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バンレイシの味と食べ方を紹介!日本でも栽培できる?

バンレイシの味と食べ方を紹介!日本でも栽培できる?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 岩切千晃(いわきりちあき)

鉛筆アイコン 2021年9月 9日

世界中にはいろいろな味や形のフルーツがあるが、「バンレイシ」と呼ばれる魅惑のフルーツをご存知だろうか。あまり聞き慣れない名前のフルーツだが、インドや中南米では多く栽培されている。本記事ではバンレイシが一体どんなフルーツなのか、味わいや栽培方法などとともに詳しく紹介していく。

  

1. バンレイシとはどんなフルーツ?

バンレイシ(番荔枝)は、バンレイシ科バンレイシ属の果物である。表面は緑色で、果肉は白い。見た目や味の特徴を、さらに詳しく紹介しよう。

バンレイシの別名や名前の由来

バンレイシは、別名「釈迦頭(シャカトウ)」と呼ばれる、不思議な形のフルーツである。別名にもある通り、釈迦の頭のようなゴツゴツした形をしているのが特徴だ。果肉がクリーム状で糖度が非常に高いことから、英語では「シュガーアップル」や「カスタードアップル」とも呼ばれている。また、台湾ではシェッキャー(釈迦)とも呼ばれる。

バンレイシの味の特徴

白くクリーム状の果肉にはねっとりと濃厚な甘さがある。完熟したものはよりクリーミーな口当たりのため、砂糖のように甘いアボカドとたとえる人もいるそうだ。また、砂糖のつぶや梨のようなシャリシャリとした食感や、軽い酸味なども同時に楽しめる。南国のフルーツという印象で、日本の果物とは違った個性が魅力的だ。

バンレイシ科ならアテモヤ・チェリモヤも美味しい

同じバンレイシ科には、アテモヤ、チェリモヤというフルーツもある。チェリモヤは、ペルーなど南米が原産である。マンゴーやマンゴスチンとともに世界三大美果といわれ、トロッとした柔らかい食感と濃厚な甘み、さわやかな酸味が特徴だ。アテモヤはバンレイシとチェリモヤの交配種で、チェリモヤの味によく似ている。

2. バンレイシが日本でマイナーなフルーツである理由

バンレイシは日本ではほとんど店頭に並ばないため、見たことがない人も多いはず。暑い地域で栽培されるフルーツのため、日本ではほとんど生産されていないのだ。また、熟成が進み始めると一気に熟してしまうため、日本に輸入するのもなかなか難しい。

冷凍バンレイシが輸入されている

通販などでバンレイシを売っている場合もあるが、ほとんどが冷凍のものである。現地で収穫され、ほどよい状態で冷凍したものを日本に輸入しているのだ。うまいもんドットコムで購入できる「フローズン釈迦頭(しゃかとう)」は、台湾産のバンレイシをまるごと冷凍させた商品。常温で少し解凍したあと、カットして食べるのがおすすめだ。

日本でもバンレイシが栽培されている

じつは日本でも、鹿児島県や沖縄県などでバンレイシが栽培されている。数はとても少ないが、生のバンレイシを日本で楽しみたい人にはおすすめだ。沖縄たま青果では、旬の時期である9~10月頃になると少量ではあるが生のバンレイシが通販販売される。

3. バンレイシの旬や美味しい食べ方

バンレイシは日本では珍しいフルーツのため、旬や食べごろの見分け方、食べ方などはあまり知られていない。バンレイシを入手できる時期や美味しく食べるコツなどを見ていこう。

バンレイシが美味しい旬の時期

国産のバンレイシの旬は9~10月頃で、海外から輸入されているものは時期を問わずに販売されていることが多い。ちなみに、バンレイシがメジャーなフルーツである台湾では、7~2月頃に出荷され現地の店頭や市場などに並ぶ。台湾での旬のピークは11~2月だ。

食べごろのバンレイシの見分け方

バンレイシは追熟が必要なフルーツで、収穫後にしばらく常温でおいておく必要がある。表面の皮が柔らかくなり、甘い香りが漂ってくると食べごろのサインだ。追熟させる際に表面が黒ずむ場合があるが、腐っていたり傷んだりしているわけではないので安心して見守ろう。また、熟成度により食感や味が変化するのも魅力の一つだ。熟成が進む前はシャキシャキとした食感だが、完熟するととろみや粘りに砂糖のつぶのような食感が混ざる。甘みは熟成が進むにつれ増していく。熟成途中か完熟か、食べごろは好みで選ぶとよいだろう。

