1. もやしの基礎知識

もやしって何?
そもそも、もやしとは一体何のことだろう?もやしは、穀類や豆類の種子を暗所で水に浸し、成長させたものの総称。地味な見た目ではあるが、あなどるなかれ。栄養豊富な種子からできることもあり、炭水化物やたんぱく質、ビタミンはもちろん、成長過程でさまざまな栄養素が増えていくのだ。とくに豆もやしは、カルシウム、カリウム、葉酸、ビタミンB1などが多く含まれている。
もやしの種類
一般に販売されているもやしは、大きく分けて3種類。もっともポピュラーなものが、緑豆を原材料にした緑豆もやし。ブラックマッペと呼ばれる豆を原料にしたブラックマッペもやし。大豆を原料にしたものが大豆もやし。これは、豆もやしと呼ばれるものだ。それぞれに栄養素が異なり、価格帯も違う。
2. もやしの下ごしらえ

ひげ根問題
もやしを美味しく食べるためには、下ごしらえが欠かせない。最大の難関とも言えるのが、ひげ根。これはもやしの端についているヒゲのようなもの。ひとつひとつ取り除くのは、骨の折れる作業ではあるが、実はこれをやるとやらないでは味わいに大きな差が出る。もやしは、特有の香りがあるのだが、これが料理を邪魔する場合も。ひげ根をとるとどうしたことか、その香りがなくなるのだ。さらに食べたときの食感もよい。
ひげ根の取り方
ヒゲのようなものがついている部分をポキっとおるだけ。なるべく根元を折るようにすると可食部の減少が抑えられる。爪を立てて行うと簡単にできる。子どもや料理初心者でも簡単にできる下ごしらえなので、家族にお手伝いを頼むのもおすすめだ。
水に放つ
ひげ根を取ったもやしは、水に一旦放つとよい。こうすることでぐっとしゃっきり感が増す。ただ、長い時間つけていると逆に水っぽくなる、さらに栄養素が逃げ出す危険性があるので、さっとでOK。
3. もやしの食べ方

茹で時間がキモ
もやしは、そのシャキシャキとした食感が持ち味。茹ですぎてしまうとこの食感が台無しになってしまう。豆もやしは、必ずあらかじめ茹でることをおすすめする。ほかのもやしと違い、豆部分にも火を通す必要があるので、加熱時間が長い。目安は3〜5分程度だ。それ以外のもやしは、塩とほんの少量の酢を入れた熱湯で45秒ほど茹でるだけ。ザルに上げて水気を切ればOK。水に取る必要はない。
和え物が基本
もやしのシャキシャキ感を存分に味わうのなら、和え物が吉。ナムルなど韓国風に味つけてもよし、胡麻和えにしても美味しい。刻んだネギとごま油、塩と和えるだけでもつまみになるので、自分好みの具材と味で和えてみよう。もちろん、マヨネーズなど洋風にアレンジしても美味しい。
炒め物も美味しい
もやしは、シンプルな味わいなのでどんな味付けとも合う。茹でずに、洗った状態でざっと炒めるのも簡単で美味しく、おすすめ。味付けは、塩胡椒、ソース、醤油、バターなどなんでもござれ。我が家ではソースとひとつまみの砂糖で炒めるのが人気だ。
結論
もやしのひげ根は、ひとつひとつ手で取ってから調理してみよう。取ると取らないではまるで味が違うことを体感できるはず。近頃では、さまざまなもやしが販売されているので、スーパーで見比べてみるのもよいかもしれない。
この記事もcheck!