目次
- 1. かぼちゃが腐るとどうなる?
- 2. かぼちゃが腐るか腐ってないかの見分け方
- 3. かぼちゃは一部が腐るだけなら食べても大丈夫?
- 4. かぼちゃを長持ちさせる保存方法
- 5. ハロウィンかぼちゃが腐る原因と対処法
- 6. かぼちゃ栽培で収穫前に腐る原因と対処法
- ※1 和歌山県
- ウリ科野菜・果物の苦味が強すぎると感じたら | 和歌山県 https://www.pref.wakayama.lg.jp/
1. かぼちゃが腐るとどうなる?

かぼちゃは腐るとどのようになるのだろうか?気になる見た目や臭いなどの特徴や腐る原因を紹介しよう。
腐ったかぼちゃの特徴
腐ったかぼちゃは切った際の見た目が濃い色に変色し、白や緑色のカビが発生していることがある。さらに中のわたの部分がドロッとしているのが特徴だ。さらに、酸っぱいようなにおいがしたり、カビのようなにおいがしたら、腐っている証拠になる。また、触ったときも柔らかくなっていたり、ぬめりを感じたりするだろう。
かぼちゃが腐る原因
かぼちゃが腐る原因として考えられるのが、外側の皮の傷から雑菌が侵入したことや、高温で保存したことなどが挙げられる。かぼちゃは日焼けしたり、暑い場所で保存したりしてしまうと、腐ってしまうのだ。さらにカットしたかぼちゃは、種やわたを取り除いておかないと、腐る原因になる。
2. かぼちゃが腐るか腐ってないかの見分け方

かぼちゃが腐っているかは、どのような場所をチェックしたらよいだろうか?気になる見分け方を見てみよう。
かぼちゃの表面が白い
カットしたかぼちゃの表面が白くなっているのは、白カビの可能性がある。特にふわふわしたワタのようなものがついている場合は、食べるのを止めておこう。しかし白い固まりのようになっている場合は、かぼちゃの糖質やでんぷんが結晶化しただけで、取り除くことで食べられることもある。
かぼちゃが柔らかくなる
触ったときに柔らかいかぼちゃは、腐っている。必要以上に柔らかいかぼちゃは調理するのを止めるのがおすすめだ。しかしカットした際に、わたの部分が柔らかいのは、かぼちゃが完熟している状態なので、美味しく味わうことができる。
皮の一部の色が違う
かぼちゃは、通常緑色をしているが一部だけ黄色くなっている場合がある。この黄色くなっているのは腐っているのではなく、一部だけ日当たりが悪かったのが原因なので、食べても問題ない。
かぼちゃが苦い
かぼちゃは甘みがある野菜だが、食べたときに苦味がある場合は食べるのを中止しよう。これは、かぼちゃに含まれるククルビタシンという毒が原因なのだ。これらを食べてしまうと腹痛や食中毒を起こしてしまうので注意しよう。(※1)
3. かぼちゃは一部が腐るだけなら食べても大丈夫?

かぼちゃのわたや種などの一部がぬるぬるしている場合は、取り除いて食べることができる。その際は、わたや種の周辺を多めに取り除きましょう。しかし外側やヘタの部分が腐っている場合は、かぼちゃの奥まで腐っていることが多いので、調理するのを止めるのがおすすめだ。
4. かぼちゃを長持ちさせる保存方法

かぼちゃはどのようにしたら長持ちさせることができるのだろうか?丸ごとのかぼちゃとカットしたかぼちゃの保存方法をそれぞれ紹介しよう。
丸ごとかぼちゃの保存方法
丸ごとのかぼちゃは、高温多湿や直射日光を避ければ、常温で数か月から半年ほど保存が可能だ。気温が高い時期は、かぼちゃを新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室に入れるといいだろう。
カットかぼちゃの保存方法
カットしたかぼちゃは、冷蔵庫の野菜室で4?7日ほど保存が可能だ。その際も、種やわたは取り除き、水分を拭き取ってからラップで包んで冷蔵庫で保存しよう。
5. ハロウィンかぼちゃが腐る原因と対処法

ハロウィンの季節になると、かぼちゃでランタンやおばけなどの観賞用かぼちゃを楽しむ人も多い。そんなときもかぼちゃが腐らないか心配だ。ハロウィンのかぼちゃを腐らないようにするには、できるだけ内側をキレイに取り除くのがいいだろう。さらに中身を取り除いたかぼちゃを漂白剤で洗い、細菌を減少させておくのがおすすめだ。さらに乾燥させてからワセリンを塗っておくと、長期間観賞用かぼちゃを楽しめる。
6. かぼちゃ栽培で収穫前に腐る原因と対処法

かぼちゃは家庭菜園でも人気の野菜だ。かぼちゃ栽培で収穫前に腐る原因として、湿気が挙げられる。かぼちゃが地面に面している状態だとその部分が湿気で腐ってしまうのだ。それを防ぐために、地面に敷きわらを敷いておくとかぼちゃが直接地面に接することがなくなるので、湿気からかぼちゃを守ることができる。
結論
かぼちゃは、長持ちするイメージがあり腐っているのになかなか気が付かないことが多い。しかし腐っているかぼちゃの見分け方を覚えておくことで、美味しいかぼちゃを味わうことができる。正しい保存方法を行って、新鮮でホクホクとした甘いかぼちゃを楽しんでもらいたい。
(参考文献)