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水産物

小さいタコの名前や特徴は?イイダコの旬の時期や調理法を紹介

投稿者:ライター 徳田藍子(とくだあいこ)

監修者:管理栄養士 小林里穂(こばやしりほ)

鉛筆アイコン 2022年5月 8日

ひと口サイズのイイダコは、見た目のかわいらしさと食べやすさから人気がある。そんなイイダコとはどのようなタコなのだろうか?その特徴や旬、イイダコの下処理方法を紹介する。小さなタコを使ったおすすめの調理法も見てみよう。

  

1. 小さいタコの名前は?

シーフード
イイダコは、タコのなかでも比較的小ぶりなことで知られている。小ぶりなので、タコの形をそのまま料理に使うことができるのが特徴だ。そんなイイダコの特徴や旬を紹介する。

イイダコとは

イイダコは、胴体の中に卵がたっぷり詰まっているのが特徴で、その姿が飯粒がつまっているように見えることから、イイダコという名前が付けられた。イイダコを漢字で書くと「飯蛸」と書き、まさにイイダコの特徴を表しているのだ。また、イイダコはオスのほうが小ぶりで安いが、卵がたっぷり詰まった雌のイイダコは高級品としても知られている。イイダコはクセが少なく加熱しても固くなりにくいので、煮物やおでんなどに使われることが多い。

旬の時期や産地

イイダコの主な産地は、兵庫県や香川県、愛媛県、福岡県、有明海沿岸と多岐に渡る。イイダコの旬は1?3月で、この時期になるとメスのイイダコの卵が熟して美味しいといわれている。イイダコは産卵期になると、マダコよりも大きな卵を産卵するが、その数はマダコよりも少ない。

2. 小さいタコの下処理の仕方

水産物
小さいタコであるイイダコは食べる前に下処理を行う必要がある。下処理を行わずそのまま調理すると、せっかくのイイダコの美味しさが台無しになってしまう。イイダコに必要な下処理のやり方を紹介しよう。

捌き方と下茹での方法

イイダコやオスとメスでは下処理の方法が異なってくる。オスの場合は、胴部の部分を持って、墨袋と内臓を取り除くことが必要だ。小さな刃物を漏斗から入れ、接合されている部分を切る。そのあとは、スプーンの柄を使い胴体から内臓を押し出すのだ。このとき、胴部部分を裏返すようにすると、はがしやすくなる。
また、子持ちのメスの場合は、刃物を使わず指先だけで墨袋と内臓を取り除くようにしよう。このとき、卵が出てしまわないように、注意したい。また、オスもメスも墨袋と内臓を取り出したあとは、包丁で目を取り除き、くちばしを毛抜きで挟んで取り除く。目を取り除く際は、余り深くまで包丁を入れると胴が切れてしまうので、注意しよう。さらに下処理を行ったイイダコは、塩でぬめりを落としてから、下茹でをしてからさまざまな料理に使うのがおすすめだ。

3. 小さいタコを使った料理

レモンとローズマリーとプレートの赤ちゃんタコ
小さなタコであるイイダコは、さまざまな料理に活用できる。イイダコの下処理方法をマスターしたら、丸ごと一匹イイダコを使ったさまざまな料理に挑戦してもらいたい。イイダコを使ったおすすめの食べ方を紹介しよう。

主な料理

イイダコを使う定番の料理が煮物だ。特に卵が入ったメスのイイダコは煮物にすると美味しいと人気だ。甘辛い味付けで、ごはんが進む最高のおかずになる。ほかにも蛸飯やパスタの具材としてそのまま入れてみるのもいいだろう。小さなタコそのままの姿は、インパクトがある仕上がりになる。イイダコは和風だけではなく、トマトを使った洋風の味付けにもよく合うので、アレンジ次第でいろいろな料理に活用できるのだ。変わり種なのが、タコ焼きにイイダコを丸ごと入れることだ。タコ焼きにイイダコを丸ごと一匹入れるとイイダコが顔を出して、ボリュームのあるタコ焼きが完成する。

結論

小さなタコとして人気のイイダコは、見た目の可愛らしさだけではなく、メスの胴体に入った卵が魅力でもある。卵の入ったイイダコはプチプチとした食感と濃厚な味わいが楽しめ、高級品としても人気があるのだ。イイダコは小さいので、下処理には手間がかかるが丸ごと一匹料理に入れることで、インパクトのある仕上がりが楽しめる。
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  • 更新日:

    2022年5月 8日

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