バンレイシの食べ方

熟したバンレイシは冷蔵庫で冷やし、半分にカットしてスプーンですくって食べよう。完熟になったバンレイシは表面にヒビが入り、手で簡単に割れる場合もある。完熟のものなら、デコボコした部分を手で簡単に剝がすことができる。皮をむきながらかぶりつこう。生で食べてももちろん美味しいが、ケーキに混ぜ込んで焼いたり、ジュースやシャーベットにしたりするのもおすすめだ。
冷凍バンレイシの場合は、常温で1時間ほど半解凍してから半分に切れば、スプーンですくってアイスクリームのように食べることができる。しっかり解凍したい場合は、常温に2時間ほど出しておくとよい。

バンレイシ保存の注意点

熟す前のバンレイシを冷蔵庫に入れてしまうと、低温障害により食感や味が悪くなってしまう可能性があるので注意が必要だ。追熟は必ず常温で行おう。しかし熟したものなら、冷蔵庫で保存することができる。とくに夏場は常温保存では傷みやすくなるため、完熟したら冷蔵保存して早めに食べるようにしよう。冬など気温の低い時期なら、屋外で保存するという方法もある。

4. バンレイシの種には毒がある!

バンレイシの果肉には、黒い種がある。この種には毒性があるといわれているため、注意が必要だ。

噛んだり飲み込んだりするのはNG

バンレイシの原産地では、果肉を口に入れてから種を吐き出すという食べ方が主流である。そのため、種を口に含む程度であれば毒の影響はないようだ。種を噛んだり飲み込んだりしないように気をつけながら食べよう。

種を取り除いてから食べるのがベスト

バンレイシ自体が日本では珍しいフルーツのため、種に毒があることを知らないという人がほとんどだ。そのため、誰かにふるまう場合は注意喚起をしたほうがよいだろう。とくに幼児など種をうまく出せない場合などは、あらかじめ取り除いておくと安心だ。ジュースやスムージーなどに加工する場合も、誤って種を粉砕しないよう事前に取り除いておこう。

5. バンレイシの育て方

珍しいフルーツのバンレイシだが、じつは種や苗から育てることもできる。寒さに弱いため、沖縄や九州以外の地域では地植えではなくプランターなどを使って室内で育てるのがおすすめ。また、日当たりのよい場所を好む植物なので、できるだけ窓に近い場所に置くとよいだろう。
種から育てる場合は、芽が出たら徐々に間引きをしながら大きなプランターに移し替えていく。芽が出ない種も多いため、不安な人は苗を購入するのがおすすめだ。苗からのほうが栽培しやすく、初心者向けといえるだろう。バンレイシの花は淡い黄緑色で、6枚の花びらを持つのが特徴だ。実が付くまでは2~3年かかってしまうが、成長段階も観葉植物として楽しめる。

6. バンレイシの栄養やカロリー

濃厚で甘みの強いフルーツということで、バンレイシはカロリーや糖質が高いのでは?と気になる人もいるだろう。アメリカ合衆国農務省(U.S. DEPARTMENT OF AGRICULTURE)の資料(※)によると、バンレイシ100gあたりのカロリーや主要な栄養素は次の通りである。
  • カロリー 94kcal
  • 水分 73.2g
  • たんぱく質 2.06g
  • 脂質 0.29g
  • 炭水化物 23.6g
  • 食物繊維 4.4g
  • カリウム 247mg
  • カルシウム 24mg
  • マグネシウム 21mg
  • リン 32mg
  • ビタミンC 36.3mg
  • ビタミンB6 0.2mg
バンレイシは水分が7割以上を占めるフルーツだが、炭水化物が主要な栄養素のため、カロリーは決して低くない。糖質も19.2gと全体の約2割になる。ただし、食物繊維量が多くさまざまなミネラル類やビタミン類が含まれているなど、優れた面ももつ。カロリーや糖質を摂り過ぎないよう気を付けつつ、美味しくいただこう。

結論

バンレイシはとても不思議なフルーツだが、一度食べるとハマってしまう人も多い。生のものを手に入れるのは困難だが、冷凍のバンレイシであれば比較的入手しやすい。興味のある人は、ぜひ一度味わってみてはいかがだろうか。その美味しさに驚く人も多いはずだ。
(参考文献)
※出典:U.S. DEPARTMENT OF AGRICULTURE 「FOODDATA CENTRAL」Sugar-apples, (sweetsop), raw
https://fdc.nal.usda.gov/fdc-app.html#/food-details/168175/nutrients
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  • 公開日:

    2020年11月11日

  • 更新日:

    2021年9月 9日

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