1. ブランデーケーキとは?

ブランデーケーキとは、基本的にパウンドケーキを作る際に生地にブランデーを加えて作るケーキのことだ。ブランデーの芳醇な香りとケーキのしっとり感が絶妙にマッチし、大人のスイーツとして人気だ。もともとブランデーとは、果実酒を元にして作られた蒸留酒で、主に原料としてぶどうが使われているため、フルーティーな香りが魅力の酒であるが、チョコレートやドライフルーツ、乳製品といったものとの相性がよいことから、さまざまなお菓子作りにも用いられてきたのだ。
2. 基本のブランデーケーキの作り方

■材料
ブランデーケーキに使う材料は、無塩バター、グラニュー糖、卵、薄力粉、アーモンドパウダー、ベーキングパウダー、ブランデーだ。使うブランデーの種類はとくに決まっていないので、好みのブランデーを用意すればいいだろう。通常のパウンドケーキを焼いたあと、ブランデー入りのシロップをたっぷりとしみ込ませて寝かせるだけなのだが、口に広がるブランデーの芳醇な香り高い大人の味わいのケーキを作ることができる。
■作り方
作り方は通常のパウンドケーキの作り方とほぼ同じだ。まず下準備として、使うバターや卵を常温に戻しておく。さらに薄力粉やベーキングパウダーなどはふるいにかけておく。ボウルに無塩バターを入れハンドミキサーなどで柔らかくなるまでよく混ぜる。そこに砂糖を加え、さらにハンドミキサーで白っぽくなるまでよく混ぜる。溶き卵を少しずつ入れて、混ぜ合わせる。次に粉類を加え、ゴムべらなどでさっくりと全体を混ぜていく。生地が粉っぽくなくなるまで混ぜるのがポイントだ。型紙を敷いたパウンド型に生地を流し込んで、170℃に予熱したオーブンで40分ほど焼く。焼いている間に、水に砂糖を入れてレンジで溶かし、ブランデーを加えてシロップを作る。焼きあがったケーキの型紙をはがしたら、ハケなどで表面にシロップをたっぷりとしみ込ませる。ラップでしっかりと包み、4日間ほど冷蔵庫で寝かせる。
3. ブランデーケーキをアレンジしてみよう

■ブランデーココアケーキ
ブランデーはココアとの相性もバツグンだ。ブランデーケーキにココアを加えることで、より濃厚なブランデーケーキに仕上がる。ブランデーココアケーキを作る際は、生地にオレンジピールやレモンピールを加えたり、ドライフルーツを加えるとより美味しくなる。まったりと甘いケーキの味わいの中に酸味がアクセントとして加わるのでおすすめだ。
■フルーツブランデーケーキ
パウンドケーキの生地の中に入れるドライフルーツを事前にブランデーで漬けておく作り方がある。生地に練り込むドライフルーツなどをブランデーで漬け込むことでよりブランデーの香りが生地になじみやすい。
■生地にホットケーキミックスを使う
パウンドケーキを作る際に、生地を簡単に作りたい人は市販のホットケーキミックスを使うのがおすすめだ。ホットケーキミックスにはすでにさまざまな粉類がミックスされているうえに、ほんのり甘みがあるのが特徴だ。そこにドライフルーツなどを加えて焼きあげ、最後にたっぷりとブランデーシロップをしみ込ませれば、簡単にブランデーケーキを作ることができる。
4. ブランデーケーキを美味しく味わうポイント

ブランデーケーキを美味しく味わうポイントは、できあがってから4~5日間ほど冷蔵庫でじっくり寝かせることだ。ブランデーケーキの場合は、焼きたてよりも寝かせたほうが生地がしっとりして美味しさが増すのだ。さらに食べる際に、ブランデーを香り付けでさらに数滴かけるのもおすすめの食べ方だ。ブランデーケーキは、時間の経過とともに味の変化を楽しむこともできるケーキだ。
結論
ブランデーのもつ芳醇な香りは、ケーキなどのスイーツとの相性もバツグンだ。とくにブランデーケーキにすることで、ふんわりと香るブランデーの風味が楽しめるしっとりとした大人のケーキに仕上げることができる。作り方も焼きあがったパウンドケーキにブランデーシロップをたっぷりとしみ込ませ、冷蔵庫で寝かせるだけと手軽なので、ぜひ一度大人のブランデーケーキを作ってみてはいかがだろうか。
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