目次
1. たけのこキャベツはどんな野菜?

たけのこキャベツは、その見た目からその名がつけられた。品種としてはみさき甘藍やとんがりぼうしなどがある。ここではたけのこキャベツがどんな野菜なのかを詳しく解説していこう。
特徴と味について
まるでたけのこのような尖ったフォルムが特徴的なキャベツ。一般のスーパーでは見かけることはまだ少ないが、産直のスーパーやオンラインサイトでは目にすることが増えてきた品種である。
普通のキャベツに比べると小ぶりで、持ったときも軽め。これは葉っぱの巻きがふんわりとしているためである。葉は肉厚でありながら、非常に柔らかく、味わいとしては甘みが強く、春キャベツに近い。このため、産地では生食をすすめられることも多い。一般的にキャベツの外葉は硬く、繊維質であるため、捨ててしまうという人もいるようだが、このたけのこキャベツは外葉も柔らかなので、余すことなく食べることができる。
2. たけのこキャベツの旬の時期

たけのこキャベツは、小ぶりで甘く柔らかな品種である。ここではその旬の時期について解説をしていこう。
旬の時期と主な産地
流通しているものは、5~6月初夏に旬をむかえるものが多い。収穫が一般的なキャベツより早いため、温暖な地域では春と秋の2回種付けをすることも多いようだ。全国で広く生産されているため、主な産地とまではいえないが、群馬県や兵庫県のものは比較的、広く流通しているようである。小さめで収穫が早いことから、家庭菜園向きともいわれている。
3. たけのこキャベツの食べ方

前述の通り、たけのこキャベツは生食に向いている品種である。このことを踏まえつつ、おすすめの食べ方について解説をしていこう。
美味しい食べ方
生で食べる
最大のおすすめは、生でサラダや浅漬けにして食べる方法。シャキシャキとした食感とみずみずしいたけのこキャベツの特徴を存分に堪能することができる。旬の時期のたけのこキャベツはざく切りにして塩もみをして、レモンとオリーブオイル、黒胡椒をかけるだけでもご馳走になる。そのほかコールスローや千切りサラダ、シーザーサラダ、和風サラダなど、どんなサラダとも相性がいい。
火を通して食べる
生がおすすめとお伝えしたが、火を通すと甘みがぐっと増す。量が減るので、4人家族であれば1玉のキャベツを簡単に食べることができそうだ。おすすめは、ポトフやスープ。とても柔らかいので、たっぷりと大きめにカットして食べると食べごたえもあっていい。肉類やベーコンなどとの相性もいい。
炒めて食べる
たけのこキャベツはさっと炒めて食べるのもおすすめだ。にんにくと唐辛子を炒めて香りを出したところに、キャベツを投入してペペロンチーノにすると、ごはんにはもちろん、お酒のアテにもなる。パスタと合わせてもいいだろう。そのほか、シンプルな野菜炒め、回鍋肉などにも向いている。炒める場合はたけのこキャベツを手でちぎると断面が増えて、味が絡みやすい。
結論
たけのこキャベツは、たけのこのようなフォルムのキャベツである。普通のキャベツに比べて大きさは小ぶりで、食感も非常に柔らかく食べやすい。キャベツ1玉は食べきれない...そんなご家庭にもぴったりといえそうだ。見かけたら、ぜひ食べてその美味しさを体感してほしい。