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カラザを徹底解剖!卵を割ると出てくる白い塊は取るのが正解?

カラザを徹底解剖!卵を割ると出てくる白い塊は取るのが正解?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

鉛筆アイコン 2020年4月15日

生卵を割ると、卵黄と卵白の間に白い塊が付いているのが見えるだろう。これはカラザと呼ばれるもので、卵の一部なのだ。今回はカラザとは一体なんなのか、その正体や栄養などを紹介したい。また、料理やお菓子を作る際に取り除いたほうがよいのかを見ていこう。

  

1. カラザとは一体なに?

カラザは卵黄と外側の殻の間にあり、卵黄を中心に保つ役割をしている。卵の殻の鋭端側と鈍端側にそれぞれ伸びていて、ねじれた構造が特徴だ。卵黄を卵白の中心に保つことで衝撃から守る効果もある。カラザは卵にとって、とても重要な役割をしている。ちなみにカラザは卵白の一部だが、卵白よりも濃い白色をしている。カラザの主成分はアミノ酸で、とくに食べても問題はない。しかし、生卵などで食べる場合は口あたりが悪くなるので取り除いて食べる人も多いだろう。

2. じつはカラザは栄養満点だった

料理やお菓子作りの際、気になって取り除く人も多いカラザだが、じつは栄養がかなり豊富。なかでもシアル酸と呼ばれる成分は免疫力を向上させ、美肌効果などが期待できる。とはいえ、ひとつの卵に含まれるカラザの量は微々たるものなので、あまり気にする必要はないだろう。カラザを好んで食べる人はいないと思うので、卵を食べるついでに摂取すると考えておけばよい。健康や美肌を意識して卵をたくさん摂取するくらいなら、しっかりバランスのとれた食事を摂るほうが効率がよいだろう。カラザは栄養満点だが、カラザの栄養を摂取するために卵をたくさん食べるのはおすすめできない。

3. カラザは取り除かなくてもOK

カラザは身体に害があるわけでもなく、栄養も豊富なのでとくに取り除く必要はない。卵焼きやスクランブルエッグ、目玉焼きにするのであれば気にしなくてもよいだろう。また、お菓子作りの際は取り除く人が多いが、焼き菓子などであればそのまま使ってもほとんど気にならない。茶碗蒸しやプリンなど、滑らかな食感が特徴の料理やお菓子なら取り除いたほうがより滑らかに仕上がる。茶碗蒸しやプリンを作るならひとつひとつ取り除くのではなく、卵液を作ってから最後に漉すと簡単にカラザが取り除ける。卵を1~2個だけ使うなら、箸や先割れスプーンなどを使って取り除くとよいだろう。カラザを取るかどうかは、料理の仕上がりや自分の好みで判断すればOKだ。

4. カラザを簡単に取り除く方法

カラザは取り除かなくてもとくに問題はないが、気になる場合は取り除いてから調理しよう。しかし、カラザを取ろうと思ってもなかなか取れなくてイライラした経験がある人も多いはずだ。卵を割るとカラザは卵黄とくっついた状態になるので、卵黄と接している部分をつまんで取ると取りやすい。卵黄からカラザを外すと、ツルっとキレイに取れるのでおすすめだ。
また、フォークなどを活用するのもおすすめ。フォークの隙間にカラザを絡ませ、そのまま上にあげればキレイにカラザが取り除ける。ちなみに、カラザを取るためだけの専用の道具も販売されている。卵かけごはんなど、卵を生で食べる場合は使ってみるとよいだろう。専用の道具を使えば、ストレスなくカラザが取れて気持ちがよい。

結論

卵のカラザはなんとなく取り除いていた人も多いと思うが、じつは栄養満点だったとは驚きだ。卵をそのまま食べる場合は気になってしまうが、加熱すればほとんど気にならないのでぜひ取り除かずに食べて余さず栄養を摂取しよう。また、カラザを取る専用の道具があることにも驚いた。生卵をよく食べる人やお菓子作りをする人、気になる場合は試してみてほしい。
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  • 更新日:

    2020年4月15日

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