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ダツ

ダツの食べ方は何が一番?特徴の青い骨や捌き方のコツを紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

鉛筆アイコン 2022年4月17日

スーパーや鮮魚店で見かけることは少ないながら、SNSで話題に登っている魚がいる。それがダツだ。話題に登った理由は、映える青い骨をもっているから。しかも、そのほかにも面白い特徴があるらしい。今回はそんなダツの青い骨、そしてどんな魚かについてリサーチしていきたい。

  

1. ダツについて

ダツの頭
話題を集めているダツだが、その姿を実際に見たことがある人は少ないのではないだろうか。ここではそんなダツの特徴や旬を解説していこう。

特徴と旬の時期

ダツはスメグマモルフ系ボラ亜系ダツ目ダツ科ダツ属の魚である。長く鋭いくちばしが特徴的で、1mを超えるものもある。サヨリと似ていると言われているが、サヨリは40cm程度なので、大きさがまず異なる。また、ダツに歯があるのに対して、サヨリは歯がない。旬の時期は冬から初夏にかけてだ。
ダツが話題を集めたのは、映える青い骨を有しているから。これはダツがもつビリベルジンという色素に起因するものだとされている。すべてのダツが青い骨を持つわけではないが、青い骨を持つものが多い。この色素は秋刀魚やマグロも有しているそうだ。
またダツは、漁師たちに恐れられる存在でもある。というのもダツの最高速度は時速60キロと、ものすごいスピードを出す力を持っているのだ。さらにダツは光に反応し突進するので、夜間の漁でその鋭いくちばしが人の目や体に刺さる危険性があるのだ。実際に事故も起きているそうだ。

2. ダツを捌く方法

ダツ
ダツをスーパーや一般的な魚屋でみることはほとんどない。すなわち捌くチャンスは、釣りをするか、漁師から直送してもらう以外にはない。そんなチャンスが訪れたときに慌てず捌けるよう、その方法をチェックしていこう。

捌き方のコツ

ダツの捌き方は、一般的な魚と同じだ。
鱗を取る→頭を落とす→洗って内臓を取る→3枚おろしにする→皮を引く
ダツは前述の通り、長く鋭いくちばしを持っているので、怪我をしないよう注意しながら捌こう。さらにくちばしは捨てるときにも注意が必要だ。

3. ダツを美味しく食べられる調理法

白身魚のフライ
ダツは淡白な味わいで、さまざまな料理にすることができる。ここではどんな料理が向いているかについてご紹介していこう。

主な料理

ダツは基本的にどんな料理にも合う。ただ、脂のノリが多くはないので、塩焼きは少々物足りない味わいになりがちだ。また小骨が多いので、食べにくい点でもおすすめしない。
  • 刺身
  • フライや天ぷら
  • 煮付け
この辺りがおすすめだ。とくにフライや天ぷらは、子どもにも好まれる味わいだ。

注意すべきポイント

ダツに限ったことではないが、魚にはアニサキスが寄生していることがある。アニサキスは寄生虫の一種で、寄生している魚が死ぬと内臓から筋肉に移動するという。アニサキスが寄生している魚を生で食べるとアニサキスが人間の体内に入り、胃や腸の壁を刺入して、激痛が走る。これがアニサキスによる食中毒である。
アニサキスによる食中毒を避けるには、鮮度のいい魚を選ぶこと。さらに目でしっかりとアニサキスがいないか確認をすること。より安全性を高めたい場合は、-20℃で24時間以上冷凍するか、中心部が70℃以上になるようしっかりと加熱するといい。塩漬けや醤油、酢などでは、アニサキスは死滅しないので注意したい。(※1)

結論

ダツは青い骨をもち、ものすごいスピードで泳ぐ特異な魚である。その鋭いくちばしは、人を傷つける危険性もあるので注意が必要だ。クセのない味わいなので、もし手に入った場合は天ぷらやフライ、煮魚にして食べるのがおすすめだ。アニサキスがいる可能性もあるので、しっかりと処理をしていただきたい。
(参考文献)
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  • 更新日:

    2022年4月17日

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