか。
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