1. 娘の弁当を作り始めたきっかけ
もともと共働きで週末の料理は私が作っていた背景もありましたが、平日の帰宅が遅いため、弁当で娘とコミュニケーションをとってみたいという思いと、本当に3年間続けられるかチャレンジしてみようという気持ちからでした。
つまり、弁当作りを義務感ではなく「男の趣味」にすることで、日々の楽しみに昇華させたいという考えからはじめたのです。
つまり、弁当作りを義務感ではなく「男の趣味」にすることで、日々の楽しみに昇華させたいという考えからはじめたのです。
2. 弁当作りのマイルール6つ
そこで考えたのが、自らにハードルを課すこと。だらだら作っていたらすぐに飽きると思い、マイルールをつくりました。
- 既製品や冷凍食品は使わない
- 出来合いの調味料は使わない
- 前の晩の料理をそのままいれない
- 週内に同じ料理は入れない
- 料理は当日に作る
- 弁当のあとの朝食は新たに作る
もちろん、いまの冷凍食品は美味しいし、寝坊したときには便利でしょう。でも、ゲーム感覚で作ったほうが、結果的には長続きすると考えたのです。
3. お弁当作りに彩りは重要!
いちばん気をつかったのは彩りです。よく弁当は茶色いほどうまい、といいます。弁当には加熱したものをいれますから、味を染み込ませたおかずが多くなる。すき焼き、そぼろ、生姜焼きなど、おいしそうな料理は茶系です。
でも弁当箱を開けたとき、茶、黄、緑、赤をバランスよく配したほうがきれいじゃないですか。その段階で「週内に同じ料理は入れない」のルールはギブアップしました。当時娘は人参がイマイチで「赤」はプチトマトくらいしかなかったのです。「緑」食材はたくさんありますが、傘が大きいのブロッコリーは場所を埋めるのにちょうどよく、このふたつは早々解禁しました。黄色は冒頭に書いたように卵焼き、かぼちゃ、ゆで卵などで、そこにひじきの黒やうずらの卵の白などをうまく配して弁当の配置を決めていくのです。
娘は米好きなので主食はだいたいご飯ですが、白が多すぎるのはいやなので、じゃこやふりかけ、混ぜご飯にすることが多い。たまにはサンドイッチ、ペンネのミートソース、夏だとそうめんや冷やし中華もしました。
「よく献立を考えられますね」と言っていただくこともありますが、前日に決めるのは主菜だけで、あとはアドリブです。帰宅する途中に冷凍室にある肉を思いうかべ、トンカツにするなら冷凍室から冷蔵室に豚肉を移しておく。ただ、今は夜の食事は妻が作っていますから、あるはずの肉が使われていたりして、そういうときはあせります。また酔っ払って帰って、何度も記憶がなくなったせいか、朝起きたら何種類もの肉が解凍されていて、「いったい何を作るつもりなんだっけ」と混乱することもありました。
弁当箱を決めておけば、容量はわかりますから、色のバランスを考えながら、残りを決めます。だいたい4、5種類でいっぱいになるので、野菜室を見て緑色を決めます。インゲンをチャンジャで和えたり、ほうれん草を胡麻和えにしたり。赤は、プチトマトはできれば使いたくないので、しらたきがあれば明太子和え、冷凍の小海老で海老チリ、人参のかき揚げなど。そのほかのおかずも色を考えながら決めればいい。
でも弁当箱を開けたとき、茶、黄、緑、赤をバランスよく配したほうがきれいじゃないですか。その段階で「週内に同じ料理は入れない」のルールはギブアップしました。当時娘は人参がイマイチで「赤」はプチトマトくらいしかなかったのです。「緑」食材はたくさんありますが、傘が大きいのブロッコリーは場所を埋めるのにちょうどよく、このふたつは早々解禁しました。黄色は冒頭に書いたように卵焼き、かぼちゃ、ゆで卵などで、そこにひじきの黒やうずらの卵の白などをうまく配して弁当の配置を決めていくのです。
娘は米好きなので主食はだいたいご飯ですが、白が多すぎるのはいやなので、じゃこやふりかけ、混ぜご飯にすることが多い。たまにはサンドイッチ、ペンネのミートソース、夏だとそうめんや冷やし中華もしました。
「よく献立を考えられますね」と言っていただくこともありますが、前日に決めるのは主菜だけで、あとはアドリブです。帰宅する途中に冷凍室にある肉を思いうかべ、トンカツにするなら冷凍室から冷蔵室に豚肉を移しておく。ただ、今は夜の食事は妻が作っていますから、あるはずの肉が使われていたりして、そういうときはあせります。また酔っ払って帰って、何度も記憶がなくなったせいか、朝起きたら何種類もの肉が解凍されていて、「いったい何を作るつもりなんだっけ」と混乱することもありました。
弁当箱を決めておけば、容量はわかりますから、色のバランスを考えながら、残りを決めます。だいたい4、5種類でいっぱいになるので、野菜室を見て緑色を決めます。インゲンをチャンジャで和えたり、ほうれん草を胡麻和えにしたり。赤は、プチトマトはできれば使いたくないので、しらたきがあれば明太子和え、冷凍の小海老で海老チリ、人参のかき揚げなど。そのほかのおかずも色を考えながら決めればいい。
4. メニューの発想は、外食の経験値。
アドリブの発想は日々の外食です。男性はランチにしろ、飲み会にしろ、外で食べる機会だけは専業主婦よりずっと多い。テレビの料理番組は見られない代わりに、外食で美味しかったものを弁当に入れればいいと思っています。だから、牛カツ、タコの唐揚げ、マッシュルームフライ、ハモのつけ焼きなど、どう考えても酒の肴だろう、といわれるようなメニューも数多くありますが、いまのところ娘は食べてくれているので、それでよしとしています。
FacebookやInstagramにも日々の弁当をアップしているので、SNSで繋がっている料理人が帰り際に「明日の弁当に使ってよ」と肉の切れ端をくれたり、食イベントの残りをもらったりと、最近は役得でバラエティに富んだ食材になってきています。
娘の同級生が私のInstagramをフォローしていて、娘に直で「今日のローストチキンが食べたいから、私のおかずとシェアしよう」とメッセージがくるそうで、子供たちが好きそうな料理は多めにいれたりするのもひそやかな楽しみです。
FacebookやInstagramにも日々の弁当をアップしているので、SNSで繋がっている料理人が帰り際に「明日の弁当に使ってよ」と肉の切れ端をくれたり、食イベントの残りをもらったりと、最近は役得でバラエティに富んだ食材になってきています。
娘の同級生が私のInstagramをフォローしていて、娘に直で「今日のローストチキンが食べたいから、私のおかずとシェアしよう」とメッセージがくるそうで、子供たちが好きそうな料理は多めにいれたりするのもひそやかな楽しみです。
結論
最近は長く続いているのでゲーム感覚から日常生活のひとコマとなり、当初のマイルール6つを柔軟に解釈。会食でいただいた炊き込みご飯の残りや、お土産の練り物、焼売などを入れることもあります。
ただ、その日の朝にほぼすべての料理を作るというルールはいまでも守っています。いくら眠くても、それが私の勝手な愛情だと思っているからです。
ただ、その日の朝にほぼすべての料理を作るというルールはいまでも守っています。いくら眠くても、それが私の勝手な愛情だと思っているからです。