目次
1. 生パン粉と乾燥パン粉の賞味期限

パン粉は、生パン粉と乾燥パン粉では賞味期限が異なる。生パン粉は水分量が35%ほどのもので、乾燥パン粉は水分量が14%以下のものをいう。そんなパン粉の賞味期限を保存方法ごとに紹介する。
未開封のパン粉の賞味期限
未開封のパン粉の賞味期限は、生パン粉で1ヶ月ほど、乾燥パン粉で半年ほどになる。乾燥パン粉の方が保存性がいいのがわかるだろう。
開封後のパン粉の賞味期限
パン粉は開封してしまうと、未開封よりも賞味期限が短くなってしまう。開封した生パン粉は冷蔵庫で保存するようにしたい。また、乾燥パン粉の場合は、開封後に直射日光や湿気を防げば、常温でも1ヶ月ほど保存が可能だ。
冷蔵庫保存のパン粉の賞味期限
冷蔵庫でパン粉を保存した場合も、生パン粉の方が水分を含んでいる分、傷みやすい。できるだけ一度に使い切り、開封後も賞味期限に限らず早めに使い切りたい。
冷凍保存のパン粉の賞味期限
パン粉は、冷凍保存することで、品質が劣化するのであまり推奨されていない。とくに乾燥パン粉は冷凍すると湿気てしまうので注意しよう。
2. 賞味期限切れのパン粉はいつまで大丈夫?

うっかり賞味期限が切れてしまったパン粉はいつまで使うことができるのだろうか?開封前と開封後のパン粉の期限を見てみよう。
開封前のパン粉の場合
開封前のパン粉の場合は賞味期限が切れても、生パン粉で2~3週間ほど、乾燥パン粉で半年~1年ほど使用が可能だ。
開封後のパン粉の場合
開封後のパン粉は開封前よりも早く使い切る必要がある。賞味期限が切れてから生パン粉で1週間、乾燥パン粉で半年ほどで使い切るようにしよう。
3. パン粉が賞味期限切れかの見分け方

賞味期限が切れたパン粉が食べられるか見分けるには、いくつかのポイントがある。ポイントを覚えて、チェックしてから賞味期限切れのパン粉を使用してもらいたい。
カビが生えていないか
パン粉は、水分が多いとカビが生えやすくなる。白いパン粉が緑色や茶色に変色している場合はカビが発生しているので、使用を控えよう。
異臭がしないか
パン粉から異臭がしている場合は、腐っている可能性がある。酸っぱい臭いやゴムのような臭いがしたら要注意だ。いつもとは違う臭いがしたらパン粉の使用を中止しよう。
虫がいないか
パン粉は、小麦粉からできているので、開封後に虫がいることがある。パン粉の中に小さい虫がいる場合は、使用しないようにしよう。
湿気ていないか
パン粉は開封してしまうと、どうしても湿気てしまう。パン粉を手で触った時に湿気を感じたら、使うのを控えたい。湿気たパン粉は味が劣化しているので使っても美味しくないだろう。生パン粉の場合は、湿気ると粘り気が出て、乾燥パン粉の場合触った時の食感が違うので注意しよう。
4. パン粉の賞味期限を延ばす保存方法

パン粉を賞味期限よりも長く保存したい場合は、保存方法に注意する必要がある。賞味期限を延ばす方法をチェックしてみよう。
生パン粉の保存方法
生パン粉の場合は、乾燥パン粉とは違い水分量が高いので冷凍保存が可能だ。冷凍する場合は、小分けにして密閉する袋に入れると長く保存することができる。
乾燥パン粉の保存方法
乾燥パン粉の場合は、常温保存でも保存期間を延ばすことができる。密閉できる容器に入れ、使用済みのパン粉は一緒に入れないようにするのだ。使って余ったパン粉を戻してしまうと、湿気がほかのパン粉に移るので注意したい。
5. 賞味期限切れのパン粉の使い道

賞味期限が切れてしまったが、まだ使えるパン粉はできるだけ早く使い切りたい。そんな時は、野菜や魚などにパン粉とオリーブオイルをまぶしてパン粉焼きにするのがおすすめだ。表面はサクサクで中は柔らかく食感の違いが楽しめる一品が完成する。
結論
パン粉は、保存方法によって賞味期限が異なる。正しい保存方法を行えば、賞味期限が切れたパン粉も美味しく活用することができるのだ。生のパン粉は乾燥パン粉よりも水分量が多いので、その分賞味期限が短くなるので、使用期限や用途に合わせたパン粉を選んでもらいたい。