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【シャリアピンステーキ】とは。特徴や美味しい作り方を紹介!

【シャリアピンステーキ】とは。特徴や美味しい作り方を紹介!

投稿者:ライター 諸田結(もろたゆい)

監修者:管理栄養士 氏家晶子(うじいえあきこ)

鉛筆アイコン 2020年4月27日

シャリアピンステーキといえばレストランやホテルなどで登場する高級料理のイメージがあるが、実際はどんな料理なのだろうか。今回はシャリアピンステーキの特徴や作り方などを紹介したい。名前の由来や発祥など気になる部分もまとめたので、早速見ていこう。

  

1. シャリアピンステーキの特徴

シャリアピンステーキは、牛肉にすりおろした玉ねぎとニンニクを漬け込んで焼きあげた料理である。玉ねぎにはタンパク質分解酵素があり、牛肉に擦り込むことで牛肉のタンパク質を分解し、柔らかく仕上げてくれるのだ。安い赤身肉でも、シャリアピンステーキなら簡単に柔らかく美味しく作れるのが魅力。特別な材料を用意する必要もないため、自宅で気軽に作れるステーキとしても人気が高いのだ。フライパンで焼く前に、玉ねぎやニンニクでしっかり漬け込むことから「マリネステーキ」と呼ばれることもある。付け合わせにはとくに決まりはないが、にんじんのグラッセやソテーしたいんげんなど彩りのよい野菜を添えるのがおすすめ。ステーキ自体が茶色のため、赤や緑の野菜を添えるとキレイに仕上がるだろう。

2. じつはシャリアピンステーキは日本生まれ?

シャリアピンステーキという名前から想像すると、どこか海外の料理というイメージが湧くだろう。しかし、じつはシャリアピンステーキは日本で生まれた料理なのだ。1963年にオペラ歌手であるヒョードル・シャリアピンがロシアから来日した際、帝国ホテルにて作らせたことからシャリアピンステーキと名付けられた。シャリアピンが帝国ホテルで食事をしたときに歯を痛めていたため、当時の料理長が柔らかいステーキにするためにすりおろした玉ねぎやニンニクを使って仕上げたのが始まりである。帝国ホテルでは、当時から長い間シャリアピンステーキが愛され続けている。

3. シャリアピンステーキの作り方

シャリアピンステーキは名前が難しく手間がかかりそうなイメージがあるが、じつは作り方は非常にシンプルだ。ステーキ用の肉をすりおろした玉ねぎやニンニクで漬け込み、バターをひいたフライパンで焼く。漬け込みに使った玉ねぎとニンニクを同じフライパンで炒め、塩コショウや醤油などの調味料で味を調えれば完成だ。醤油を加えて作れば和風に仕上がり、赤ワインや塩コショウなどで味を付ければ本格的なソースに仕上がる。使う調味料を少し変えるだけで味がガラッと変わるので、いろいろと試してみよう。ステーキが完成したらカットしてソースをかけ、好みの付け合わせを添えれば美味しいシャリアピンステーキができあがる。

4. 美味しいシャリアピンステーキにするコツ

シャリアピンステーキを美味しく作るには、しっかりマリネするのが重要なポイント。すりおろした玉ねぎやニンニクに漬け込んだら、半日程度は寝かせるようにしよう。漬ける時間があまりにも短いと、柔らかく仕上がらないので注意が必要だ。また、ステーキ用の肉は肉たたきや包丁の背などでたたいて薄く伸ばしておくとより柔らかく仕上げることができる。また、ステーキに塩コショウをふるのは焼く直前にしよう。先に下味をしてしまうと浸透圧の関係で肉の水分が外に出てきて硬くなってしまう。マリネをしたあとに玉ねぎやニンニクを取り除き、塩コショウをふって高温のフライパンで両面に焼き目を付けるのがコツ。弱火で焼くと水分や旨みがどんどん逃げてしまう。焼きあがったステーキはアルミホイルなどでくるんでおき、しばらく経ってからカットするとドリップが出にくくなる。

結論

シャリアピンステーキは外国の食べ物のような名前だが、じつは日本生まれの食べ物だったとは驚きだ。柔らかいステーキは子どもでも食べやすく、意外と簡単に作れるのでぜひチャレンジしてみてほしい。普段は家でステーキを焼かないという人も、この機会にシャリアピンステーキを作ってみてはいかがだろうか。
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  • 更新日:

    2020年4月27日

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