1. おかのりとはどんなもの?
特徴
おかのりは、漢字では陸海苔と記す。
また、アオイ科ゼニアオイ属の仲間で、ヨーロッパ原産といわれている。おかのりの特徴は葉が大きく5つに広がっているところだ。
葉っぱの表面はザラザラとしていて、茎葉を食す葉菜類の仲間になる。葉を干したり、炙ったりすると焼き海苔に類似する磯の香りがすることから、おかのりという名前がついたといわれている。生野菜のまま包丁で刻むと海苔に似たぬめりが生じる。葉物野菜に多い独特の青臭さなどはない。
また、アオイ科ゼニアオイ属の仲間で、ヨーロッパ原産といわれている。おかのりの特徴は葉が大きく5つに広がっているところだ。
葉っぱの表面はザラザラとしていて、茎葉を食す葉菜類の仲間になる。葉を干したり、炙ったりすると焼き海苔に類似する磯の香りがすることから、おかのりという名前がついたといわれている。生野菜のまま包丁で刻むと海苔に似たぬめりが生じる。葉物野菜に多い独特の青臭さなどはない。
旬の時期
おかのりの旬は、5月中旬〜11月下旬になる。
保存方法
キッチンペーパーを水で濡らしておかのりを包み込み、野菜室で立てて保存しよう。すぐ食べない場合は、さっと茹でてからしっかり水気を切り、冷凍用保存袋などに入れて冷凍しよう。
2. おかのりのもつ栄養と効能
おかのりにはカルシウムやビタミンC、鉄などが豊富に含まれている。
カルシウム
人間の骨や歯などの構成成分になる。そのほかの一部は、カルシウムイオンとして体内に存在し、血液凝固や心筋の収縮機能を増す働きがある。一方、カルシウムが不足すると骨粗鬆症のリスクがある。カルシウムはビタミンDを含む食品と一緒に摂取すると吸収率が高まるといわれている。
ビタミンC
骨や腱などの結合組織に必要なコラーゲンの生成に関わるほか、毛細血管などの機能維持にも働きかける。また、ストレスに対する抵抗力を高めたり、抗酸化作用により、身体の酸化を防ぐ働きがある。
鉄
酸素を輸送したり、筋肉中のミオグロビンの構成成分や貯蔵鉄として蓄えられている。
鉄にはヘム鉄と非ヘム鉄があり、動物性食品にはヘム鉄が、植物性食品には非ヘム鉄が多く含まれている。しかし、非ヘム鉄は吸収率が低くなっている。ビタミンCやタンパク質、アミノ酸などと組み合わせてとると吸収率も高まるので、工夫してみよう。
鉄にはヘム鉄と非ヘム鉄があり、動物性食品にはヘム鉄が、植物性食品には非ヘム鉄が多く含まれている。しかし、非ヘム鉄は吸収率が低くなっている。ビタミンCやタンパク質、アミノ酸などと組み合わせてとると吸収率も高まるので、工夫してみよう。
3. おかのりの栽培方法とポイント
栽培方法
おかのりの種まきは4〜10月。種は土に直線状の溝を作りそこに種をまく条まき、または、やや多めにバラまきして軽く土を被せてたっぷり水分を与えよう。
収穫は5〜11月になる。日が当たり、風通しのよい場所を好む性質がある。耐暑性、耐寒性があり、栽培しやすい特徴がある。
収穫は5〜11月になる。日が当たり、風通しのよい場所を好む性質がある。耐暑性、耐寒性があり、栽培しやすい特徴がある。
プランター栽培では、野菜用の培養土を使用しよう。畑栽培では、肥料を入れる2週間くらい前には石灰を加えて畑を耕そう。土が乾燥しないように適度な水やりを心がけ、湿り気のある土壌を作ることがポイントだ。
注意点
肥料が足りないと茎葉が固くなることがあるため、定期的に肥料を与える必要がある。月に1回程度を目安にしよう。逆に肥料をあたえ過ぎると害虫が付きやすくなるので気をつけよう。
収穫
草の丈が15cmくらい、葉の数が10枚くらいになったら食べごろ。葉が固くならないうちに収穫すると理想的だ。
4. おかのりは生食できる?いろいろな食べ方を紹介
おかのりは、下茹でをすることで、さまざまな料理に使うことができる。苦味やクセがなく食べやすい。また、ぬめりがあるのでスルッと飲み込みもしやすい。
茎の部分も食すが、根元に近い固い部分は除いてから食べるのがおすすめ。
茎の部分も食すが、根元に近い固い部分は除いてから食べるのがおすすめ。
おひたし、和え物
ほうれん草や小松菜などの葉物野菜と同じように、おかか和えやごま和えなどにも使用できる。
納豆、とろろ和え
独特のぬめりは、納豆やとろろなどのネバネバ食材と相性バツグン。一緒に組み合わせてみよう。
天ぷら
大葉の天ぷらを作るように、葉に天ぷら粉をつけて揚げても美味しい。炙ってごま油などにつけて食べるのもおすすめだ。
味噌汁、炒め物
おかのりは主張が少ない野菜なので、ほかの野菜とも味がなじみやすい。豆腐などと合わせて汁物にしてもよい。また、炒め物などのかさ増しにもおすすめ。
結論
おかのりは栽培もしやすく、自宅で育てることができる植物だ。また、ミネラルやビタミンなども含まれており、不足しがちな栄養素が摂れるのは嬉しいポイントだ。ぜひ、いろいろなメニューに取り入れて活用してみてはどうだろうか。
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