1. キヌアの基本的な料理法は?

キヌアは、淡白な味わいの穀物であるためさまざまな料理に応用できる便利な食材である。まずは、さまざまな調理法をみてみよう。
南米原産のキヌア
キヌアは、その昔インカの国で「chisiya mama,」と呼ばれていた。これは、「すべての種の母」という意だという。キヌア栽培の歴史は、実に5,000年にわたっている。3800~4200mの高地でも栽培可能なキヌアは、抵抗力があり食材にする場合の栄養価にも注目されている。南米のキヌアは、実に200種以上その存在が確認されている。我々が口にするキヌアは、「キヌア・レアル」と呼ばれるタイプが最も多い。
炊いてもふかしてもオーブンでも調理可能
キヌアは、乾燥豆類と異なり調理前に水に浸けておく必要はない。ただし、米のようによく洗う必要がある。それは、キヌアの表面にサポニンと呼ばれる苦味のある成分があるためである。キヌアの最も一般的な調理法は、米のように炊く方法であろう。鍋で炊く場合は、15分前後でできあがる。また、電子レンジやオーブンを使っても問題ないし、蒸気でふかすこともできる。
炊飯器を使っても炊けるキヌア
キヌアは、炊飯器を使っても美味しく炊くことができる。炊く際には、水のほかに少量の酒と塩を加えると炊きあがりの味わいにもメリハリが出るだろう。
2. さまざまに応用可能!キヌアの食べ方

味に癖のないキヌアは、さまざまな料理に応用できる。米と同じような扱いをする場合もあるし、米とは異なるプチっとした食感を活かす食べ方もある。いくつかのアイデアをみてみよう。
キヌアを主食として食べる
疑似穀物であるキヌアは、主食として食べることが可能である。ごはんのようにカレーと食べてもよし、チャーハンにすることもできる。キヌアだけで心もとないときには、ごはんと混ぜ合わせて食べれば初心者にも食べやすいだろう。和洋中、いずれの味付けともマッチするため、雑炊や粥にしてもよくなじむのである。
サラダにして食べる
キヌアの最もよく知られた食べ方は、さまざまなサラダに加える方法である。ごく一般的なサラダにドレッシングとともにトッピングをしてもよし、ポテトサラダに混ぜ込んでしまう方法もある。ひじきサラダやマカロニサラダに入れても、違和感がなく美味しく食べることができる。
スープに入れて食べる
また、スープの具材のひとつとしてキヌアを食べる方法もよく知られている。この場合も、中華風、洋風、和風、いずれの味付けでも問題ない。具だくさんの野菜スープにキヌアを混ぜれば、鬼に金棒の健康的な一品となることうけあいである。また、カジュアルに食べたい場合には味噌汁に入れてしまえば、日常的な食事においてキヌアを摂取できるのである。
3. キヌアをスイーツにして食べる

淡白な味のキヌアは、お菓子を作るときにも利用できる。クッキーやケーキ、パンケーキに栄養面を考慮して入れれば、子どもでも問題なく食べることができるだろう。また、プディングなどに入れれば、独特のプチプチ感をより生かした美味しさとなる。そのほか、マフィンやベーグル、カップケーキ等のほか、パンにも入れてしまえるのがキヌアの優秀なところである。
パンや菓子類は、キヌアを入れることでもちもち感も楽しむことができる。スーパーフードのキヌアを、普段の食生活の中に自然に取り入れることができるだろう。
パンや菓子類は、キヌアを入れることでもちもち感も楽しむことができる。スーパーフードのキヌアを、普段の食生活の中に自然に取り入れることができるだろう。
結論
南米原産のスーパーフードであるキヌア。日本の市場に浸透してそれほど経っていないことから、食生活に取り入れるのに迷う人も多いかもしれない。癖のないキヌアであれば、あらゆる方法で普段の食卓に取り入れることができる。主食からデザートまで、楽しく美味しくキヌアを味わってほしい。
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