1. さつまいもの選び方

さつまいもの種類
さつまいもはその食感、味わいによっていくつかの種類に分けることができる。鳴門金時に代表されるもっとも定番のホクホク系、安納芋に代表される蜜入りの非常に甘いねっとり系、最後に両者の中間で近年品種が増えているしっとり系。おかずやさつまいもごはんに使うのならば、人気のねっとり系は避けるのが正解。ねっとり系は、蒸すだけでまるでデザートのような甘さと食感を持っているからである。
食事向きの品種はこれ
おかずやさつまいもごはんに使うなら、定番のホクホク系としっとり系がおすすめ。品種で言うと鳴門金時、紅あずま、あまあかりあたりであれば、間違いなしである。
さつまいもの旬と栄養
さつまいもは晩夏から晩秋にかけて収穫される。収穫後、ある一定期間貯蔵することで甘みが増すので、巷に旬として出回るのは晩秋になる。さつまいもは食物繊維を多く含むことで知られる食材。そのほかビタミンCも比較的多く含まれている。
2. ごはんに合うさつまいものおかず

さつまいもと韓国料理
韓国の甘辛い味付けはさつまいもと相性抜群。鶏肉と一緒に炒め煮にするタットリタンは、ごはんに合う味付けでおすすめだ。素材を切り揃え、ごま油で炒めたら、コチュジャン、韓国唐辛子、砂糖、酒、醤油、にんにく、生姜などで味付けして、火が通るまで煮込んでいくだけ。韓国版の肉じゃがのような雰囲気だ。
さつまいものおかずサラダ
ポテトサラダのように作るおかずサラダも甘塩っぱくてごはんが意外に進む。油なしでカリカリになるまで炒めたベーコン、オニオンスライスを具材にチョイスすると食感があって美味しい。あとは普通のポテトサラダのように塩胡椒、マヨネーズで味付けをすればOK。大人味にするなら、粒マスタードをプラスしてもよいだろう。
さつまいものきんぴら
定番のおかず、きんぴらをさつまいもでアレンジ。作り方も非常に簡単。細切りにしたさつまいもを普段通り、きんぴらにするだけである。辛味を効かせると味にメリハリがつくので、一味を振ったり、鷹の爪を一緒に炒めるとよいだろう。
3. ワンランク上のさつまいもごはん

洋風さつまいもごはん
さつまいもは洋食にもぴったり。さつまいもごはんを洋風に仕上げるなら、ベーコンやソーセージ、玉ネギをプラスするとよいだろう。簡単に炊飯器で炊き込みごはんにしてもよし、鍋でピラフのように炊き上げてもよし。仕上げにバターをたっぷり混ぜ込み、胡椒を振って味を引き締めるのがおすすめだ。
+キノコで季節感を
さつまいも同様、秋に旬を迎えるきのこ。さつまいもとの相性がよいので、炊き込みごはんに加えるのもよいだろう。そのまま具材を乗せて炊飯器で炊いても十分旨いが、ガーリックソテーにしたキノコをできあがったさつまいもごはんに混ぜ合わせる手法もおすすめ。
+肉でボリュームアップ
牛肉や鶏肉、豚肉と家庭で利用する肉との相性がよいことでも知られているさつまいも。炊き込みごはんにも肉類を入れるとぐっとボリュームのある仕上がりに。炊飯器で一緒に炊き込む場合は、あらかじめ下味をつけておくと仕上がりがぼやけることもない。
結論
さつまいもはスイーツだけでなく、おかずや炊き込みごはんにアレンジすることで毎日の献立に役立つ存在になる。甘みを生かすよう、辛味や塩気を上手に使ってメリハリをつけるのが美味しく仕上げるコツだ。これから旬を迎えるさつまいもを、毎日の献立に加えてみよう。
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