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赤なまこ

日本の食用ナマコの種類の味や値段の違い|毒がある種類に注意

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 佐々木倫美(ささきともみ)

鉛筆アイコン 2022年4月10日

ナマコは種類が多いが、食べられるナマコと毒を持つ危険なナマコが存在する。さらに食用のナマコも種類によって味や値段が異なるのだ。この記事では、ナマコの種類や味、値段などの違いや、ナマコ料理について紹介する。

  

1. 食べられるナマコの種類は「マナマコ」

ナマコ
ナマコはさまざまな種類が存在するが、実際に食べることができるナマコはマナマコという種類になる。そんなマナマコの中でもさらに種類があるので、それぞれのナマコの見分け方や特徴について紹介しよう。それぞれの違いを知れば、ナマコを食べた時の違いも分かるようになるだろう。

食用ナマコ「赤ナマコ」の特徴や味

赤ナマコは、赤みがかったナマコで特にナマコの腹の部分を見ると赤い色をしっかり確認することができる。赤ナマコは青ナマコよりも食感が硬いものが多く、口に入れた時に磯の香りが広がるのが特徴だ。赤ナマコは主に磯や岩礁に生息している。

食用ナマコ「黒ナマコ」の特徴や味

黒色をしているのが、黒ナマコだ。赤ナマコや青ナマコと比較してもその黒さがはっきりしている。黒ナマコは、赤ナマコよりは香りや味が劣るが、硬さがあるのが特徴だ。主に砂泥底に生息していることが多い。

食用ナマコ「青ナマコ」の特徴や味

青ナマコは、青みがかった色をしており、表面に突起と小さな斑点が見られるのが特徴だ。味や食感は赤ナマコよりも劣るが、磯の香りが楽しめる。

2. 毒を持つナマコの種類「ニセクロナマコ」

海きゅうり
ナマコの中でも毒を持つニセクロナマコには、毒があるので注意が必要だ。ニセクロナマコは背中の部分に細かい突起があり、身の中に毒を持っている。このホロチュリンという毒は、食用のナマコにも少量含まれているが、食べても害はない。しかしニセクロナマコの場合は、ホロチュリンの量が多いので、毒性が強いのだ。食用でないナマコは、食べてしまうと中毒を起こす危険があるので、注意してもらいたい。

3. ナマコの種類による値段の違い

大連ナマコ
食用のナマコは種類によって値段が違う。だいたい1kgあたり1000~2000円ほどで取引きされているが、その中でも黒ナマコが1番高く、その後に赤ナマコ、青ナマコとなる。黒ナマコは、磯の香りが広がり、食感がいいことから高値で取引されているのだ。同じ食用のナマコでも色によって食感や味の違いで価格も異なるので、それぞれのナマコの違いを比較してみるのもいいだろう。

4. 日本のナマコの種類は200種

ナマコ
世界には、1500種ほどのナマコが生息しており、その中の200種ほどが日本に生息している。そんなナマコを北海道に生息しているナマコと沖縄に生息しているナマコの種類に分けて紹介する。

北海道のナマコの種類

北海道では、青ナマコや赤ナマコが多く生息している。ほかにも水揚げ量が少ないが、北海道にはキンコやマナマコというナマコも生息している。

沖縄のナマコの種類

沖縄では、食用ナマコの中でも高級だといわれる黒ナマコが生息している。ほかにもオオクリイロナマコやジャノメナマコ、フジスジナマコなどが生息しているのだ。沖縄は海水温が高く、生息しているナマコの種類も多い。

5. ナマコ料理の種類

なまこ酢
ナマコはさまざまな料理に活用されている。一般的なのが、ナマコ酢でナマコを酢で和えたものだ。ほかにもナマコをそのまま刺身として食べたり、中華料理に活用されることがある。中華料理で使うナマコは、乾燥したものを戻して使うことが多く、柔らかくモチモチとした食感とツルツルした舌ざわりが特徴だ。また、ナマコの内臓を塩漬けにしたこのわたは、日本の三大珍味として人気があり、独特な味と食感で酒の肴としても親しまれている。ナマコは磯の香りと食感を楽しむものなので、いろいろな料理のアクセントとして活用されているのだ。

結論

ナマコはさまざまな種類があるが、食用と食用ではなく毒を持っている種類もあるので、注意が必要だ。ナマコは種類によって味や食感も違い、価格も異なる。ナマコは磯の香りと独特な食感が特徴なので、ぜひ刺身やナマコ酢で味わってみてもらいたい。
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  • 更新日:

    2022年4月10日

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