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白ねぎ

【長ネギのおすすめ保存方法】冷蔵冷凍だけでなく常温でも長持ち!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 岩切千晃(いわきりちあき)

鉛筆アイコン 2022年5月15日

さまざまな料理に使える、万能な野菜ともいえる長ネギ。スーパーなどで年中並んでおり、気軽に買える野菜でもある。汁物や麺類の薬味として使うと、加熱すると甘みが増すので焼いたり煮たりして食べることもできる。便利な野菜ではあるが、食べきる前に傷んでしまうという人もいるのではないだろうか。ここでは長ネギのおすすめの保存方法を紹介する。長ネギを美味しく食べきるために、知っておくといいだろう。

  

1. 長ネギの長期保存方法・冷蔵の3つのコツ

白ねぎ
まずは、冷蔵での長ネギの保存方法を紹介していこう。

長持ちのコツ1:適度な湿度を保つ

長ネギの白い部分は、栽培されているときは土の中に埋まっている。そのため、白い部分は乾燥に弱く、水分が抜けやすいのだ。保存するときは適度な湿度を保ちながら保存するのがポイント。長ネギを3等分に切ってから、ぬらしたキッチンペーパーなどで包んで、ジッパー付きの保存袋に空気を抜くようにして入れよう。

長持ちのコツ2:根っこは切る

長ネギを保存するときは、3等分にする前に根っこの部分は切り落としたほうがいい。根っこには土の雑菌などがついているため、そこから傷みやすくなってしまう。また、根元には成長点があるので、根元付近から切り落とすことで栄養や水分の消費が止まり、長持ちしやすくなるのだ。長ネギの根元は切断してから保存しよう。

長持ちのコツ3:立てて保存する

長ネギに限らず、野菜は栽培されていたときと同じ状態で保存すると長持ちする。収穫後も野菜は生きているので、同じ状態にしてやることで成長するための栄養を送り続けるのだ。長ネギは土から縦にまっすぐ伸びているので、立てて保存するといいだろう。縦に伸びていた長ネギを横向きに保存すると、縦に伸びようとエネルギーを使ってしまうため、糖分や水分が余分に消費されてしまうのだ。鮮度や美味しさをキープするためにも、余計なエネルギーを使わせない保存方法にしよう。

長ネギの冷蔵保存方法

上記を踏まえて、冷蔵での保存方法の手順は以下のようにするといいだろう。
  • 長ネギを水で洗い、水分を拭き取る
  • 根元を切り落とす
  • 白い部分と緑の部分の境目で切り、白い部分はもう半分に切る
  • 白い部分の根っこに近いほうは、湿った状態のキッチンペーパーで包む
  • 残りの2つは、軽く湿らせたキッチンペーパーで包む
  • 緑の部分は早く傷むので白い部分とは別々にして、それぞれを保存袋に入れる
  • 冷蔵庫の野菜室に立てて入れる
また、長ネギを包んでいるキッチンペーパーは、週に1回は取り換えるようにしよう。

長ネギの保存期間

前述のような長ネギの冷蔵保存方法であれば、保存期間は白い部分が約3週間、緑の部分が約2週間程度だ。これはあくまでも目安であり、白い部分に黄ばみが出たり、柔らかくなっていたりしたら要注意。黄ばみがある場合は、雑菌が増えて腐り始めていると考えられるので食べないようにしてほしい。正しい保存方法を実践して、美味しいうちに食べきろう。

2. 水につけるだけで簡単!長ネギの冷蔵保存方法

ネギ
前述では適度な湿度を保つために、キッチンペーパーを湿らせて包む保存方法を紹介したが、長ネギを水につける保存方法もある。長ネギは切っても水分を吸い上げるので、水につけて保存できるのだ。保存容器や保存袋に入る大きさに長ネギを切り、切り口が1~2cm程度つかるように入れるだけ。保存容器のふたや保存袋の口はしっかり閉めて、冷蔵庫で保存する。腐りやすいので、水は3日に1回は替えるようにしよう。この保存方法なら3週間ほど保存可能だ。

3. 長ネギの冷凍保存方法・切らずに保存する場合

ネギ
長ネギは冷凍での保存も可能だ。ここでは、長ネギを細かく切らない保存方法を紹介する。 長ネギは切って空気に触れると香りのもととなる成分が発生するが、長時間空気に触れていると成分が飛んでしまうのだ(※1)また、料理するときに用途に合わせて切れるのも、この保存方法のメリットといえるだろう。

長ネギの冷凍方法

細かく切らずに冷凍する保存方法の手順を紹介するので参考にしてほしい。
  • 長ネギを水で洗い、水分を取る
  • 根元を切り落とす
  • 3等分に切る
  • それぞれをラップで包む
  • 1つの保存袋にまとめて入れ、空気を抜いて口を閉じる
  • アルミ製のバットに長ネギを入れた保存袋を置く
  • 保存袋の上に凍らせた保冷剤を置き、バットと保冷剤で保存袋を挟むようにする。アルミは冷気が伝わりやすいので、急速冷凍ができるのだ。

