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うなぎのくりから焼きってどんなもの?手軽に高級うなぎを食べよう!

うなぎのくりから焼きってどんなもの?手軽に高級うなぎを食べよう!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

鉛筆アイコン 2020年4月26日

うなぎのくりから焼きをご存知の方は、きっとかなりの食通か無類のうなぎ好きだ。くりから焼きとはうなぎを串に巻きつけて焼いたもののこと。ぐるぐるととぐろを巻くような姿が印象的な食べ物だ。今回はそのくりから焼きの由来について学びながら、うなぎの食べ方についてもおさらいしていこう。

  

1. うなぎのくりから焼きとは

うなぎのくりから焼き、通称うなぎのくりからは、うなぎを串に刺したり巻きつけたりして焼いた食べ物だ。使われているのは、さばいた際に出た端肉やヒレなど。タレ焼きにしてあるものが一般的だが、店によっては白焼きも置いてある場合がある。

くりから焼きが人気の理由

くりから焼きは、高級感のあるうなぎのなかでも比較的リーズナブルに食べることができる。1本安いもので300円ほどと気負わず食べられる値段設定だ。うなぎ店に行って、くりから焼きばかりを食べるわけにはいかないが、くりから焼きを専門にした串物、焼き物屋も存在する。そういったところであれば、思う存分にくりから焼きを食べることができる。

2. うなぎのくりから焼きの由来

そもそもくりから焼きは、メソなどと呼ばれる小さなうなぎを頭がついたままの状態で串に巻きつけていたものが始まりだとされている。その姿があるものに似ていたことからこの名がついた。

倶利迦羅竜王

くりからは漢字で書くと倶利迦羅。不動明王の化身として知られる倶利伽羅竜王のことである。倶利迦羅竜王は岩の上に直立する剣に黒龍が巻きついた形で形象されていることでも知られている。この姿、この剣がくりから焼きに似ていたことから、くりから焼きの名がついたといわれている。ちなみに倶利迦羅のそもそもの語源は、サンスクリット語のkulikaの音写。仏教用語ということになる。

倶利迦羅紋紋

映画などで目にしたことのある竜の刺青は、倶利迦羅紋紋であることも多い。背中一面に入った倶利迦羅竜王の刺青のことで、その迫力はなかなかのものである。くりから焼きとも遠からず、な間柄といえそうだ。

3. ほかにもあるうなぎの美味しい食べ方

名古屋名物ひつまぶし

ひつまぶしは、多くの人が知っているうなぎの食べ方。短冊状に刻んだうなぎをのせたごはんをお櫃に盛った料理で、薬味がたっぷりとついているのが特徴。お茶漬けにしながら食べることもできる。うな重よりも汎用性が高いこともあり、人気が高い。お櫃にうなぎをまぶすことから、ひつまぶしと呼ばれるようになったらしい。

うざく

うざくとは、蒲焼のうなぎときゅうりを合わせた酢の物のこと。実はこれ、三重県の郷土料理。うなぎやきゅうりをざくざく切ったもの、という意味でこの名がついたようだ。生姜やミョウガを一緒に和えると香りがよく、よりさっぱりと食べることができる。市販のうなぎでも簡単に作ることができるので、これからの季節、家飲みのお供にもぴったり。

鰻巻き

鰻巻きは出汁巻き卵のなかにうなぎが入ったもの。まろやかな卵とコクのあるうなぎとのバランスがたまらない。お酒のあてにはもちろん、ごはんのおかずとしても活躍してくれる存在だ。うなぎ店にも多くの場合おいてある。もちろん市販のうなぎでも作ることができる。

結論

うなぎのくりから焼きとは、うなぎの串焼きのこと。小さなうなぎを串にらせん状に巻いて焼いたその見た目が倶利迦羅竜王に似ていたことからこの名がついた。うなぎと言えど、非常にリーズナブルに食べることができるため、密かに人気が高い。通販でも購入できるので、一度試してみてほしい。
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  • 更新日:

    2020年4月26日

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