1. カップラーメンとカップ焼きそば

カップラーメンとは
カップラーメンとは、カップ入りのそのまま食べることのできるインスタントラーメンを総称する言葉である。発売当初から人気を博している、代名詞的存在のカップヌードルをはじめ、出前一丁、麺づくり、麺職人、サッポロ一番など、数多くのカップラーメンがラインアップされている。季節限定商品やトレンドを踏まえた商品バリエーションも多く、人々を飽きさせない。お湯を注ぐだけで食べられるので、ゴミも少なく、非常に簡単に食べることができるところが利点である。
カップ焼きそば
カップラーメンの誕生から、数年後に登場したのがカップ焼きそばである。こちらも今や定番中の定番。王道といえば、ペヤング、U.F.O.、一平ちゃんだろうか。北海道限定のスープがついているやきそば弁当など、地域色を強く反映した商品展開もある。カップ焼きそばは、カップラーメンと異なり、湯切りを要する商品が多いところが特徴。ソースはあと混ぜであることがほとんどだ。
2. カップラーメンとカップ焼きそばの容器

カップラーメンの容器
カップラーメンの容器を最初に開発したのは、カップラーメンの生みの親・安藤百福だといわれている。液体を入れることができ、耐熱性があるカップの製造には、非常に時間がかかったそうだ。ちなみに発売当時から、多くのカップラーメンは丼を思わせる丸型の容器のものがほとんど。
カップ焼きそばの容器
対してカップ焼きそばの容器の多くは、四角である。この四角いフォルムの容器をいち早く取り入れたのは、ペヤングだといわれている。ただし、カップ焼きそばには少なからず丸い容器を使っているものもある。その代表と言われるのが、U.F.O.である。
3. カップラーメンとカップ焼きそばの容器が違う理由

内容量の違い
カップラーメンとカップ焼きそばの容器の違いには、いくつか理由がある。そのひとつと言われているのが内容量の差である。カップ焼きそばとカップラーメンの麺の量を比べると焼きそばの方が多い場合がほとんど。丸よりも四角の方がたくさん入るという物理的な理由が大きく関係しているようだ。
こう聞くと丸型を大きくすればよいという声が聞こえてきそうだが、その案でいくとどうしても輸送にコストがかかる。というのも丸型の大きい容器は、四角の容器よりもダンボールにコンパクトに詰め込むのが難しいのだ。
こう聞くと丸型を大きくすればよいという声が聞こえてきそうだが、その案でいくとどうしても輸送にコストがかかる。というのも丸型の大きい容器は、四角の容器よりもダンボールにコンパクトに詰め込むのが難しいのだ。
食べ方による違い
ラーメンはつゆがあるのが基本。つゆを上手に飲むには、四角よりも断然丸型の方がよい。ラーメン店の器を見れば、一目瞭然である。この理由からカップラーメンには丸型の容器が採用されているのだ。対して、カップ焼きそばは湯切りをすることが基本なので、湯切りしやすい四角の容器を使用しているのだ。
視覚的な違い
これは後付け的な理由になるが、おおよそのカップラーメンが丸の容器、カップ焼きそばが四角の容器という現在では、買い間違いを防ぐような意味合いも含まれてくる。
結論
カップラーメンとカップ焼きそばの容器の違いには、麺の量、輸送問題、食べ方、視覚的な問題とさまざまなトリビアが隠されていることがわかった。確かに!言われてみれば!と思うポイントがあったかもしれない。ちょっとした会話のネタに使ってみてはいかがだろう?
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