1. 鶏肉のチューリップとは

鶏肉のチューリップとは、鶏手羽の骨をむき出しにして肉をチューリップの花のように成形したもののことで、チューリップチキンとも呼ばれる。鶏手羽は食べにくいのが難点だが、チューリップにすると手で持って食べやすくなる。子どもに食べさせるときや弁当に大活躍だ。鶏手羽には手羽先、手羽中、手羽元などさまざまな部位があるが、チューリップにはどの部位を使用してもよい。
鶏肉のチューリップがマイナーなわけ
手で持って食べやすくなるというメリットがあるにもかかわらず、鶏肉のチューリップが現在マイナーなのは、やはり手間がかかるからだ。かつては鶏手羽が安価に手に入ることから作られることも多かったが、近年では扱いやすい鶏もも肉や鶏むね肉も安く販売されるようになったため、わざわざ手をかけて鶏手羽をチューリップにする必要がなくなったのである。
とはいえ、鶏手羽がいまも鶏もも肉や鶏むね肉に比べて安く手に入りやすいのには変わりない。また、チューリップにすることで見栄えもよくなるので、運動会の弁当やホームパーティーにはもってこいである。
とはいえ、鶏手羽がいまも鶏もも肉や鶏むね肉に比べて安く手に入りやすいのには変わりない。また、チューリップにすることで見栄えもよくなるので、運動会の弁当やホームパーティーにはもってこいである。
2. 鶏肉のチューリップの作り方

では、ここで鶏肉のチューリップの作り方を紹介しよう。部位によって作り方が異なるので、好みの部位で挑戦してみよう。どの部位を使用する場合も、なるべく皮が外側にくるように形を整えるようにする。揚げたり、焼いたりする際にパリッと仕上がりやすいのでおすすめだ。
手羽先のチューリップ
手羽先でチューリップを作る際は、まず余分な骨を取り除くことから始める。まず手羽中と手羽先がつながっている関節部分に包丁で切り込みを入れる。両手でしっかり持ち、力を入れて関節部分を折って手羽中のほうにある2本の骨の先端をむき出しにする。指で骨を削ぐように肉を下に引き下げ、細いほうの骨を回しながら取り除く。手羽先の先のほうは切り落とす。最後に丸めた肉の形をチューリップ状に整えて完成だ。切り落とした先の部分はそのまま捨てず、スープや煮物の出汁に使うとよい。
手羽元のチューリップ
より簡単に鶏肉のチューリップを作りたい場合は手羽元を使うのがおすすめだ。包丁を使って作ることもできるが、キッチンバサミを使用するとさらに手軽である。手羽元の根元部分、肉と骨の間にハサミを入れ、骨に沿わせながら肉と筋を切っていく。むき出しになった骨部分を持ち、指で削ぐようにして肉を持ちあげていく。形を整えて完成だ。手羽先で作るときと比べて工程が少ないので、初心者でも挑戦しやすい。
3. 鶏肉のチューリップの食べ方

鶏肉チューリップ唐揚げ
鶏肉のチューリップ料理の定番は唐揚げだ。鶏手羽をチューリップの形に整えたあと、酒や醤油、にんにく、しょうがを混ぜたタレに漬け込み、片栗粉をまぶして油で揚げる。手でつまんで食べられるので、ごはんのおかずだけでなく、酒のつまみとしてもおすすめだ。揚げたては熱いので、持ち手にアルミホイルを巻いて食べるとよい。
鶏肉チューリップのフライドチキン
唐揚げと同じ揚げ物だが、フライドチキンもチューリップにすることで食べやすくなる。唐揚げと違うのは衣に味付けをする点だ。小麦粉にブラックペッパーやガーリックパウダーを混ぜておき、チューリップにまぶして揚げる。クリスマスやホームパーティーにも大活躍だ。
鶏肉チューリップのローストチキン
フライドチキンと同じくクリスマスに食べたい鶏料理といえばローストチキンである。クリスマス間近になると立派な骨付きのもも肉が店頭に並ぶこともあるが、鶏手羽のチューリップで作れば、値段も手ごろなうえ、子どもでも食べやすい。醤油やはちみつで作った甘辛いタレに漬け込んでオーブンで焼くと、家中に香ばしいかおりが立ち込める。
結論
鶏肉のチューリップについて紹介した。ひと手間加えなければならないので、鶏もも肉や鶏むね肉を調理するのに比べ少々面倒である。しかし、手で持って食べやすくなるだけでなく、見ためにも華やかになるチューリップはクリスマスやホームパーティーにはもってこいだ。手順さえ覚えれば簡単なので、ぜひ一度作ってみてはいかがだろうか。
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