1. ワンパンメニューとは

ワンパンとは、oneとフライパンを合わせた造語である。情報番組でピックアップされることも多く、関連本も販売されるほどの人気ぶりだ。とくにフィーチャーされるのが、ワンパンで完結するメニュー。フライパンひとつでおかずと主食を兼ねてくれるワンパンメニューは、調理道具も少なく、準備も簡単なため、料理初心者にもぴったり。
ワンパンメニューのメリット
ひとつのフライパンで完成するので、無論、洗い物が少なくなる。またひとつで献立が完成するので、時短にも効果あり。非常に簡単なレシピが多く、思い立ったらすぐに作ることができるところも優秀だ。そのうえ、ワンパンですべてまかなうため、ボリューム感があり、意外にもおもてなしに活用することができる。
ワンパンで作れるメニュー
ワンパンメニューは米、という印象をお持ちの人も多いようだが、パスタなどの麺類、パンやピザなども作ることができる。ひとつで完結することを意識するならば、野菜とタンパク質を上手に組み合わせるとよい。
2. ひとつで完結!定番ワンパンメニュー

トマトクリームパスタ
パスタを茹でる鍋は必要なし。ソースや具材の中にパスタを入れてその水分でパスタを柔らかくするレシピである。長いロングパスタでもショートパスタでも作ることができる。ロングパスタの場合は、2つに折るとフライパンに入れやすい。
潰したニンニクと唐辛子をオリーブオイルで炒め、玉ねぎ、ベーコンを投入。コンソメや鶏がらスープの素で味を整え、カットトマトと水を入れて全体が馴染んだところで、パスタを投入。あとは蓋をしてくっつかないようにたまに混ぜながら、火を通していく。パスタの茹で時間通りに加熱してから、火の通りを確認し、最後に生クリームか牛乳を入れるだけ。蓋が焦げ防止のポイントだ。パスタを柔らかくしている途中で水分がなくなりそうになったら、水を足して調節しよう。角切りのベーコンを使うと主役級のボリュームに。
潰したニンニクと唐辛子をオリーブオイルで炒め、玉ねぎ、ベーコンを投入。コンソメや鶏がらスープの素で味を整え、カットトマトと水を入れて全体が馴染んだところで、パスタを投入。あとは蓋をしてくっつかないようにたまに混ぜながら、火を通していく。パスタの茹で時間通りに加熱してから、火の通りを確認し、最後に生クリームか牛乳を入れるだけ。蓋が焦げ防止のポイントだ。パスタを柔らかくしている途中で水分がなくなりそうになったら、水を足して調節しよう。角切りのベーコンを使うと主役級のボリュームに。
シンガポールチキンライス
ケチャップ味とは違うシンガポールチキンライスもワンパンメニューの王道。米をジャスミンライスにするとさらに本格的な仕上がりに。米1.5合に対し、鶏もも肉1枚のイメージ。生姜やネギなどの香味野菜を一緒に炊き込むことで、肉特有の臭みを除去できる。レモングラスがあれば一緒にいれるとよい。鶏肉は焼かずにそのまま米の上に乗せてOK。
鶏がらスープの素と塩、胡椒、水を入れてあとは火にかけるだけ。沸騰したら蓋をして弱火で15分ほど経てばできあがり。少し蒸らしたら、鶏肉を取り出してカットしてライスの上にもどす。刻んだパクチー、生姜の千切りなどの薬味を散らしたら完成だ。チリオイルやナンプラーで味変しながら食べるとよい。
鶏がらスープの素と塩、胡椒、水を入れてあとは火にかけるだけ。沸騰したら蓋をして弱火で15分ほど経てばできあがり。少し蒸らしたら、鶏肉を取り出してカットしてライスの上にもどす。刻んだパクチー、生姜の千切りなどの薬味を散らしたら完成だ。チリオイルやナンプラーで味変しながら食べるとよい。
3. ワンランク上のワンパンメニュー

ボウルもいらないピザ
生地から作るピザもおすすめ。生地を捏ねるボウルもフライパンを活用すれば、とても簡単だ。強力粉、薄力粉、ドライイースト、ベーキングパウダー、塩を入れて軽く混ぜ合わせ、ぬるま湯を入れて全体に粉っぽさがなくなるまで混ぜる。まとまってきたら、表面がつるんとするまでしっかり捏ねる。ひとまとまりにして弱火で少し加熱し、火を止めて、蓋をして15〜20分ほど放置。あとはクッキングペーパーを敷いたフライパンに生地を伸ばし、お好みの具材を乗せて蓋をして15分ほど加熱すればできあがり。
丸ごとトマトパエリア
見た目の迫力があるので、ぜひおもてなしに。オリーブオイルにニンニクを加え、弱火で香りを移したら、洗ってよく水を切った米とエビやあさりを加えて炒めていく。表面が半透明になってきたら、水と塩胡椒を加え、トマトを丸ごと乗せて蓋をして中火で15分。火を止めたら、蒸らして完成。トマトを崩しながら食べるのがおすすめだ。粉チーズやイタリアンパセリをどっさり盛り付けると見栄えもよい。炊くときに水で色を出したサフランをいれるとさらに本格的。
結論
ワンパンレシピは家ではもちろん、アウトドアシーンにも大活躍。これからの季節に頼りになる存在だ。洗い物も少なく、ひとつで完結するので、料理作りになかなか慣れないという初心者にも非常におすすめ。ちなみにできあがりは、そのまま食卓に出してOK。色々とレシピが登場しているので検索してチャレンジしてみてほしい。
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