1. 2002年に登場したサラダカボチャ「コリンキー」
生で食べられる野菜は多いし、ウリ科に属する野菜もまた多い。しかし、生で食べられるカボチャはそう多くない。2002年に登場した「コリンキー」は、サラダカボチャの名の通り生で食べることができる。そのかわいらしい形状も人気のコリンキーとは、どんなカボチャなのであろうか。
皮も果実もレモンのような色の美しさ
コリンキーは、2002年にサカタノタネによって開発されたカボチャである。オーストラリアのカボチャと打木赤皮栗というカボチャの交配から誕生した。特徴は、果皮・果実ともにレモン色であることである。また、大きさは300g~1kgで紡錘形をしている。コリンキーは未熟果を収穫するため、皮も食べることができる柔らかさがある。通常のカボチャとは趣を異にする、みずみずしさが身上である。
生食以外にも食べ方はさまざま
生で食べることができることがウリのコリンキーであるが、グリルにしても美味しく食べることができる。また、浅漬けやキムチにするほか、プリンなどのお菓子にも向いていると開発元のサカタノタネはうたっている。少し熟してしまった場合は、ジャムにしても美味だという。6~7月が旬であり、その色の鮮やかさを活かして夏の食材として活用できる。
2. コリンキーのさまざまな食べ方
熟す前に収穫するコリンキーは、癖がない食べやすい食材である。初夏から夏にかけて、涼しさも演出しつつさまざまな食べ方が可能である。コリンキーの食べ方について、いくつかのアイデアを紹介しよう。
コリンキーをサラダにして
ではまず、コリンキーの売り文句通りにサラダで食べる場合はどうであろうか。コリンキーは、皮も柔らかいために包丁が通りやすいメリットがある。中綿及び種を取り除き、食べやすい大きさに切れば問題ない。薄く切って、オリーブオイルと塩・胡椒だけでシンプルに味わうのがまず王道であろう。そのほか、キュウリとトマトなどの夏野菜とともにバジルの葉をきかせたサラダも、夏らしい彩りの一品となる。また、酢やキムチ風味でも美味しく食べることができる。
コリンキーを調理する
生食で食べるばかりではなく、コリンキーは調理しても美味しいカボチャである。水気が多いため、通常のカボチャのように煮込むのは向かない。ズッキー二や赤ピーマンとともにシンプルにグリルにすれば、肉料理の付け合わせにもってこいである。また、ポタージュやリゾットにしても、美しい色合いの料理となる。また、煮崩れしやすい性質を生かして、ジャムにするのも手である。
3. コリンキーの豊富な栄養成分
見ためがかわいいコリンキーだが、豊富な栄養素は夏の栄養補給にはもってこいである。まず、抗酸化作用が期待されるβカロテンを有しているため、美容の面でも期待できる。食物繊維やミネラルも豊富である。ビタミンB1やビタミンB2、ビタミンCも含まれているため、夏バテの予防の一助となる。
栄養が豊富な野菜でありながら、癖がないコリンキーはさまざまな料理に応用できるというメリットがある。通常のカボチャよりも水分が多いことから、ホクホク感には欠けるものの口あたりがよく食べやすい点も長所である。和洋中、またお菓子などに応用して、栄養源としてほしい。
栄養が豊富な野菜でありながら、癖がないコリンキーはさまざまな料理に応用できるというメリットがある。通常のカボチャよりも水分が多いことから、ホクホク感には欠けるものの口あたりがよく食べやすい点も長所である。和洋中、またお菓子などに応用して、栄養源としてほしい。
結論
2002年に誕生したコリンキーは、生で食べることができるデリケートな味わいを特徴としている。繊細な味わいと食感は、さまざまな料理に使いやすい。完熟する前のカボチャを食することから、みずみずしさも十分に味わえる食材である。栄養面においてもメリットが多いコリンキー、夏には大活躍してくれることまちがいない。
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