目次
1. きしめんの起源は愛知に根付いた平麺か?

きしめんは、麺類の中でも平たい形が特徴だ。JAS規格で太さが決められており、乾麺の場合、幅4.5mm以上厚さ2.0mm未満のものがきしめんと呼ばれる。味噌などの濃厚な味付けが多い愛知県だけあり、濃いつゆを合わせて食べることが多いようだ。きしめんの起源には諸説あるが、愛知県刈谷市で作られていた平らな麵が起源になったといわれている。さらに名前の由来にも諸説ある。有力なもののひとつは、中国の食べ物である碁石麺に由来するという説だ。見ためはきしめんに似ており、きなこをかけてお菓子として食べられていたようだ。
2. きしめんのカロリーはうどんと一緒と考えよう!

きしめんは基本的には平たいうどんなので、成分は実質うどんと同じとみなせる。目安として、下記の材料からきしめん1杯分を作ると仮定しよう。
きしめん(乾めん):100g
かまぼこ:20g
ほうれん草:25g
油揚げ:1/2枚
しょうゆ:小さじ2
砂糖:小さじ1/4
みりん:大さじ1/4
食塩:小さじ1/4
出汁:2カップ
かまぼこ:20g
ほうれん草:25g
油揚げ:1/2枚
しょうゆ:小さじ2
砂糖:小さじ1/4
みりん:大さじ1/4
食塩:小さじ1/4
出汁:2カップ
この場合、カロリーはおおよそ454kcalとなる。基本的にうどん1食分と代わらない程度だと考えてよい。したがって、きしめんだからと特別に考える必要はなく、食べる量などをうどんと同じように意識して調整しよう。
3. きしめんの栄養は具材により大きく変わる!

上記の材料から作るきしめん1杯分の栄養成分は、おおまかには下記の通りだ。
たんぱく質:15.5g
脂質:4.9g
炭水化物:82.1g
食物繊維:3.2g
カリウム:942mg
カルシウム:84mg
鉄:1.8mg
亜鉛:1.0mg
ビタミンA:レチノール活性当量88μg
食塩相当量:8.8g
脂質:4.9g
炭水化物:82.1g
食物繊維:3.2g
カリウム:942mg
カルシウム:84mg
鉄:1.8mg
亜鉛:1.0mg
ビタミンA:レチノール活性当量88μg
食塩相当量:8.8g
麵類の例に漏れず、炭水化物が多い。一方、たんぱく質やミネラル、ビタミンAなどもそれなりに含まれる。これらは、かまぼこやほうれん草といった具材に由来していると考えられる。したがって、具材次第では栄養が大幅に変わる可能性もある。また、注意すべきは塩分量だ。1杯だけで1日あたりの摂取目安量を上回るほどだ。間違ってもスープを飲み干さないよう、くれぐれも気を付けたい。
4. きしめんはさっと茹でられ、簡単に作れる!

きしめんの作り方は、うどんなどと基本的には変わらない。乾麺をたっぷりの湯で茹でればよい。できれば乾麺の10倍以上の湯を使いたい。また、きしめんの大きな特徴は茹で時間の短さだ。麵が平たい分、火の通りが速いため、すぐに茹であがる。場合によっては、うどんの半分程度の時間で茹であがることもあるくらいだ。あとはうどんと同様に水で締め、スープに入れればよい。うどんよりも少し濃いめのスープを作り、出汁の香りをしっかりときかせよう。そうすればきしめんとの相性がバツグンになるのだ。
5. うどんと同じ感覚で試そう!きしめんのアレンジ

オーソドックスにかけきしめん、あるいはざるきしめんとして食べるのもよい。しかし、うどんと同様にアレンジもできる。同じアレンジでもうどんとは違う食感を楽しめるので、試しがいがあるはずだ。例をいくつか見ていこう。
- 焼ききしめん
焼きうどんの要領で、きしめんと具材をソースなどで炒めると美味しい。麵が平たい分、味が絡みやすいため、薄味でも十分に美味しく食べられるはずだ。野菜をしっかり入れて栄養を補えればなおよい。
- カレーきしめん
和風出汁とカレーを組み合わせて、カレーうどんのごとく食べるのもよい。さっと茹でて歯ごたえを残すのもよいが、あえてスープとしっかり煮込んで柔らかい食感を楽しむのも面白い。
さっと作れるアレンジを紹介したが、もちろんほかにもさまざまなアレンジがある。うどんを思い出せば、メニューを想像しやすいはずだ。ぜひいろいろ作って楽しんでいただきたい。
結論
きしめんは規格で決められた平たい麵を楽しめる料理だ。カロリーなどの栄養は基本的にうどんと同じと考えればよく、具材次第で全体の栄養が大きく変わる。作るのは簡単なので、栄養豊富な具材をたっぷり組み合わせ、ヘルシーに食べたい。味付けなどのアレンジもしやすく、飽きずに食べられるだろう。きしめんが手に入ったら、どんどん食べていただきたい。
(写真出展)
農林水産省 うちの郷土料理 きしめん
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/kishimen_aichi.html
農林水産省 うちの郷土料理 きしめん
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/kishimen_aichi.html
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