1. 【柿の剥き方】切り分けてから皮を剥く方法

ここでは柿を切り分けてから剥く方法や手順、ポイントまで解説する。この方法は、柿の剥き方で最もベーシックな方法であるため初心者にもおすすめだ。
柿を切り分けてから剥く方法・手順
柿を切り分けてから剥く際は包丁やナイフ、まな板など一般的な物を用意するとよい。柿を切り分ける剥き方は以下の通りだ。
- くぼみに沿って4等分にくし形に切る
- 切ったら、それぞれヘタを切り落とす
- ヘタを切り落としたら皮を剥く
柿を切り分けてから剥く際のポイント
柿は果頂部や果皮に近い部分のほうが甘く、逆にヘタに近い部分は甘みが薄く苦味を感じるという傾向がある。そのため、柿の皮は厚く剥きすぎないようにすることが剥き方のポイント。柿を包丁へ送るように剥くとよい。柿を剥く方向は、ヘタ側からお尻側に向かうのがベストなので覚えておこう。
2. 【柿の剥き方】回転させながら剥く方法

柿を回転させる剥き方は、切り分けてから剥く方法よりも上級者向けだが、慣れさえすれば早く剥くことができる。また、柿の形を残したいときや干し柿にしたい場合に便利だ。柿を回転させる剥き方をさっそく見ていこう。
柿を回転させながら剥く方法・手順
柿を回転させながららせん状に剥く方法は、一般的なりんごの皮剥きと同じ要領だ。
- ヘタの近くに包丁を差し込み、ヘタをくり抜くように包丁で回しとる
- ヘタ側から包丁やナイフを入れ、回転させながら尻に向かって皮を剥く
先にも述べたがここで紹介した剥き方は、不慣れの場合少し難しく感じるだろう。しかし、柿を持ち変えることなく一気に剥けるため慣れれば早い。挑戦してみる価値がある剥き方だろう。
柿を回転させながら剥く際のポイント
柿を回転させる剥き方のポイントは、包丁を動かすよりも手で柿をくるくると回すこと。最後まで皮をひとつなぎにしてむければキレイだが、途中で切れても問題ない。
3. 【柿の剥き方】熟した柔らかい柿を剥く方法

柔らかく熟した柿は、無理して皮を剥かなくても美味しく食べられる。たとえば、よく洗ってから皮ごと食べたり、水平に割ってからスプーンですくって食べたりといった方法だ。また、凍らせてシャーベット状にして食べても楽しめる。いずれも美味しいが、ここでは熟した柿の剥き方を紹介しよう。
柔らかくなった柿を剥く方法・手順
先で少し触れたが、柿は皮に近い部分が甘くて美味しいので、厚く皮を剥くのはもったいない。そのため、なるべく柿の皮だけを除けるよう、剥き方を工夫する必要がある。
- ヘタの近くに包丁を差し込み、ヘタをくり抜くように包丁で回しとる
- 柿を半分、またはくし形など食べやすいサイズに切り分ける
- 柿をまな板に置いたまま、包丁を入れて皮を剥く
柔らかくなった柿を剥く際のポイント
熟して柔らかくなった柿は非常に崩れやすいため、いくつかポイントをおさえて剥く必要がある。固い柿はヘタから尻に向けて剥くとよいが、柔らかくなった柿は尻からヘタに向かって剥くとよい。その際、柿の皮をまな板に押し付けるようにし、小刻みに刃を動かす剥き方を実践すると柿の実を崩さず剥くことができる。
4. 柿の皮剥きに役立つ便利グッズ2選

ここまで柿の剥き方について紹介してきたが、ここでは柿の皮剥きに役立つアイテムを紹介しよう。
グッズ1.ピーラー
熟して柔らかくなった柿でなければ、柿の皮をピーラーで剥くこともできる。じゃがいもや人参など根菜類の皮剥きに大活躍のピーラーは、柿はもちろんりんごなど固い果実の皮剥きにも適しているのだ。ピーラーの刃が引っ掛かりにくい場合は、包丁やナイフで少し皮に切れ目を入れるとスムーズに剥きはじめられるだろう。ピーラーを使った柿の剥き方は、安全に剥けるだけでなく時短にも繋がるのでおすすめである。
グッズ2.柿皮剥き機
柿の皮剥きに役立つアイテムはピーラーだけではなく、柿専用の皮剥き機というものも存在する。皮剥き機に付いている三本針で柿を固定できるため、柿が滑って剥きにくいこともない。ピーラーを組み合わせてハンドルを回せば簡単に剥ける、という非常にラクな剥き方であるため大量の柿の皮を処理する際に最適だ。
結論
柿の剥き方は、大きく分けて「切り分けてから剥く方法」と「回転させながら剥く方法」の2種類あることが分かった。熟して柔らかくなった柿の場合は、「切り分けてから剥く方法」を試してみよう。柿の用途や状態などに合わせ、ときにはアイテムを駆使して最適な剥き方を実践してみてほしい。