1. 全粒粉パンを作る基本は食材の選び方から

全粒粉パンを作るのには、まず何を揃えたらよいのだろうか。ここで知っておきたいのは、全粒粉パンといっても100%全粒粉で作っていないものが多いということ。どうしてもひとつの重みが増し、食べていてもずっしりしてしまう全粒粉パンは、10~30%の小麦粉を混ぜて食べやすくするのだ。
しかし小麦粉を混ぜてしまうと、糖質やカロリーが高くなる。そこでおすすめなのが、代用粉を選ぶこと。小麦粉の代わりに代用粉を用いれば、カロリーオフできる。また、こだわりのある人は卵を選んでもよいかもしれない。同じ卵だと思っていても、養鶏場や食べている餌などで濃厚さが変わる。パンやケーキの手作りが得意な人のなかには、卵や砂糖にこだわっている人も多く存在する。少しでもふんわりとした生地を作りたい場合には、卵や砂糖の種類にこだわろう。砂糖も代用してラカントやキビ砂糖などを使ってもよい。
2. 全粒粉パンの作り方のコツは下処理の方法

全粒粉パンを作るには、どんな下処理を行えばよいのだろうか。自宅で作るのなら最善の注意を払って作りたい。そこで気を付けたいポイントをまとめていこう。
- オーブンを予熱しておく
パンを焼くときに気を付けたいのが、予熱で温めたオーブンに入れること。生地を入れてから火をつけるとペシャンコになることもあるので、必ず余熱をしよう。
- 温度と湿度が必要
全粒粉パン作りに必要な裏ワザは、温度だ。室内の温度がパン作りのキモになり、乾燥も助長させていく。そのためパン作りをする時期も気にしたい。冬場だとパン作りに大敵な乾燥が酷い。パンを作るときには湿度50~70%くらいにして作ると、失敗しない。なお、室内の温度は20~25℃が適温だ。
部屋の湿度が低い場合はのんびりとこねずに、ササっと行ってできるだけ乾燥を防ごう。乾燥が気になる場合は一時的にでも加湿器をつけるなどしてもよいかもしれない。パンの発酵に必要な湿度は70~75%なので、オーブンの湿度も注意したい。スチーム機能があるとよいが、ない場合はお湯の入った耐熱容器をオーブン内に入れるのもおすすめだ。
部屋の湿度が低い場合はのんびりとこねずに、ササっと行ってできるだけ乾燥を防ごう。乾燥が気になる場合は一時的にでも加湿器をつけるなどしてもよいかもしれない。パンの発酵に必要な湿度は70~75%なので、オーブンの湿度も注意したい。スチーム機能があるとよいが、ない場合はお湯の入った耐熱容器をオーブン内に入れるのもおすすめだ。
3. 全粒粉パンの簡単な作り方

それでは具体的に全粒粉パンの作り方をみていこう。パン作りは難しいという先入観をもっている人も多く、自分ではなかなかトライしにくいところだ。しかし手順さえ守れば意外と簡単に作れるので参考にしてほしい。
用意するもの
- 粉類
- ドライイースト
- バター
- 砂糖
- 食塩
- 卵
【誰でも作れる簡単な作り方】
全粒粉パンは意外にも簡単に作れるのがポイントだ。用意した材料をボールに入れることから始める。次にぬるま湯をそのボールに入れ、泡立て器を使い混ぜておく。そしてへらを使って、上からサクサクと切っていこう。
生地を取り出したら両手でこね、手の平でのばす。溶かしたバターを混ぜ、ラップを巻いたらいよいよ発酵だ。発酵して広がったら竹串などできあがりを確認しよう。好みの大きさに生地を分割し、150℃前後のオーブンに40分ほど入れ、再度発酵させるのがコツ。上に粉をかけて、オーブンで焼いたら完成だ。
生地を取り出したら両手でこね、手の平でのばす。溶かしたバターを混ぜ、ラップを巻いたらいよいよ発酵だ。発酵して広がったら竹串などできあがりを確認しよう。好みの大きさに生地を分割し、150℃前後のオーブンに40分ほど入れ、再度発酵させるのがコツ。上に粉をかけて、オーブンで焼いたら完成だ。
4. 全粒粉パンの作り方の裏ワザ公開

全粒粉パンを作る時に知っていると得をする裏ワザがある。レシピをいくら見てもわからない部分だ。そこで初めてでも上手に作れる方法を簡単にまとめていこう。
- 生地をひとまとめに
できるだけパンの生地をぬるま湯でしっかりこねて、ひとまとめにする。このときにブツブツと生地にムラがあるとできあがりに影響をするので気を付けたい。
- ヘラでサクサクと
粉や卵などを混ぜ合わせる時に、泡立て器で混ぜない。できるだけゴムベラなどを使い、上から生地をきるようにサクサクと切っていこう。
結論
こちらでは全粒粉パンの作り方を、食材の選び方から下処理のコツ、また簡単な作り方と室温などの裏ワザなどをまとめてきた。全粒粉パンに限らずパン作りはとてもデリケートなので、室温や湿度に注意したい。自分の家でできるだけヘルシーな全粒粉パンを作り、パンの美味しさを楽しもう。
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