1. ヴィーガンとは

健康に対する意識は非常に高まり続けている。SNSなどで簡単に情報が手に入るようになったことは、その大きな後押しになった。中でも食主義に対する多様化は、非常に広まりを見せている。ベジタリアンを皮切りに、ペスクタリアン、ハラール、グルテンフリーなど、さまざまな言葉が並び、実際には理解が追いついていないという人もいるかもしれない。無論、食主義は健康に関する意識だけでなく、宗教や道徳、価値観などさまざまな理由において行っている人も多くいる。
ヴィーガンとは
ヴィーガンとは完全菜食主義者のこと。肉や魚だけでなく、動物性食品すべてを口にしない食主義である。乳製品はもちろん卵、はちみつ、ゼラチンなども口にしない。よく対比の対象に持ち出されるのがベジタリアン。双方、肉や魚を食べず、野菜を中心にした食生活を送る主義だが、ベジタリアンは前述した乳製品や卵などは食す場合が多い。ここに大きな違いがある。
ヴィーガンになる理由
ヴィーガンの人の多くは、動物由来のものを使わない。よって衣類や住居など、衣食住すべてにおいて、動物由来のものを省く傾向にある。例えば、動物実験をした化粧品を使わない、レザーや毛皮は着用しないなどである。こうやってみるとヴィーガンは食主義のみならず、ひとつの生き方のスタイルであるとも言える。こうみると容易にヴィーガンにはなれないことはお分かりいただけるだろう。そこで提唱したいのが夜だけ、なのである。
2. ヴィーガンを取り入れるメリット

日本食とヴィーガン
日本にはそもそもヴィーガンの血が流れているともいえる。というのも日本は動物を食すことを禁じられた時代が非常に長く、精進料理など、ヴィーガンに通ずる食スタイルが暮らしの中で育まれ、確立をしている。昔ながらの食を紐解くとヴィーガンと位置付けられる料理が多く存在するのだ。
ヴィーガンのメリット
厚生労働省の統計によると、日本人の多くは野菜の摂取量が摂取目標に満たない場合が多い。食の欧米化が進み、肉や脂質の摂取が多くなっていることも社会問題として提起されている。ヴィーガンは完全菜食主義なので、野菜がメイン。言い換えれば、野菜を美味しく食べることに特化した食主義ともいえる。肉や魚に比べるともちろんカロリーが低めで、体型の気になる人にもうってつけ。現代の日本人が取り入れるべき食主義とも言えるのだ。ただし、暮らし全体をいきなりヴィーガンにするのは非現実的なので、夜だけという時間限定がキーワードになる。
3. 夜だけ!おつまみで取り入れるヴィーガン

ヴィーガン×おつまみ
そんな体によいことづくめのヴィーガンをより手軽に取り入れる方法としておすすめしたいのが、時間限定というやり方。いきなり、生活のすべてをヴィーガンにするのは至難の技だが、時間限定なら取り組みやすい。とくに夜だけ、という時間制限を取り入れると就寝前にカロリー過多になる心配も少なく、より健康的なライフスタイルを送ることができる。
発酵食品と旬野菜
ヴィーガンおつまみを成功に導く秘訣は、旬の野菜をチョイスすること。旬の野菜にはその季節に取り入れるべき栄養が多く含まれている。さらに美味しく仕上げるポイントは、味噌や醤油、塩麹など、日本に古くから伝わる発酵食品や「まごわやさしい」にも含まれる豆やゴマ。野菜との相性もよく、より美味しいヴィーガン料理への近道になる。
おすすめレシピ
簡単なヴィーガンレシピの最高峰は、味噌きゅう。きゅうり以外にもカブや大根、茹でたブロッコリーやキャベツなどを味噌につけて食べるだけなので、非常に簡単。味噌をひよこ豆で作ったフムスに変えれば、中東風に。豆板醤、ごま油などを加えれば、中華風にとアレンジも可能だ。味噌と豆乳、オリーブオイル、にんにくなどでなんちゃってバーニャカウダソースを作るのもよいだろう。
そのほか豆腐などの大豆製品は腹持ちがよく、働き盛りのオリひと世代のお腹を満足させてくれるヴィーガン食材。厚揚げや油揚げなら、カリッと焼くだけでも十分に旨いがひと手間加えるのなら、旬の野菜と和え物にするとよい。練りゴマを使うとぐっとまろやかになり満足度も高め。
そのほか豆腐などの大豆製品は腹持ちがよく、働き盛りのオリひと世代のお腹を満足させてくれるヴィーガン食材。厚揚げや油揚げなら、カリッと焼くだけでも十分に旨いがひと手間加えるのなら、旬の野菜と和え物にするとよい。練りゴマを使うとぐっとまろやかになり満足度も高め。
結論
ヴィーガンとは食主義のみならず、動物を苦しめないという考えが根底にあるライフスタイルのひとつ。野菜がメインとなるので、より美味しく食べるための工夫にあふれたメニューが多い。どうしても野菜不足になりがちな現代人には、もってこいの食主義なのだ。夜だけのおつまみなら、簡単に取り入れられるはず。試しにトライしてみてほしい。翌日の体の軽さに驚くかも!?
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