1. カップうどんの塩分量はどのくらいなのか?

カップうどんの定番品である、マルちゃんの赤いきつねと日清のどん兵衛。どちらも味にこだわってスープを作っており、嗜好の差を意識して地域によって味付けを変えている。
それぞれの塩分量を見ていこう。
赤いきつね 北海道
めん・かやく 2.0g
スープ 3.6g
合計5.6g
スープ 3.6g
合計5.6g
赤いきつね 東
めん・かやく 2.8g
スープ 3.8g
合計6.6g
スープ 3.8g
合計6.6g
赤いきつね 西
めん・かやく 2.6g
スープ 3.5g
合計5.1g
スープ 3.5g
合計5.1g
赤いきつね 関西
めん・かやく 2.0g
スープ 3.4g
合計5.4g
スープ 3.4g
合計5.4g
どん兵衛 きつねうどん 東
めん・かやく 1.6g
スープ 3.5g
合計5.1g
スープ 3.5g
合計5.1g
どん兵衛 きつねうどん 西
めん・かやく 1.6g
スープ 3.6g
合計5.2g
スープ 3.6g
合計5.2g
赤いきつねとどん兵衛の塩分を比較すると、どん兵衛の方が塩分量は少ない傾向にあるものの、あまり大きな違いは見られない。特にスープ自体の塩分量はそれほど変わりはなく、麺とかやくの塩分量に違いが見られる。
2. 塩分を抑えながら食べる方法はある?

塩分が気になる人は、量を控えめにしたり、スープを残したりという方法がある。また、かやくの量を2/3や半分など少なめにすることもできる。味が薄くなってしまうのに抵抗があるなら、鰹節や昆布で出汁をとり、お湯の代わりに使ってみよう。
合わせ出汁の取り方
材料
材料 1L分
水1L
昆布 10g
鰹節 20g
水1L
昆布 10g
鰹節 20g
作り方
- 昆布の表面を布で軽く拭き取って水に入れ、1時間ほどおく。
- 弱火にかけて、沸騰直前に昆布を取り出す。
- 沸騰したら火を止めて、鰹節を加える。
- 鰹節が鍋底に沈むまで2〜3分待つ。
- ふきんを敷いたザルで濾して完成。
出汁を取っておくと、カップうどんだけではなく、味噌汁や煮物などにも使えて便利だ。塩分はなるべく摂りたくないが、カップうどんを美味しく食べたいというときには是非この方法をおすすめしたい。
3. カップうどんはバリエーションも幅広い!

カップうどんは醤油風味のものだけではなく、幅広い味のバリエーションを楽しむこともできる。とくにカレーうどんは根強い人気のある味付けだ。ここでは、変わり種のカップうどんの塩分について見ていこう。
マルちゃん
黒い豚カレーうどん...塩分5.8g
白い力もちうどん...塩分4.7g
バリうまごぼ天うどん...塩分5.1g
白い力もちうどん...塩分4.7g
バリうまごぼ天うどん...塩分5.1g
日清
カレーうどん西...塩分5.8g
汁なし牛カルビ風味うどん...塩分3.0g
黒酢酸辣湯うどん...塩分5.6g
肉うどん...塩分4.9g
かき揚げ天ぷらうどん...塩分4.3g
汁なし牛カルビ風味うどん...塩分3.0g
黒酢酸辣湯うどん...塩分5.6g
肉うどん...塩分4.9g
かき揚げ天ぷらうどん...塩分4.3g
うどんの種類はマルちゃんよりも日清の方が豊富である。塩分はうどんの種類によって差が大きいが、スープ付きのうどんなら4〜6gの範囲だと思っておけばよいだろう。
1日の塩分摂取の目標量は、成人男性が8g未満、成人女性が7g未満なので、カップうどん1個をスープまで飲み干してしまうと、1日分の塩分の半分以上を摂取してしまうことになる。塩分の摂りすぎは、病気のリスクを高めることも多いので気をつけよう。
カップうどんを購入するときは、なるべく塩分の少ないものを選び、スープを残したり薄めたりして食べ方も工夫した方がよい。
結論
カップうどんには標準的なきつねうどんのほかにも肉うどんやカレーうどんなど、さまざまな種類がある。種類やメーカーによって塩分量は異なるが、ほとんどが4〜6g程度のものが多い。健康のためにも、塩分の高いカップうどんは食べ方を工夫しつつ、頻度も減らす必要があるだろう。薄味はすぐに慣れるものではないので、習慣化できるように少しずつ意識していってみてほしい。
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