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青ねぎの中でも有名な【九条ねぎ】ってどんなねぎ?特徴や産地を紹介

青ねぎの中でも有名な【九条ねぎ】ってどんなねぎ?特徴や産地を紹介

投稿者:ライター 諸田結(もろたゆい)

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

鉛筆アイコン 2021年3月31日

全体がキレイな緑色をした青ねぎ。その中でも有名なのが、今回紹介する九条ねぎだ。テレビなどでも紹介されるほど知名度が高く、一度は耳にしたことがあるという人がほとんどだろう。青ねぎにはさまざまな種類があるが、九条ねぎには一体どんな特徴があるのだろうか。その味わいや産地とともに紹介していく。

  

1. 九条ねぎってどんなねぎ?

九条ねぎは青ねぎの一種で、太めの品種と細めのものとがある。鍋などによく使われている白ねぎ(長ねぎ)とは違い、葉全体が緑色なので葉ねぎとも呼ばれている。青ねぎは関東ではあまり馴染みのないねぎだが、じつは関西ではさまざまな料理に使われているのだ。

■青ねぎの王様と呼ばれる

九条ねぎは青ねぎの中でもぬめり成分が非常に多く、カットしたときに透明な汁がたくさん出てくる。この汁にぬめり成分が含まれていて、そこに甘みがギュッと凝縮されているのだ。甘みが強く、食べごたえもあることから青ねぎの王様として君臨している。栽培期間が長く、葉先から根元の白い部分まで、すべて美味しく食べることができる。

2. 九条ねぎの主な産地と旬

九条ねぎの主な産地は京都府。京都の伝統野菜としても登録されるほど、有名で品質の高い青ねぎだ。関西では青ねぎの中でも九条ねぎが多く食べられていて、薬味としてだけでなくメインの食材として使われることも多い。九条太ねぎと九条細ねぎの2種類があり、1年を通して栽培・収穫されているのも特徴の1つだ。

■収穫時期によって味が違う?

九条ねぎは1年を通して栽培されている青ねぎだが、収穫する時期によって味わいが異なる。たとえば暖かい春は辛みが少なく、マイルドな味わいが楽しめる。一方で、夏にはキリっとした辛みとパンチのある味わいとなる。また、旬を迎える1~2月頃は葉が分厚くなり、ぬめりも増して甘く美味しくなる。寒い時期を耐え忍んで育つことで甘みが凝縮され、最高に美味しい九条ねぎができあがるのだ。

3. 九条ねぎの美味しさは甘みとぬめりにアリ

九条ねぎをはじめとする青ねぎは、細かく刻んで薬味として使うことが多い。しかし、ぬめりと甘みの強い九条ねぎは、細かく刻むよりもざっくりと切って青ねぎ本来の味を楽しむのがおすすめだ。ここでは、青ねぎを存分に味わえるおすすめの食べ方を紹介していく。

・天ぷら

ねぎを天ぷらにするのは意外かもしれないが、じつはとても美味しい食べ方。九条ねぎの産地である京都府では、よくある食べ方でもある。九条ねぎを食べやすい長さにカットし、衣を付けて揚げる。天つゆではなく、塩や抹茶塩を付けて食べるのがおすすめだ。サクッとした衣と甘くてジューシーなねぎがたまらない美味しさ。

・コショウ炒め

鶏肉や豚肉と一緒に、黒コショウで炒めるのもおすすめ。黒コショウのピリッとした辛さが九条ねぎの甘みを引き立ててくれる。炒めすぎるとしんなりしてしまうので、先に肉を炒めてから最後にサッと炒め合わせるのがよいだろう。シャキシャキとした食感が存分に楽しめる。

・塩だれ

刻んだ九条ねぎに塩やごま油などを合わせ、塩だれを作っておけばいろいろな料理に活用できる。肉にかけても美味しいし、サラダのドレッシングとして使うこともできて便利だ。簡単に作れるので常備しておけば料理の幅も広がる。

結論

今回は青ねぎの王様とも呼ばれるほど品質の高い九条ねぎを紹介した。関西ではたくさん出回っている九条ねぎだが、関東ではあまり見かけないのが現状だ。旅館や料亭などでは扱っていることも多いので、機会があればぜひ食べてみてほしい。ほかの青ねぎや白ねぎとの違いを実感できるはずだ。普段から九条ねぎを食べている人は、いままでとはちょっと違う食べ方にもチャレンジしてみてはいかがだろうか。
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  • 更新日:

    2021年3月31日

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