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緑のバナナ

青いバナナの食べ方と追熟方法!毒性はある?おすすめレシピも紹介!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 佐々木倫美(ささきともみ)

鉛筆アイコン 2022年4月 6日

日本でもよく食べられている果物、バナナ。バナナといえば黄色だが、緑色のものも売られているのを知っているだろうか。熟す前の青いバナナは食べられるのだろうかと思った方もいるだろう。ここでは、青いバナナについて紹介していく。黄色いバナナとの違いについても紹介していくので、青いバナナが気になる方はぜひ読んでみてほしい。

  

1. 青いバナナは食べられるのか?毒性の有無も解説

緑と黄色のバナナ
まずは熟す前の青いバナナが食べられるか解説していこう。

食べられるが渋い

日本では黄色いバナナを食べるのが一般的であり、スーパーなどでは主に黄色いバナナが売られている。黄色いバナナは食べごろに熟した状態のもので、購入後すぐに美味しく食べられる。一方、青いバナナは熟す前の状態。日本で売られているバナナは未熟な青いバナナのまま輸入され、追熟して黄色くなってから販売している。青いバナナもそのまま食べられるが、未熟であるためとても硬くかなり渋い。自宅でも追熟する方法やアレンジレシピなどの食べ方も紹介するので参考にしてみるとよいだろう。

ただし毒性はない

熟す前なので、毒性があるのではと心配する方もいるだろうが、青いバナナに毒性はない。青いままのバナナには、黄色いバナナとは違う栄養成分が入っているので、気になる方は食べてみる価値があるだろう。

栄養面でのメリットは?便秘解消に効く

青いバナナは栄養豊富といわれており、とくに「レジスタントスターチ」というでんぷん質が豊富だ。このレジスタントスターチは体内で消化されにくいでんぷん質で、小腸などで消化・吸収されずに大腸まで届く。体内で消化されにくいので血糖値が上がりにくく、インスリンの分泌を抑えられるのだ。さらにレジスタントスターチは腸内でビフィズス菌や乳酸菌のような菌の増殖を促すので、腸内環境を整えてくれる。便秘解消にも効果が期待できるのだ。(※1)

2. 青いバナナは「追熟」で甘くなる

緑のバナナ
青いバナナは食べられないわけではないが、渋くて硬い。青いバナナを購入したものの、やはり甘くて軟らかいバナナが食べたくなることもあるだろう。そのようなときは、追熟してみよう。青いバナナの保存方法のひとつとして知っておくと役立ちそうだ。

追熟すれば甘くなる

自宅でも簡単に青いバナナを追熟させて、黄色いバナナにすることができる。時間をかけて追熟させることで、果実が柔らかくなり甘くなる。一方、バナナの中には追熟させても青いままのバナナもある。「アイスクリームブルーバナナ」という品種で、青いままでももっちりしていて濃厚な甘さをもっているのだ。このバナナ以外の青いバナナは追熟に適した環境で、完熟した状態に近づけていくと食べやすくなるだろう。

保存方法や追熟期間の目安は?

追熟させるには、20℃以上の気温が必要だ。暑い季節には、青いバナナを袋から出して追熟させよう。約3日で追熟できるだろう。机などにじかに置くとバナナの重みで傷んでしまうことがあるので、バナナスタンドを使うとよい。暑くて熟成するスピードが速いときは、冷蔵庫の野菜室に入れる。寒い季節には、青いバナナを袋に入れたまま追熟させよう。目安は6日くらいだが、追熟がなかなか進まないときはりんごなどのエチレンガスを発生するものと一緒に袋に入れておくとよい。

食べごろはどう判断する?

黄色くなり、皮の表面に茶色のシュガースポットが出てきたら完熟のサインだ。シュガースポットが出た後は腐りやすいので、完熟のサインが出たら早めに食べよう。前述では追熟の目安の日数を紹介したが、青いバナナを購入したときの熟成度にもよるので、皮の色をよく見て判断してほしい。

3. 青いバナナの食べ方は?おすすめレシピ3選

青いバナナ
青いバナナはそのまま食べると渋くて硬いが、加熱するとじゃがいものようなほくほくとした食感になり、甘みが出てくる。栄養豊富な青いバナナの食べ方のひとつとして、アレンジレシピを紹介する。気になる方はチャレンジしてみてほしい。

マヨネーズサラダ

青いバナナをじゃがいもの代わりに使い、ポテトサラダのように仕上げてみるのもよいだろう。電子レンジで柔らかくした青いバナナをほかの野菜などと一緒にマヨネーズと和え、塩こしょうで味を調えて完成だ。

ベーコン巻き

ヨーロッパの料理のように、ベーコン巻きにアレンジするのもよいだろう。カットした青いバナナにベーコンを巻きつけ、フライパンにオリーブオイルと一緒に入れて蒸し焼きにする。塩こしょうで味をつけたら完成だ。ベーコンに焦げ目がつくくらい焼くと美味しいだろう。

ポタージュスープ

バターと薄切りにした玉ねぎを炒めて、同じく薄切りにした青いバナナとコンソメ、水を入れて煮込もう。火が通ったらミキサーなどにかけてポータジュ状にし、もう一度鍋に戻して牛乳でのばす。味を調えるのに塩こしょうを加えてもよい。仕上げにクルトンやパセリを乗せて完成。

4. 青いバナナを見かけたらぜひ食べてみよう

青と黄色のバナナ
青いバナナは、日本にある海外製品を扱うスーパーなどで販売されていることが多い。そのまま食べると固くて渋いが、黄色いバナナにはないレジスタントスターチという栄養成分があるのは魅力的だ。アレンジすると美味しくいただけるので、青いバナナを見つけたら一度買って食べてみてほしいものだ。

結論

青いバナナとは黄色く熟す前の状態のバナナであり、毒性はないのでそのまま食べられる。しかし、硬くて渋いのでそのまま食べるより、調理したり、追熟させたりして食べるとよいだろう。青いバナナは栄養豊富で、身体にもよい影響を与えるのだ。青いバナナを見かけたら、買って食べてみる価値はあるだろう。
(参考文献)
  • ※1独立行政法人農畜産業振興機構 レジスタントスターチを豊富に含むハイアミロースコーンスターチ分解物の機能と食品への利用|農畜産業振興機構
    https://www.alic.go.jp/joho-d/joho08_000316.html
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  • 更新日:

    2022年4月 6日

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