1. 食べ方によってさまざま、チキン南蛮のカロリー

そもそもチキン南蛮とは、宮崎県の料理屋が発祥とされている。揚げた鶏肉と南蛮酢の組み合わせを世に出した店、定番となったタルタルソースを加えた店などがある。やみつきになるチキン南蛮は、もはやおかずの定番だが、揚げ物であるうえに、タルタルソースである。視覚的にみても、カロリーが高そうなことは察せられる。
気になるチキン南蛮のカロリーは
チキン南蛮のカロリーは材料により前後するが、100gあたり254kcal程度。1人前(234g)のカロリーは594kcalである。なお、ファミレスや定食屋のチキン南蛮定食における1人前のカロリーは、900~1350kcalほどである。
チキン南蛮のカロリーをオフするには
鶏肉は肉類のなかでは低カロリーな食材というイメージがあるが、鶏もも肉は100gあたり200kcal。さらにチキン南蛮の場合は揚げ調理をすることや、マヨネーズを使って作るタルタルソースを合わせることによりカロリーが高くなる。鶏の胸肉を使用し、鶏皮を除去して作ればチキン南蛮のカロリーは減少する。チキン南蛮の元祖では胸肉を使用していたという経緯がある。全国に普及するにつれてボリューミーなもも肉が使われるようになったのである。原点に立ち返り、胸肉を使用するのもよいだろう。
2. 鶏肉の栄養を存分に摂取できるチキン南蛮

カロリーさえ気をつければ、鶏肉の栄養を美味しく摂取できるチキン南蛮。どのような栄養が含まれているのか見てみよう。
鶏肉に含まれるさまざまな栄養素
鶏肉はまず、豚肉や牛肉といったほかの肉と比べると脂質量が低い肉であるが、鶏皮の有無で大きく変化する。鶏もも肉100gあたりでみると、皮がある場合は19.1g、皮なしの場合は4.8gにとどまる。鶏皮さえ除去すれば、脂質量は5%以下になるというわけだ。
鶏肉の特徴的な栄養としては「ビタミンA」が挙げられる。ビタミンAはとくに胸肉に多いため、チキン南蛮も胸肉で試してみるといいかもしれない。同じく鶏の胸肉に多く含まれる成分として、疲労感の軽減に効果があるとされる「イミダゾールペプチド」がある。ほかにも、ビタミンB2、ナイアシンや鉄分も豊富である。
鶏肉の特徴的な栄養としては「ビタミンA」が挙げられる。ビタミンAはとくに胸肉に多いため、チキン南蛮も胸肉で試してみるといいかもしれない。同じく鶏の胸肉に多く含まれる成分として、疲労感の軽減に効果があるとされる「イミダゾールペプチド」がある。ほかにも、ビタミンB2、ナイアシンや鉄分も豊富である。
鶏肉のたんぱく質
肉類の特徴とされるたんぱく質は、チキン南蛮1人前あたり約24g含まれている。鶏肉においては、たんぱく質の栄養価を評価する指標である「アミノ酸スコア」が100で、非常に良質なたんぱく質だといえる。なお、チキン南蛮に添えられるタルタルソースの原料となる卵のアミノ酸スコアも優れている。つまり、チキン南蛮に含まれるたんぱく質は、質がよいといえよう。
3. チキン南蛮の糖質量はわずか

チキン南蛮だけの糖質量はわずかである。鶏肉そのものには糖質は含まれないために、チキン南蛮を調理する際の小麦粉や調味料に含まれるもののみになる。チキン南蛮1人前の糖質量は11.5g程度である。
しかし、あまりの美味しさからごはんが進んでしまうチキン南蛮。糖質量を制限している場合は、チキン南蛮そのものよりも、ごはんの量に気をつけるべきである。
しかし、あまりの美味しさからごはんが進んでしまうチキン南蛮。糖質量を制限している場合は、チキン南蛮そのものよりも、ごはんの量に気をつけるべきである。
結論
宮崎県発祥の料理として全国に普及したチキン南蛮は、老若男女に好まれる美味しさである。揚げた料理であることやタルタルソースが添えられるのが定番であることから、カロリーは決して低くはない。食べる量に気をつけて鶏肉の栄養を存分に吸収したいものである。
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