冷凍長ネギの使い方

冷凍した長ネギは、解凍すると水分も旨みも逃げてしまうので、凍った状態のまま加熱調理するとよい。凍ったままでもサクッと包丁が入るので、料理に合わせた切り方にしてみよう。ぶつ切りにしてそのまま鍋や煮物に入れたり、豚肉などの薄切りの肉を巻いて焼いたりするのもいいだろう。緑の部分は冷凍することで食感がよくなり食べやすくなるので、小口切りにしてみそ汁や麺類などの薬味にしてみるのもひとつの食べかただ。

4. 長ネギの冷凍保存方法・切って保存する場合

長ネギ
長ネギは小口切りや斜め切りにしてから冷凍することもできる。この保存方法は冷凍庫から出してそのまま料理に使えるのでとても便利だ。薬味として使う場合は、小分けにして冷凍しておくといいだろう。

長ネギの冷凍方法

  • 長ネギを水で洗い、水分を拭き取る
  • 小口切りや斜め切りなど、使いやすい大きさに切る
  • 使いやすい分量に分けて、ラップで包む
  • 保存袋に入れ、空気を抜いて口を閉じる
  • 保存袋を冷凍庫に入れて保存する
刻まずに冷凍するときと同様に、冷凍するときは金属製のバットなどを使うと急速冷凍でき、風味が落ちにくくなる。
また、小分けにしてラップに包まずに、カットした長ネギをそのまま袋に入れる保存方法もある。
  • 長ネギを水で洗い、水分を拭き取る
  • 小口切りや斜め切りなど、使いやすい大きさに切る
  • 切った長ネギを保存袋に入れる
  • 保存袋を冷凍庫に1時間程度入れる
  • 冷凍庫から取り出して、長ネギをバラバラにする
  • また冷凍庫に入れて同じ作業を2回ほど繰り返す
上記の方法なら、切った長ネギをバラバラの状態で冷凍できるので試してみるといいだろう。

冷凍長ネギの使い方

刻んでから冷凍した保存方法の場合も、解凍せずに凍ったまま料理に使おう。解凍すると旨みと一緒に水分も出て、食感も悪くなってしまうからだ。そして、冷凍したら加熱してから食べるようにしよう。

5. 長ネギの保存方法・常温の場合

ネギ
長ネギの冷蔵庫、冷凍庫での保存方法を紹介してきたが、常温でも保存可能だ。常温での保存方法でも気をつけなければならないポイントがいくつかあるので紹介していこう。

新聞紙で包んで冷暗所で保存する

長ネギは購入したとき、ビニール袋に入っていることがある。湿気が溜まり腐敗しやすくなるので、購入後はこのビニール袋から出しておこう。長ネギを1本ずつ新聞紙で包み、立てた状態にして冷暗所に置けば、常温で保存可能だ。常温での保存期間は1週間程度。ただし、夏場は気温も湿度も高いので常温で保存せず、冷蔵または冷凍での保存方法にしよう。

根付き長ネギの保存方法は土に埋めるのがおすすめ

根付きの長ネギも常温保存が可能だ。前述のように新聞紙に包んで、冷暗所に置いておこう。また、根が付いているものであれば、土に埋めて保存できる。長ネギの白い部分を土に埋めるだけでOK。土の中で成長を続けるので鮮度が落ちないのだ。冬場におすすめの保存方法であり、害虫などに気をつければ3ヶ月程度保存できる。

6. 長ネギの保存方法・干す場合

ネギ
長ネギは干して乾燥させる保存方法もある。長ネギの旨みや甘みが凝縮され、生とは違った食感も楽しめるのだ。長ネギを斜め切りや小口切りなどにして、できるだけ水気を取り除く。そのあとは、ざるや干物用のネットなどに乗せて、日が当たる風通しのよい場所で乾燥させよう。雨の日と夜間は室内に入れるようにしておくこと。晴れた日が続けば1週間くらいで完成だ。長ネギが重ならないように並べ、しっかり乾燥させることがポイント。この保存方法は水気が残っていると長持ちしなくなってしまうので気をつけてほしい。できあがったら、保存容器に乾燥剤と一緒にいれておくといいだろう。この保存方法なら約2~3ヶ月保存できる。

結論

長ネギにはさまざまな保存方法がある。用途や状態に合わせた保存方法を選べば、保存も長くできてさらに使いやすくなるだろう。もちろん買ってすぐに食べても美味しいが、保存方法次第では、さらに長ネギを美味しく食べられるのだ。どの保存方法も手軽にできるものばかりなので、ぜひ試してみてほしい。
(参考文献)
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  • 更新日:

    2022年5月15日

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